家で暮らしていく(10) | 小説 介護される日々

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介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

昨日はやっと重湯が出て、今日は3分がゆだった。

CT検査もしたので、疲れた。


娘と母さんは午後から来た。

担当の医者がちょうど通りかかった時に

娘が「父の状態の説明をお聞きしたいのですが」と言いだした。


医者はじゃあ来週月曜日に時間とりましょう、と言って

戻って行った。


自分の具合は自分で聞くから、そんな必要はないんだ。

子どもじゃあるまいし。

私はすごく色々なことを考えて、準備して、それから医者に質問するようにしているんだ。

それをなんで、急に勝手に医者に聞こうとか言い出すんだ。


娘に「余計なことするな!」と強く言うと

「お父さんの気持ちはもちろん優先するけど、 

 家族は家族として情報が欲しいし、考えたいと思うのは当然でしょう。」

と母さんを見ながら言っていた。


以前入院した時には自分で聞いて自分で決めて

それで誰にも迷惑かけなかったじゃないか。


今回だって同じだ。

病気したって頭はしっかりしている。

食べられるようになれば退院だ。

普通の生活にすぐ戻れるんだ。