僕と妻の詰子は老後のために株式投資をしている。
今ではそれが詰子の趣味となり、プロトレーダーのような振舞いで挑んでいる。
詰子がご機嫌に話してくる。

「日経平均が5万円に行きそうだよ」
「ホント?」
「うん、高市さんの影響がすごいね」
「詰子ちゃんが持ってる株も上がってる?」
「それがさ~、上がってない」
「ーーーー」

まぁ世の中、そんなものである。
アメリカ市場が気になったので聞いてみた。

「詰子ちゃん、アメリカはどう? アメリカも上がってる?」
「ピュ〜って右肩上がりだよ」
「アメリカはどうしてそんなに上がってるの?」
「ん~、知らん」
「ハハハハ」

あとがき

高市さん、やりますね〜。
というか石破さんダメダメでしたね。
岸田さんもだけど。

2025/10/21 13:19現在、日経平均は49,576.78円。
詰子の言うとおり、いい感じのようです。

アメリカ市場が堅調な理由は詰子も僕も分かりませんが、詰子を見ていて思うことは、詰子には相場を読む能力があるということ。
詰子曰く、匂うんだそうです。
匂いだけで勝負できる能力が僕にも欲しい。

今日、首相指名選挙が行われます。
初の女性総理になるであろう高市さん。(これを書いているときにはまだなっていない)
今後の活躍に期待したいですね。
 

 

今日も無事に一日が終わり、妻の詰子と晩ごはんを食べ終えたところだ。
突然、詰子が大きなため息をつく。

「はぁ〜」
「どうしたの?」
「食べ過ぎた」
「ーーーー。寝れば治るんじゃない」
「ハハハハ」

詰子が大声で笑うが、何がそんなにおかしいのか分からない。

「何がそんなにおかしい? また、適当な事を言っとるな〜、ってこと?」
「違う。私を雑に扱うのをやめてほしい、ってこと」
「ーーーー」  

あとがき

詰子はリベルサスという薬を飲んでいて、その影響で食事量のコントロールが難しいようです。
ついつい食べ過ぎちゃうんですよね。
食べ終えてから少し遅れて満腹感がやってくるから厄介なところ。

さて、詰子はエニアグラムで言うところの「特別な存在でいたい人」で、大切に扱われることを望んでおり、お姫さまのように優しく愛されることを心から願っています。
僕はそのことを深く理解しているつもりなのですが、僕の言動がお気に召さなかったようです。
つまり、お姫様の様に扱って欲しいと知ってるくせに、未だに出来ない、やろうとしない事に呆れて笑っていたのです。

ん~、詰子と出会って30年ほどですが、未だにできませんね。
そしていつも怒られます。

エニアグラムについてはこちら。
https://otsuto205.com/2024/03/25/84/

ちなみに僕は「知識を得て観察する人」。
知識は最大の武器だと考える性格。
得た全ての知識を使って何が起こっても対応できるように準備するのですが、詰子に関しては全くできてないようです。

興味があれば皆さんも参考にしてください。

 

妻の詰子とスーパーマーケットにやってきた。
いつものように詰子がカートを押しながら、ふたりで並んで進んでいくと、陳列棚の切れ目に差しかかった。
次の島へ進むか、それとも左に曲がるか。
そこで僕たちの動きがすれ違った。
詰子は右側からふいに左へと身を翻し、僕はそのまま前へ進もうとした。
次の瞬間、カートが僕にぶつかってきた。
つい、大声が出る。

「わぁ~っ」
「もう~、オツトくん、ぶつかってこないで」
「いやいや、ぶつかってきたのは詰子ちゃんじゃん」
「はぁ~、言っとることが爺さんだもん」
「ジイサン? なんでそうなるの?」
 

あとがき

どこからジイサンが出てきたのでしょうか?
人のせいにして意味もなく文句を言ってくる、ということをジイサンと言ったのかな。
とりあえず、ぶつかったのは僕ということで話は落ち着きました。

さて、この日スーパーに入店したのは19:30ごろ。
この時間帯になると生鮮食品に値引きシールが貼られます。
売り切るためですね。

これが結構面白くて、つい10分前まで適正な価格だったものが30%引きや半額になり、そこに人が群がります。
売れ残りなので、たいした物は残っていないんですけどね。
でも、なぜか得した気分になるから不思議。

まだまだ、詰子と一緒にこの先の人生を楽しめそうです。

 

僕は胃腸が弱い。
暴飲暴食をすると必ず胃が痛くなり下痢を起こす。
にもかかわらず、外食をすると調子をこいて食べて過ぎてしまい、胃薬を飲むことになる。
妻の詰子はそんな僕を見て呆れて笑う。

先日、詰子に誘われてピザの食べ放題に行った。
詰子のお気に入りの店だ。
平日とあって空いており、焼きたてピザを貸し切り店のごとく満喫できる。

案の定、食べすぎた。
夜になっても空腹になることはなく、もたれている。
痛みこそないが、胃が悲鳴をあげているようだ。 
翌日、詰子に報告する。

「昨日さ、ピザ、すごい食べたじゃん」
「うん」
「胃がやられそうだなと思って……」
「それで?」
「早めに胃薬を飲んだよ」
「ハハハハ」

あとがき

呆れられる前に胃薬を飲んだら、呆れられました。
ん!?
この日本語って合ってるか?
まぁいいか。

行ったお店はイオンモール新瑞橋の中にあるイタリアンレストラン「ラ・スイートパスタ」。
運営している株式会社マリノは名古屋に本社があります。

15時くらいだったこともあり、ほぼ貸し切り状態。
どれもこれも焼きたて、作り立てで、美味しかったです。
そして、予定通り食べ過ぎました。
あいかわらず何回も同じ間違いをしてしまいます。

 



また行きたいと思います。

 

妻の詰子には持病があり、1ヶ月ごとに血液検査のため診察を受けいる。

「詰子ちゃん、検査はどうだった?」
「カリウムがすごい少なくなってて、その値が低いと不整脈が出やすいんだって。利尿剤と一緒に出ちゃってるから調整する薬を増やすんだって」
「そうなんだ。他の数字はどう?」
「あとはだいたい横這いだから問題なし」

最近の詰子は寝不足が続いていて、昼と夜が逆転している日が多くなっている。

「詰子ちゃん、昼と夜が逆転してますって先生に言った?」
「うん」
「そしたら?」
「逆転するといろんな問題が出てくるから戻してくださいって言ってた」
「そりゃ~、そうだわな」
 

あとがき

今月も検査結果は大丈夫のようで一安心です。

どこかで「動の疲れは静で治し、静の疲れは動で治す」と聞きました。
デスクワーク疲れ、肩こり、寝てるのにだるい…などの静の疲れは運動して治し、筋肉疲労などの動の疲れは体を休めるということのようです。
そう言われると確かに納得ですね。

さて、診察を終えた詰子は相変わらず眠そうにしていたので、すぐに帰宅して寝るかと聞いたところ、魚魚丸(回転すし)に行くと言いました。
全く問題なさそうです。