家で暮らしていく(4)a | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

介護保険というのが決まったと娘から連絡があった。

介護度の段階があるのだという。


母さんも私も要支援1というレベルだそうだ。

ほとんど何も助けはいらない、ということなんだろう。


往診だけ来てもらって薬を出してもらえればそれでいい。


だがどうしてもリハビリをしないとダメだと医者から娘に電話があったという。

歩けなくなってからでは遅いと。


娘がサッサと医者から紹介された訪問リハビリに連絡して

来てもらうことにしたという。

まったく本人の意思は無視か。


娘は廊下に手すりをつける算段もしているらしい。

必要ないと言っているのに。


今日はケアプラザの担当が来るというから待っているのに来ない。

まったくどうなっているんだ。

ケアプラザに電話したら、「さきほど午前中に伺いましたよ。ね?」と言われた。

そうだったか?

まあいいや。来たならそれで。


そういえば保険証が探してもない。

誰かが持って行ったに違いない。


人がたくさん出入りするとこういう事が起こるんだ。

だから嫌だと言っているだ。


なんでこんなことになったんだ。

普通に二人で暮らしていたのに。