千里眼142 | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

その日の夜にのんちゃんからすぐに連絡が入り、垣内恵美は明後日の夜、バイトの焼き肉屋を休んでここへ来ると返事があった。彼女からそんな報告を受け、少し安堵した私だった。

 

「そうか…それは良かった。のんちゃん、ご苦労様」

 

垣内恵美に母親としての自覚があるのならば、とりあえず何かアクションを起せるだろうと考え、素直にのんちゃんの報告を喜ぶ。同時に、今回の調査はのんちゃんがいなければ成立しなかったに等しいとも思えた。まさに彼女が今回のキーマンであり、1番の功労者なのかも知れない。

 

「あの…社長」

 

不意に彼女がそう呟く。

 

「どうしたの? 」

「私の取り越し苦労ならいいのですが… 」

「うん? 」

 

未だ彼女の不安は消し去れないようで、昼間事務所で言っていた事だと思った私は、ノンちゃんへのカバーも忘れてはならないと、すぐに言葉を探した。

 

「いいかい、のんちゃん」

「はい… 」

「のんちゃんの気持ちは分かるし、逸る気持ちも理解出来るが…今はいち早く彼女の為に行動を起こす以外に無いよ」

「分かってはいるんですけどね…私も深く関わってしまった以上、他人事に思えなくて…今更、なんだか可笑しいですよね」

「そんな事は無いよ。深く関わらせてしまったのは私だ。のんちゃん、ごめんな」

「いえ、そんな… 」

 

気を遣うのんちゃんに詫びて、この日の電話を切った。調査が終わった以上、もはや私達は「部外者」であり、不要な介入は出来ない。ここから先は何が起こっても私が自分自身で責任を負わなければならないだろう。

 

しかし、私は思わぬ格好で自分の無力さを痛感させられる出来事が起こる。

 

 

 

 

翌日、何事も無かった様に別件の業務を行っていた私の下に珍しく狩野先生から着信が入る。まさか自分が狩野先生の許可も得ないで垣内恵美の件にアクションを起そうとしていた事がバレた訳ではあるまいが…何故か嫌な予感しかしなかった。

 

慌ててナビのパネルを操作し、ハンズフリーに切り替える。

 

「先生、梅木です」

「ご苦労様。梅ちゃん、ちょっといい? 」

「はい… 」

 

先生に慌てた様子は感じない。しかし、先生が発した次の言葉に私は衝撃を受けた。

 

「垣内恵美が警察から引っ張られてしまったよ」

「……はあぁ!? 」

 

闇金が警察に引っ張られたという話なら当然に理解出来るが、当の垣内恵美が引っ張られたと確かに聞こえた。私は頭の中が真っ白になり、ちょっとしたパニックを起こす。思わず車を路肩に停め、先生にもう一度聞き返す。

 

「先生、どういう事でしょうか?垣内恵美さんが? 」

「そうだ。今、中央署から私に直接、連絡が入った」

「そうですか… 」

 

彼女が何をしたのか理由を聞きもせず、私はただ茫然としたまま先生の言葉を聞いていた…

 

(続く)

 

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弊社は情報を管理する会社である都合上、上記のお話だけに限らずブログ内、全ての「グダグダ小説」は全て「フィクション」です。実在する人物、団体は、私を含むスタッフ以外、すべて架空の物です。弊社で行われた調査とは一切関係ございませんのでご了承のうえお楽しみ戴ければ幸いです!それからお話の途中で設定が「おかしいな??」と、感じる部分があっても所詮「ド素人小説」なのでくれぐれも気になさらないように♡読んで頂く皆様の「想像力」が全てです( ´艸`)

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                        代表取締役   梅木 栄二