自分のこと家族のこと(10) | 小説 介護される日々

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介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

担当の医者が病室に来た。

「検査の結果、やはり腸閉塞でした。

 ひと月たたないうちの再発ですが、

 ここでちゃんと治さないと、頻繁に再発して

 食事もとれなくなります。

 手術した方が良いと思います。

 明日、ご家族にも説明しますから。」

と言われた。


明日母さんや娘も同席で一緒に説明するという。


見舞いに来た母さんと娘に報告して

「そういうことだから、明日来て反対してくれ。

 医者が手術すると言っても、

 望まないと家族からも言って欲しいんだ。」

と言っておいた。


母さんはショックのようで、

「やっぱり手術するの。」

と落ち込んでしまった。


娘はそれを気遣って

「明日、お医者さんから説明を良く聞いてから考えましょう。

 手術することのメリットやデメリットも具体的に。

 他の方法があるのかどうかも。

 何も聞かないうちから、やるもやらないも決められないし。」

と落ち着かせていた。


他の治療法があるのかな。

手術以外の。

でもそれなら私に先に説明するようなもんだが。


手術への不安は私も母さんも同じようにあるんだな。

また二人の生活、そして家族のつながりが元に戻って

前の生活を取り戻したい。


そのために手術が必要なのだろうか。