八ッ場ダムの現在05~旧温泉街~ | のめしこき日記

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 旧川原湯温泉駅は立ち入り禁止区域ですが、旧温泉街には行くことができます。
 この温泉街は、長い長い騒動に翻弄された辛い歴史があります。
 客商売ですから、設備投資して客に心地よい空間を提供しなければならない。しかし、いつ工事が始まるかわからない。だから、設備投資は慎重にならざるを得ない。快適でなければ客は離れる。着工の時期が判ればそれ相応の投資もできますが、いつ着工なのかそれさえわからないという時間が長く続きました。
 今から20年以上前の冬お世話になった旅館は、北斜面にへばりつくように建てられ、ガタピシすきま風が吹き、快適とは程遠い記憶があります。当時でももう設備投資できない状況なのでした。父親は若いころ同僚とよく川原湯温泉を利用したようで、往時の賑わいからは見る影もないと言っていました。
 
 今、川原湯温泉は新天地に移転して、いくつかは営業を再開しています。これから再開する旅館もあります。

 新川原湯温泉から急な坂道を下ると、足湯が見えてきました。すでに湯が抜かれた建物に雪が舞っています。

 共同浴場王湯です。昔、湯が止まってしまい困った村人が、ニワトリを生け贄にして祈願したところ、再び豊かな湯が噴き出したため、「お祝いだ!」と叫びながら湯をかけ合って喜びあったのが起源だそうで、褌一丁の姿でお湯をかけ合う祭です。真冬の早朝に行われるので、のめしこきはまだ観たことはないのですが。その湯かけ祭りの出発点が王湯でした。

 


 写真では判らないかもしれませんが、湯気が立って、硫黄泉のにおいがしていました。
 共同浴場笹湯です。こちらも煙抜きから湯気が立っていました。
 王湯も笹湯も煙抜きが乗っているところが好みです(笑)。

 

 

 


 やまきぼし旅館です。当然ながら現在は営業していませんが、新川原湯温泉での営業再開を計画中とのことです。

 ムササビの宿として人気のあった山木館の跡です。現在新天地で営業しています。
 お土産屋さんの跡でしょうか。

 温泉客が浴衣姿でちょっと一杯ひっかけた店でしょうか。取り壊された建物の壁に、

 張り紙が残っていました。