冷蔵庫の中の玉ねぎから芽が出てきた。
調べると水耕で手軽に栽培できるようなので育ててみようと思う。
妻の詰子に報告する。

「詰子ちゃん、玉ねぎの芽がどんどん育ってるよ」
「ホントだ」
「ある程度伸びたら薬味で食べることにするよ」

順調に育っている。
あまりにも順調なので、多めに水をやっておけば大丈夫だろうと考えて、一週間ほど放っておいた。
詰子がその玉ねぎの異変に気付いて言ってくる。

「オツトくん、玉ねぎがふにゃふにゃになってるよ」
「え~っ、マジで!? はぁ~、この玉ねぎ、もうダメかな~?」
 

あとがき


芽が出てきた


ふにゃふにゃになった


1か月ほどでここまで伸びました。
水耕栽培って水だけで育つから不思議です。
「水だけで育つらしい」→「じゃあ、水多めにして放置でOKでしょ」という考え方が安易すぎましたね。

日光にも当てず、肥料も与えず、リビングで育てていたのでそれが原因かな。
やはり、放ったらかしがダメということですね。

それから数日後、詰子も触発されたのか、似たようなことを言いだしました。
小松菜の根を水に浸すと生えてくるらしいので、やってみるとのこと。

詰子の小松菜は今のところ順調に育っています。


詰子の小松菜
 

 

法事で叔父の家に行く。
叔母つまり奥さんが20年ほど前に亡くなり、さらに昨年お母様も亡くなってひとりで寂しく過ごしている。

お宅に着くと、なんと、家族型ロボットの「らぼっと」がお出迎えしてくれた。

「家族が増えたって言うから犬でも飼ったのかなと思ってたよ」
「いや~、犬は飼いたいけど面倒が見れないからね」
「そうだよね」
「ちなみに、これ、60万円だよ」
「マジで?」

値段にも驚いたが、らぼっとの完成度にも驚きだ。
叔父が続けて言う。

「知り合いの所に行くと、らぼっとがいて、いいな~と思って」
「確かにいいね」

すごい時代になったものだ。

あとがき

 

ハイテクですね。
AIですね。
素晴らしい。

触れ合うことで飼い主のストレスが軽減され癒されるようです。
そして、らぼっとは飼い主とのコミュニケーションや生活環境でどんどん学習していくんだとか。
本当にペットのようです。
しかも、躾がいらない、餌もいらない、散歩もいらない。
そう考えると60万円の価値はあるかも……、生活の質を取り戻すための投資ですね。

世の中の変化や進歩に遅れないように、アンテナを張る必要があるな。

 

 

3月の初めに特定健康診査を受けた。
例年、結果は概ね良好で問題になるような診断を受けたことがないが、今年はコレステロール値が高く、肝臓の数値も悪い。
再検査で血液検査と腹部の超音波エコー検査を受けたので、これから結果の説明を聞く。

かかりつけ医が言う。

「肝臓は異常なしですね。B型肝炎もC型肝炎も問題ありません」
「そうですか。良かったです」
「ただ……」
「ただ? 何ですか?」

嫌な予感だ。

「胆のうにポリープがありますね」
「たんのうにぽりーぷ?」
「2mmくらいです」
「にみり?」

意外な角度から攻撃された気分だ。

あとがき

先生に言わせると心配はないが、1年後に再検査をする必要があるとのこと。
いや~、意外な角度過ぎて驚きました。

やはり歳ですね。
運が良いのか悪いのか、なんだかんだで異常が見つかります。
ポリープは大きくならなければ問題ないようなので、経過観察ですね。
ポリープと仲良く付き合っていくことにします。

あわせて、肝臓もコレステロールも様子見ということです。
先生曰く、肝臓が悪いとコレステロール値は上がらないらしいのですが、僕の場合両方が悪い。
先生も「わからんな~」という始末。

確かに毎日お酒を飲んでいるので、その影響が検査結果に出たのかもしれません。
先生から飲む量を控えるようにと指導がありました。
それにしても、コレステロールと肝臓が一気に悪くなるとは思いもよりませんでした。
調子をこいてはダメということかな。

みなさんも気をつけてください。

 

昨年、家庭菜園でナスと枝豆を育てた。
今年はきゅうりと枝豆にしようと考えている。
妻の詰子が言ってくる。

「オツトくん、そろそろ夏野菜の準備をしたほうがいいんじゃない?」
「ホントだ。忘れてた。先日ホームセンターに行ったときに見てくればよかったよ」
「教えてあげたから思い出せて嬉しいでしょ?」
「うん! よく気づいたね」

続けて詰子が得意げに言ってくる。

「オツトくん、最近やらなきゃいけないことを直ぐに忘れちゃうね」
「そう言う詰子ちゃんも、今、たまたま思い出しただけなんじゃないの?」

少しの間が開いた。

「もう教えません」
「ーーーー」

あとがき

怒られました。
いけませんね。
反省です。

昨年、はじめて家庭菜園に挑戦して、素人ながらも収穫できました。
やってみて分かったことは、素人でもそれなりにできるが農家が作るような品質にはならない、ということ。
やはり、プロは違いますね。
形も大きさも味も、全てが違います。
でも「自分で育てた」という満足感や、収穫の喜び、季節の移ろいを感じられるところはとても魅力的です。

遅くてもゴールデンウィークには種まきをしないといけません。
それまでに土や肥料を準備しないと。
今年も上手くできるといいな。

 

妻の詰子は医者の勧めでリベルサス(血糖を下げる薬)を服用している。
副作用が酷いので、先月から効果の弱い薬に変えている。
詰子が診察を終えて車に戻ってきた。

「詰子ちゃん、どうだった?」
「『数値がちょっと上がってるけど、全体的に悪くはない。もう少し様子を見ましょう。これ以上数値が悪くなるようなら考えます』って先生が言ってた」
「ほぅ~、まぁ、良かったね」

副作用の強い薬に再び戻るのではないかと心配していたが、詰子も安心しているようだ。

「詰子ちゃん、今からどうする?」
「ホームセンターに行って、そのあとランチに行きます」
「ハハハハ」

あとがき

ホームセンター内にあるモスバーガーで食べました。
久しぶりに食べると美味いな。
詰子も検査結果が良かったので、余裕をかましてる感じです。

さて、最近YouTubeを見てると、外国人がモスバーガーをはじめて食べるという動画が頻繁にお勧め動画に登場します。
ついつい見てしまうのですが、どれも「日本にこんな美味しいハンバーガーがあるとは。日本最高!」という内容です。

日本人は料理にしても工業製品にしても、本場、本元、本家を超えてしまいますからね。
カレーやパスタ、フルーツなども日本のほうが圧倒的に美味しいそうです。
誇りをもって生きたいですね。

それにしても、詰子の来月の診察はどうなることやら。