目が、ぼやける。
 

遠くを見ようとすれば霞み、近くを見ようとしても輪郭が定まらず、焦点を移動させる度に全くピントが合わない。

スマホを見ていたあとにテレビに目をやると、その映像が曖昧でストレスを感じる。

「めんどくさいな……」
 

そう言いながらテレビの目の前まで行き確認する。

 

「詰子ちゃん、全然、目が見えないんだわ」

「わかる。私も。もっと大きいテレビが欲しいもん」

「テレビ? いやいや、そこはいいメガネが欲しい、でしょ」

「はぁ〜、私たち、気が合わないね」
「ぴょ〜」

 

あとがき

 

歳を重ねるごとにどんどん視力が落ちていきます。
 

老化には抗えません。

 

さて、詰子は大きいテレビが欲しいと考え、僕は良いメガネが欲しいと考えた。
 

この差は何でしょうか。
 

男女の差か、育ちの差か?
性格かもしれませんね。

 

我が家では冗談で済ませられますが、そうでない家庭はこのようなほんの些細なことで揉め事のきっかけになってしまうかもしれません。


ん〜、考えさせられます。

 

 

 

 

朝、目覚めてリビンクに行くと、妻の詰子が体温計を手にしてソファに腰掛けていた。

「詰子ちゃん、どうしたの?」
声をかけると、詰子は少し眉を寄せて答えた。
「ん〜、体がだるい。ちょっと微熱だし……。風邪、引いたかも」
「マジで?」

そしてその日の夜。
夕食を終えた頃、僕もゾクゾクと背中から寒気がする。
何かがおかしい。

「詰子ちゃん、なんか、寒いんだよね。詰子ちゃんの風邪が移ったかも」
そう言うと、詰子は笑いながら首を振った。
「ハハハハ。おいオツト、そんな直ぐ、移るわけないだろ」
「ーーーー」
 

あとがき

気のせいでした。
ただ寒かっただけですね。
全くもって元気。
人のせいにするのは良くないな。
詰子も大事に至らず、元気にしています。

さて、このところひと雨ごとに寒さが募るようになりました。
どんどん冬ですね。

気づけば11月。
今年も残り2ヶ月です。
それにしても早いな。

年末はいつもバタバタするので、そろそろ年越しモードに入らないといけないと思っています。

 

 

朝起きてリビングに行くと妻の詰子が辛そうにしている。
数日前に寝違えて、それから背中が痛いらしい。

「詰子ちゃん、ご機嫌いかが?」
「背中が痛いよ」
「昨日はちょっと楽になったって言ってたじゃん」
「昨日と今日は違うの」

確かに、詰子の言うとおりだ。
詰子が続ける。

「今年は正月からインフルエンザだったし、なんか、ろくなことがないよ」
「そうそう、俺も詰子ちゃんからインフルエンザが移っちゃったんだよな」
「おいオツト、相変わらず私を悪者にしてくるな」
「ハハハハ」
 

あとがき

寝違いは辛いですね。
痛いのも辛いのですが、怒る場所がないのも辛い。
予防策を調べてみると、寝具の見直し、運動不足、体の冷えなどですね。

僕の場合、昔から肩こりがひどく悩んでいましたが、毎日30分のウォーキングをすることでそれが皆無になりました。
やはり運動不足で血行が悪かったみたいです。
勝手なイメージですけど、寝違いも同じ類ではないでしょうか。

さて、過去のブログを読み返しました。
今年の正月が明けてすぐにインフルエンザに罹り、夫婦そろってで4~5日寝込みました。
寒くなってきましたので、みなさんも気をつけてください。

 

 

 

 

夜も更け、そろそろ寝る時間だ。
しかし、どうも小腹が空いて寝れそうにない。
何か食べようと食品棚を開けると、奥のほうから蕎麦の乾麺が出てきた。
手に取ると封が開いている。
いつ開けたのか分からない。

賞味期限を確認しようと裏面を探すが、その肝心な部分にハサミが入っていて、数字が見事に切り裂かれている。
妻の詰子に相談する。

「詰子ちゃん、この蕎麦の賞味期限、いつまでかな?」
「わからん」
「ちょっと、これ見て。封が開いていて、賞味期限が読めないんだけど、誰がやったと思う?」
「オツトでしょ」
「ハハハハ。やっぱし~」
 

あとがき


 

やったのは、間違いなく僕です。
ですが、やった記憶が全くない。
それにしても、きれいにハサミが入っているな。

賞味期限は分かりませんでしたが、もちろん食べました。
卵とネギしかなかったけど、温かい蕎麦で美味しくいただきました。
でも、本当は、蕎麦には天ぷらが欲しいんだよな。

 

急に寒くなった。
今日の名古屋の最高気温は16℃。
長袖長ズボンですっかり衣替えだ。

昼になり、妻の詰子と外に昼食を取りに行くことになった。
目当てのレストランに車で向かう。
案内された席に腰を下ろした瞬間、僕の顔が思わずしかめ面になる。

「さむっ、エアコンの風が直撃だよ」
「もう〜、文句ばかり言わないで」
僕を見て、呆れている。

すぐそばの柱にエアコンの設定パネルがある。
目をやると、冷房20℃の設定だ。

「どうしてこんなに寒いのに20℃だんだ?」
「だから、文句ばかり言わないでって言ってるでしょ」

店員は忙しそうに動き回っていて、このことには気づいていない様子だ。
吹き出し口からの冷たい風が容赦なく降りかかる。
寒がりの僕にとって辛い状況だ。

それでも、料理が運ばれ温かいホットコーヒーを飲み終えるころには、冷えていた僕の体も寒さを忘れかけていた。
会計を済ませて店を出る。

「さむっ」
「ハハハハ」
詰子が笑う。

「なに?」
「また、文句を言っている」
「文句じゃなくて、事実なんですけど……」
 

あとがき

あんなに暑かったのに、秋ですね。
すぐに冬になりますね。
そして、もうすぐ年末。
早いな。

僕は寒がりですが、詰子は暑がりです。
エアコンの設定温度では、よくバトルになります。
ちなみに、詰子はまだ半袖に短パン、そして裸足です。

季節の変わり目って難しいですよね。
エアコンや服装もですが、布団も難しい。
僕はすでに羽毛の掛け布団にくるまって寝ています。
下手をすると風邪をひきますからね。
でも、日によっては暑くて目覚めてしまう。

さて、この日は「あさくま」に行きました。
あさくまは名古屋に本社があるステーキ&ハンバーグレストラン。
お肉はもちろんサラダバー、コーンスープが有名なお店です。
美味しくいただきました。