いつからだろう(3)a | 小説 介護される日々

小説 介護される日々

介護される 介護する 寄り添う気持ちとともに。

6月の終わり、娘が役所の人を連れて来た。


娘の説明によると区役所の人ではなく

介護保険の説明をする人だということだった。

この地域の担当というのがあるらしい。


そういうセンターが近くにあり、

「そこから来ました」と本人も言っていた。


とても元気な女性で、わかりやすく説明してくれて

介護保険とやらが、少しわかった気がしたのだが、

最後に「介護申請しましょう。」と言われたのだ。


なんのために誰が何処に「申請」するのか?

今までその説明をしていたのだろうか。


とても面倒なことになりそうな気がして、

「大丈夫です。まだまだ我々は何も困ってないですから。」

と断ったのだが、

娘も一緒になって「困ってからでは遅いから」と進めてきた。


娘も区役所に行ったり、そのセンターに行ったりいてくれていたというから

ここは言うこと聞いて手続きした方が良いのだろうか。


でも必要ないものに煩わしい思いをするのも嫌だし。


せっかく来てくれたセンターの人にも悪い気もするが。


とりあえず、「じゃあ申請する方向で考えてみますから。」と

答えておいたのだが、

娘は「イエス」と受け取ったのか、手続きの手順を確認していた。


まあ娘には後から電話して断れば良いな。