八ッ場ダムの現在03~川原湯温泉駅~ | のめしこき日記

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 八ッ場ダム水没予定地には川原湯温泉街があります。小さいころは電車(当時は電化されていなくて、ディーゼルでしたが)で行きました。その駅が川原湯温泉駅です。
 今は駅舎には行くことができません。ダム工事のため立ち入り禁止区域になっています。
 この写真は川原湯温泉代替地から200ミリの望遠(マイクロフォーサーズのカメラなので、35ミリ換算では400ミリ)で撮りました。

 八ッ場大橋の上からの川原湯温泉駅です。吾妻線は単線で、川原湯温泉駅が複線になっているのは、上り下りの車両がここで、待ち合わせをするためです。
 この駅から川原湯温泉街までは200~300mの距離です。正方形の屋根は観光案内所です。
 また、清流と紅葉を求める行楽客にぎわう吾妻渓谷の最寄駅でもありました。吾妻渓谷の上流部は水没してしまいますが、主要な観光スポットである「鹿飛橋」や「八丁暗がり」などを含む、下流側のほとんどの範囲は残ります。
 現在は新しい川原湯温泉駅が開業しています。

 


 立派な駅に生まれ変わりました。
 段差のある立地ですが、エレベーターも設置されました。

 対岸の国道145号からの眺めです。ちょうど長野原草津口方面からの電車が入ってきました。駅周辺もまだまだ工事は続きます。もうすぐ写真左側にある新温泉街と新駅間にも橋がかかり、徒歩でも歩ける距離でつながるでしょう。

 


 新駅のそばに、お地蔵様が佇んでいました。真新しい帽子と前掛けが、ダム建設騒動に巻き込まれ、長い長い苦悩の末に建設が進み、生活再建の光が見えつつある、この地で暮らす人々の願いを象徴しているように思えました。
 ダム完成の折には、観光客で賑わう駅になることを願わずにはいられませんでした。