お墓・石造物に興味があるのめしこき吉野ケ里遺跡見学の第一目的は甕棺墓を見学する事でした。
土壙墓、木棺や石棺に入れて埋葬されるのが一般的だったそうです(吉野ケ里にもわずかにあります)が、北九州地方では独特な甕棺埋葬が3100基以上あります。
土を被せて小塚にし、被葬者がブッキングしないよう多分石や木の目印を置いていたであろうとの事です。
歴代の王が眠る北墳丘墓。
右手の柱は
祖霊の宿る柱。なんとなく諏訪大社の御柱を連想します。
周壕外から墳丘墓に続く壕は、
周辺のクニの者が吉野ケ里の王の墓に参拝するときに通路。
丸印が初代王で、墳丘墓の上から4m以上穴を掘って埋められました。王の甕棺は外部も内部も黒く塗られ、
粘土(上の甕棺レプリカの白い部分)で密封されました。
吉野ケ里では王や大人(外交・祭りごと・軍事などの長)、一般人など身分の違いはありましたが、甕棺で葬られるのが一般的だったそうです。