それなりに健康に(5) | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

手術の日が来た。


ここ一週間は検査もほとんどなく、

呼吸練習機というのを使って

息を吸ったり吐いたりを力入れてやったり、

リハビリの練習をしたりしていた。


呼吸練習機なんて今しか使わないのに

買わなくてはいけないなんて不経済だ。


食事も美味しく感じないし、

医者も全然この部屋に来やしない。


本当は別の病院に入院したかったんだ。

もう今から無理だと言われてここにしたが、

本当にそれでよかったんだろうか。


朝早いから来なくて良いと母さんに言っておいたが、

医者から家族はいてくれと言われたらしく、

娘と母さんは8時半には病室に来ていた。


看護師が迎えに来た。

「じゃあこれから手術室に行きますね。

 歩いて行きますので。」

と言うので、しょうがない、

看護師と一緒に歩いてエレベーターに乗った。