望むこと(3) | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

退院してから娘が毎日来ている。

消化の良いもの、という病院の指示を守るように

スープとか煮物とか何食分かを作って持ってくる。


母さんは食事をあまり作ってないようだ。

まあ年だから仕方がないな。


娘が来ると何時間も母さんもおしゃべりしているから

嬉しいのだろう。

私ではおしゃべり相手にはならないからな。


娘が来ている時は部屋でゆっくり本でも読んでいよう。

その方は気楽にしゃべれるだろうし。


それにしても

また入院にならないように食べ物には気を付けないといけないが、

せっかく家に帰ってきたんだ。

刺身とかも食べたいもんだ。

明日は母さんに買ってきてもらおう。


娘が部屋に来て言う。

「来週、ケアプラザの人が来ますから、

 リハビリや訪問診療の日を決めようね。

 私も同席するから。」


もうそういうのはいい、と思ったが

娘の立ち場もあるのだろう。

まあ来週また話せばいい。

今日は「わかった。」と言っておいた。