コーヒーを淹れようとキッチンに立つ。
コーヒーといってもインスタントだが、その瓶を見るとカラになっているので新品の蓋を開ける。
そのとき、手から瓶が離れてシンクの中に落とし、中身がこぼれ出た。
つい、大声が出る。

「あぁ~、くっそ~」

妻の詰子に話す。

「さっきコーヒー淹れようとしたら、瓶を落として、半分ぐらいがこぼれてダメになったもん」
「ハハハハ」
「もちろん、ひとりで大声で『あぁ~』って叫んだよ」
「ハハハハ。オツトくんはいつも手元を見てないから、そりゃそうなるわなって感じ。これから、ちゃんと見たほうがいいよ」
「はぁ~、なんか怒られた気分だがや。話さんけりゃよかった~」
「ハハハハ」

あとがき

手に取ったつもりが取ってない、置いたつもりが置いてない、そんな感じで物を落としたりぶつけたりします。
歳を取ると感覚がおかしくなりますね。

こんなことはしょっちゅうで、跨いだつもりが跨いでなくて転びそうになるし、避けたつもりが避けきれずドアやテーブルの角に体をぶつけます。

それにしても、、包丁じゃなくてよかったです。
たまに包丁を使ってるときにヒヤリとすることがあるので気をつけないといけないな。
 

 

妻の詰子が研修に行くと言うので、車で30分の距離を会場まで送っていく。
2時間の研修だそうだ。
詰子が研修を終えるまでホームセンターで買い物をして、コメダで時間をつぶそうと計画した。

「詰子ちゃん、ホームセンターに行って買い物してくるよ」
「あのさ~、2時間だと思ったら3時間だった」
「え〜っ、マジで? じゃ~、いったん帰るわ」

ホームセンターとコメダで3時間はつぶせない。
一度帰宅して、改めて迎えに来ることにした。

3時間後、研修会場の駐車場で詰子を待つ。
詰子が戻ってきた。

「まだやってるもん。下手したら、まだあと1時間はかかるよ。だから用事があるって言って帰ってきた」
「ハハハハ」

詰子もか……。

あとがき

2時間の予定が3時間になって僕はその1時間のズレに痺れを切らし、詰子は予定通り終わらず1時間延長する研修に痺れを切らしました。
夫婦で似たり寄ったりですね。

詰子とは長年一緒にいますが、考え方や行動がどんどん似てきているような気がします。
夫婦の長年の“慣れ”や“信頼”と言えば格好いいが、単にお互いがワガママなだけとも言えます。

良いのか悪いのか分かりませんが、人生はまだ先が長いので、仲良くやっていきたいと思います。

 

 

セントレアにあるフォーポイントバイシェラトンに泊まっている。
部屋はキングサイズのベッドで、当然、妻の詰子と同じベッドで寝ることになる。

朝目覚めると、詰子が聞いてくる。

「オツトくん、寝れた?」
「寝れない。詰子ちゃんが寝返りする度にベッドが揺れて起きちゃうよ。しかも足をバンバンやってたよ」

詰子は足がむくんでいるらしく、それを解消するために足をベッドに強く打ちつける癖がある。
しかも寝ているときに無意識にやっているので厄介だ。

「私も自分が足をバンバンさせた音と振動で起きた」
「ハハハハ」

結局、夫婦そろって寝れなかったということだ。

あとがき

同じベッドで寝るのは一泊ならいいけど、連泊だとツラいですね。
僕たちは家ではそれぞれの部屋に閉じこもって寝ています。
ベッドはもちろん、室内の温度や照明など、各自がストレスなく快適に過ごせるのでそうしています。

さて、詰子がチェックインしたとき、今回の宿泊で7回目と伝えられたそうです。
7回もよく来たな。
まぁ、それだけ居心地が良いというこでしょう。

このあと朝食ビュッフェを食べて、昼過ぎにチェックアウト、無事に帰宅しました。

参考までに、以前来たとき(2025.8)から変化したことを書きます。
空港とホテル間の、夕方の送迎バスが無くなってた。(朝はありました)
1階のエレベーター横に電子レンジが設置されていた。たぶん前に来たときはなかったと思う。


オツトの朝ごはん


詰子の朝ごはん


朝食ビュッフェ、名古屋名物の手羽先
 

 

中部国際空港セントレアに来ている。
これからレストラン街で、妻の詰子と夕食を取る。

詰子が「海老味噌ラーメン」を食べたいと言う。
どこから聞いてきたのか分からないが、確かに美味そうだ。

目的の店舗を調べて行ってみることにした。
食券を買うとテーブル席に案内された。
テーブルと椅子の位置が固定されていて、その隙間の空間に体を滑り込ませるタイプの席だ。
その瞬間だった。

「痛っ」

右腕がテーブルの角にぶつかり、思わず体がよろける。
バランスを取り直そうとした足が、今度は椅子の角に当たった。
顔を上げると、すでに席に収まった詰子が、水のピッチャーを傾け注ぎながら僕を見て笑っていた。

「詰子ちゃん、なんか、いろいろ攻撃してくるよ」
「ハハハハ、自分でぶつかっておいて文句言ってるもん」
「違うって」

詰子は涼しい顔でグラスを口に運ぶ。
僕も水を飲もうとしたが、ふと気づいた。

「あのさ詰子ちゃん、自分だけ水入れた? 俺のがないよ」
「ハハハハ、また文句?」
「文句じゃない、事実の確認」

そう言いながら、僕はようやく席に落ち着いた。

あとがき

最近はいろんな所に体をぶつけて傷になります。
そのうち転びそうなので、気をつけないといけないなと思ってます。
みなさんも気をつけてください。

さて、セントレア4階の「半蔵製麺」に行きました。
名古屋市内に4店舗のラーメン店を営む「半蔵グループ」のお店です。

詰子はセントレア店限定の「伊勢海老味噌らぁめん」、僕は「はまぐりだしの醤油ラーメン」をいただきました。
もちろん、どちらも美味い。

伊勢海老味噌らぁめんはこってりかと思った濃厚かと思ったけどそれほどでもなくクリーミー、はまぐりだしの醤油ラーメンはあっさりしてるかと思ったけど想像より油っぽかったです。

ラーメンは奥が深いんだよな。


伊勢海老味噌らぁめん

 


はまぐりだしの醤油ラーメン

関係ないけど、この日のお昼ご飯。
くるくる寿司の魚魚丸で食べました。

 


生しらすの軍艦

 


あら汁
 

 

リビングに行くと妻の詰子が苦しそうにしている。
「詰子ちゃん、どうしたの?」
「牛キムチ食べたら気持ち悪くなった」

最近、詰子は“牛キムチ”に夢中だ。豚キムチの変化球として自作を繰り返し、日々研究を重ねている。

「今日は牛キムチにコチュジャン入れたんだわ」
「ほう」
「そしたらイマイチだった」

その言葉に、思わず笑いがこぼれた。

「ハハハハ。いらんことしたな」
「いらんことって言わないで〜」

あとがき

詰子が牛キムチにハマっている理由はこちら。

 

 

前回の牛キムチは美味かったのですが、今回ちょっと味変しようとしたようで、完全なる蛇足。
量を間違えたのかな。
どちらにしても、いらんことしましたね。

さて、詰子は何でも新しいことに挑戦するタイプです。
新発売や期間限定にという文言に反応します。

僕は全くの逆。
行く店も注文するメニューも毎回同じ。
詰子は呆れていますが、僕としては「あの味を求めて」という目的を達成するために訪店するので満足度は非常に高いのです。

性格が出ますね。