朝日新聞のウソを2回挟みましたが、「年金爺さんまた100㎞ライド」に戻ります。介護予防のサイクリングとボケ防止の石造物巡りです。
常明院魚游寺に伺ったのは廃覚動寺多宝塔を見学するためでした。
この山門を抜けると石造多宝塔があるはずです。
山門をくぐってすぐ左手に石造多宝塔がお出迎え。ただし、こちらは背面です。
【覚動寺は乗明院の末寺であったが明治時代に廃寺となり、後に跡地は昭和大橋の建設地となった。廃寺にともない覚動寺にあった宝塔は乗明院に移設された。南北朝時代の永和4年(1378)の銘がある。】(前橋市HP:下川渕カルタ)
西面のこちらが正面。
基礎に文字が刻まれていますが、読み取れません。
石塔と石仏!HPより【法身常住妙躰多宝石塔一口」「如説修行諸徳三昧勤修名帳」】と彫られ、16人の法名が並んでいます。
のめしこきの解釈
法身常住妙躰・・・仏は永久に常にこの世にいる。それが絶対の真実。
如説修行諸徳三昧勤修名帳・・・仏が説いた通り修行し徳を積んだの者の名前を記します。
南面に【「永和二二(四)年戊午三月二十一日」「大勧進本願口賢」】と刻まれ、約30名の法名が彫られているそうです。
のめしこきの解釈
大勧進本願口賢・・・願いが叶うために覚動寺に何らかの寄付をしたのでしょう。
のめしこきの解釈まとめ
覚動寺の有力在家信者約50人が仏の教えのもと一心不乱に修行し徳を積み仏法の加護を確信している事、覚動寺の繁栄を願い寄進した証として、この多宝塔に名前(法名)刻み奉納します。
天台宗ですから祖最澄の「一隅を照らす」の言葉に見送られ
こちらこそありがとう。
良い時間を過ごせました。