お墓の疑問61~大内宿のお墓~ | のめしこき日記

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 関東地方は墓石に「○○家之墓」と彫り(白字・黒字・色なし)、墓誌、塔婆ありが一般的ですが・・・。

 新潟県魚沼地方の現代の墓は「萬霊塔」「倶会一処」「先祖代々之墓」「南無阿弥陀仏」などを墓石に刻み、「〇〇家」を入れない、墓誌を置かない、塔婆は置かない(かすぐに片づける)というのが一般的です。

 同上越市になると、○○家之墓も見られますが「墳墓」「墓」などと刻まれています。わざわざ書かなくも墳墓、墓と分かるのに、なぜそう彫るのか興味があります。墓誌は置かず、塔婆は置くようになってきたようです。

 九州地方では「○○家之墓」が金文字(山形県鶴岡市周辺でも見たことがあります)だったりします。

 地域性があるので、ドライブするときに墓があるとつい目がいってしまいます。

 

 大内宿でも当然お墓探し(変態ですね)をしてしまいます。茅葺き民家群より少し山を登った所にあるのですが、

 残念ながら関東と同じでした。○○家之墓、墓誌、塔婆ありです。

 古い家屋を守ってきたところですから、魚沼上越のような変わった墓(魚沼や上越の人々から見れば、関東の方が変わっているわけですが)を期待したのですが。

 魚沼地方の老人から墓誌や塔婆を置かないのは積雪が多くて傷んでしまうからではないかと伺ったのですが、この雪深い大内宿の山腹で墓誌・塔婆があるのですから、積雪とは関係ないかもしれません。もっとも魚沼の老人も「多分そうだろう」という推測で理由付けしてくれたのですが。