今日なにごともなく(8) | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

レントゲンを今週は3回も撮ったがまだ退院できない。

もう五分がゆが6日間も続いてただ寝ているだけだ。

医者も説明に来ない。

看護師に聞いてもわからないと言うばかりだ。


レントゲン以外の検査もしないから、

良くなっているのもわからないんじゃないか?


今日は午後に訪問診療の医者が来て

この病院の担当の医者と話をするらしい。

どうすれば良いのか聞きに来るっていうのか?医者のくせに。

まったくどうなっているんだ。


ナースステーションに

「もう医者は来ましたか?話はしましたか?」と聞いても

なんの返事もない。

うるさい患者だと思わているだろう、きっと。


母さんと娘が来たが、

退院が決まってないと言うしかなかった。


ところが、二人が帰った後、

夕方遅くに病室にゾロゾロと人が大勢入ってきた。


この病院の医者、訪問診療の医者と看護師ふたり、

知らないおばさん、なんなんだ。


医者が口を開いた。

「ここのところ二カ月ごとに腸閉塞になって入院しています。

 このままにしておくと、この繰り返しがもっと頻繁になってしまいますよ。

 今度もし腸閉塞になってこの病院に入院というご意思ならば

 その時は手術をしましょう。」


手術?なんのことだ?

なんでこんなに大勢に囲まれてそんな事言われるんだ?