彩色された塔身部に蔵経洞を持つ宝篋印塔・日吉塔(大分県臼杵市深田) | のめしこき日記

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 九州定年旅行で訪れた石造物です。

 

  臼杵摩崖仏(国宝)・中尾五輪塔(重文・特別史跡)に続いて、今回は日吉塔(重文・特別史跡)です。

 浄土庭園跡を挟んで、摩崖仏・五輪塔と満月寺の日吉塔・木原石仏が相対しています。満月寺にはまだ興味深い石造物があるんですけど。

 

 日吉塔は以下の点で興味を惹かれます。特に④⑤はのめしこきは見たことがありません。③も見たことがなければおかしいのですが、それ以上に④⑤です。

 

 

①古い(鎌倉時代後期造立)

②造立以来ずっと同じ場所に立っている

③日本で一番高い宝篋印塔(4.5m)

④塔身に蔵経洞がある。

⑤彩色されている(全体的に胡粉の白、塔身部はベンガラの赤も)。

 塔身部の蔵経洞には観音開きの扉があったようです。そして内部の床面に孔。

 

 宝篋印塔は一般的には供養塔・墓石として立てられ、本来の目的である経典を格納するための場合は川原湯諏訪神社の宝篋印塔のように基礎の部分に入るのが一般的です。