㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

人生悲喜交々・・・・。


そんなお話が日常の「探偵事務所」へようこそ!


「探偵」という生き方を通して日々どこにでも起こりうる問題や悩みを少し変わった切り口で考えてみたいと思います・・・。


私のブログを見て、悩んだり凹んだりしている方が少しでも元気になって頂けたら幸いです!

毎度弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます(≧▽≦)

 

今日は朝からすっごく忙しなくて・・・気が付けば書き物する時間がありません(´;ω;`)ウゥゥ

 

今、ひーと会社で待ち合わせの為に一瞬立ち寄った隙にこれを書いています。ひーが来ても書けない訳では無いのですが、とにかくあいつは五月蠅いっっっ(@_@;)

 

人が集中して書き物してるのに全く遠慮なく好き放題に喋ります。何度ここで始末しようかと思ったかわかりゃしません( ,,`・ω・´)ンンン

 

お菓子の昆布。子供の頃あまりに食べ過ぎてあたった事があって、食いしん坊の私がイマイチ苦手な食べ物です。で、もう100回以上断っているにも関わらず二言目には「昆布喰う?」って聞きます怒

 

「いらねーーーーよ!!何回いやぁ気が済むんだ!!!」

 

っていつも言いますが・・・

 

「いや、そのうち喰う気になるかなと思って・・・。」って返してきます。

 

「しつこく言い続けて苦手な食いもん治るんなら誰も苦労しねーよっっっペッペッ!!」

 
って思ったりする今日この頃です(´;ω;`)ウゥゥそれでも座敷童はしつこく言い続けます。
 
他の調査員さんと違ってまだまだひとりじゃ何も出来ないのにこの始末・・・(-ω-;)ウーン
 
また明日も頑張ります。今日はこれで勘弁して下さい( ノД`)シクシク…
 
(終わり)
 

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弊社は情報を管理する会社である都合上、上記のお話だけに限らずブログ内、全ての「グダグダ小説」は全て「フィクション」です。実在する人物、団体は、私を含むスタッフ以外、すべて架空の物です。弊社で行われた調査とは一切関係ございませんのでご了承のうえお楽しみ戴ければ幸いです!それからお話の途中で設定が「おかしいな??」と、感じる部分があっても所詮「ド素人小説」なのでくれぐれも気になさらないように♡読んで頂く皆様の「想像力」が全てです( ´艸`)

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                        代表取締役   梅木 栄二

そのまま事務所に帰ろうとした私とひーだったのだが、ハタさんのショップが通り道だと気付き、そのまま立ち寄って預かってきたパソコンを置いて帰る事にした。

 

ハタさんの店は県道沿いにある少し古めの一般住宅を改造したテナントだ。目立つ様に「パソコン」「修理」「レンタル」等々の文字が貼ってある。

 

「こんちは・・・ハタさんいますか。」

 

両開きのドアを開けると奥からハタさんが顔を覗かせた。

 

「おりょっ!?社長、なぜ。」

「いや、よくよく考えたら通り道なので持ってった方が早いと思って・・・。」

「それはそれは・・・わざわざすみません笑」

 

そう言って小脇に抱えたデスクトップ型のパソコンを渡す。彼は両手で持つとまた私に尋ねた。

 

「これ、どんな感じの訳ありなんですか?」

 

彼には話の概要だけでも伝えておくと、出て来た膨大な量のデータから、ざっくりだが仕分けをして関係アリナシを分別してくれる。それがあるだけでも随分と仕事の効率は上がるのだ。

 

「これね・・・実は家出なんですよ。」

「家出?じゃ、未成年?」

「いやいや、とっくに成人はしてます。いきなり探さないで下さいって置手紙して家出したんですよ。」

「あちゃー・・・・そりゃご両親も心配でしょうねぇ・・・。」

「まぁ・・・少なくともお母様はかなり参ってたね。」

「そうなんですね・・・・。」

 

伝える内容はこの程度。彼は阿吽の呼吸で必要不必要を分けてくれる。それだけでいい。

 

「どのくらいかかりそうですか。」

 

私がそう言うと彼は預かってきたPCを繋いで中に残されたデータ量を見る。

 

「そうですねぇ・・・よかったら4,5日下さい。」

「分かりました。じゃ、宜しくお願いします。」

 

ほんの5分にも満たない短い会話を交わし、私とハタさんは別れる。そしてひーを乗せたままの車に乗り込むと、そのままショップを出たのだった・・・・。

 

 

 

走る道すがら、ひーがいきなり思いだした様に私に尋ねた。

 

「しゃちょう、どうやってのぞみさんってひとさがすの?」

「まずはPCのデータが復旧するかどうか分からないから、それまでは自宅近くに張り込んで、のぞみさんが帰宅する可能性を待ってみるよ。」

「それがダメだったら?」

「そうこうしているうちにはデータも上がるだろう。張り込みで何も結果が出ないなら次はPCの内容を見る。」

「ふ~ん・・・・・。」

 

コイツは聞くだけ聞いて分かってんだか分かってないんだか・・・(-_-;)

 

「とりあえず・・・次の火曜日には一度張り込んでみよう。」

「うん、いいよ。」

「・・・・なんでお前はいつも上から(´;ω;`)ウゥゥ」

 

ハタさんの来訪が無くなったのでそのまま別件に向かう私とひーだった・・・・。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

次の火曜日、私とひーはお母様の外出する時間に合わせて自宅近くに張り込みを開始する。結果の出るかどうか分からない張り込み程、退屈なものは無いのだが、逆に思わぬ方向からいきなり彼女が姿を見せないとも限らないので、その分気は抜けない。

 

救いは母親が家を空ける時間がほんの数時間だという事だけだ。その間、しっかり集中すればいい。

 

「しゃちょう、くるかな?」

「そんなの分かんねーよ。」

 

来たら来たで、その後が大変だ。2人で尾行しなくてはならない。もしも彼女が車なら、主に私の仕事になるのだが、母親からの聞き取りでは彼女は車を持ってはいないとの事だった。退職した会社にはバスで通っていたらしく、今回も公共の交通機関で来る可能性は高い。

 

「おれ、バスとかあんまりのった事ないよ。」

 

助手席から来るかどうかも分からないのぞみさんの尾行に不安を漏らすひー。

 

「うるせぇな・・・まだ来るかどうかも分かんないだろう。心配したって仕方ないよ。」

 

そう言って宥めるが不安を隠せないひー。

 

「そもそもバスだとして・・・一緒に乗ってりゃいいんだから何も不安は無いだろう。黙って俺のいう事聞いてりゃいいーの。」

「そりゃそうだけど・・・。」

 

そんな他愛も無い会話を重ねながらずっと考えていた。彼女がここに来るかどうかはこの間見つけた「指輪」の重要度に関わっているのだろう。あのクロムハーツの指輪が大切なものならば彼女はきっと戻って来るだろうし、さして意味を為さない品物ならば彼女は帰らない・・・・。

 

「人探し」と、ひと言で言っても内容は多岐に渡る。今回みたいに「自分の意思」で行方をくらませたのなら、その調査は簡単では無い。転勤したとか引っ越ししたとか、そういったものとは全く別物になるのだ。簡単に言ってしまえば「身を隠す」行動になるのだから。

 

ひーが不安になる気持ちも分からないではない。仮に自宅に立ち寄ったとしても帰り道、両親に見つかるまいと警戒する可能性は非常に高い。

 

しかし・・・いくら大切な指輪だったとしても、失踪直後にいきなり取りに来るかと言えばそれも分からない。母親が教室を休んで家で待っている可能性だって考えるだろうし、見つかってしまえばいきなり今回の失踪劇は「強制終了」となってしまう怖さだってある。

 

何より両親からの聞き取りで、のぞみさん自身の「本音」には迫れていない。彼女がどんな気持ちで家を出たのか全くイメージが湧いてこない。

 

そんな事を考えながらぼんやりしている時に・・・いきなり不思議な光景が目に飛び込んできた。

 

(続く)

 

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どう見ても私にはこの指輪の価値が分からない。ひーから渡されたそれを詳しく見てはみるが、別段格好いいとも思えない私はオジサン。

 

こんなの指に付けて誰かをぶん殴ったりしたら相当痛いだろうなぁ・・・くらいの超浅い感想しか持てなかった。

 

「んで・・・これが何・・・?」

「しゃちょうしらないの?それ結構するんだよ。」

「するんだよって・・・いくらくらい?」

「おれも詳しくはわかんないけど、数万円はすると思う。ほんものならね。」

「本物って・・・偽物も存在するの?」

「うん。そうみたい。」

 

恥ずかしい事に依頼者であるお母様を前にして、ひーと2人で気が付けば別の話になってしまっている(-_-;)

 

「コホンッ!・・・ん・・で、これが何なんだ。」

 

率直に尋ねてみた。

 

「こんなの男しかしないよ。ふつう。」

「え!?そうなの?」

 

早速異性に繋がる「モノ」が出て来たタイミングで、今日はお父様も仕事でいらっしゃらないとの事だった事もあり、思い切って尋ねてみた。

 

「あの・・・お母様には大変失礼な質問になるのですが・・。」

「何でしょうか。」

「その・・・例えばですが・・・お父様には内緒でのぞみさんから異性の事で相談を受けたとか・・・過去には一切無かったのでしょうか。」

 

そう言うとお母様は目を見開きながら意外そうな表情を見せた。

 

「え、どうしてですか。」

 

返ってきた返事は意外なものだった。詳しく聞けば中谷さんのお宅はどんな小さな事であっても全てお父様に逐一話をすると言う。家族間で一切の隠し事は無いと仰ったのだ。それはそれで立派な事だとは思うのだが・・・・。それと同時に、ちょっとした悪意の無い隠し事さえも出来ないご両親に、年頃になったのぞみさんが辟易して飛び出したのかも知れないと考える様になっていた。

 

なるほど。キチンと整頓されたご自宅といい、しっかりした家族間の所謂「ホウレンソウ」といい、綺麗に言えば「誠実でしっかりした」家族と言う事になるのだろうが、考えようでは「遊びの無い」それとも言えなくは無い。

 

握っているクロムハーツの指輪を一体どんな若者が所持していたのか分からない。正直、イメージすらも湧かないのが本音だったが、ひーが言う様に、「男」から貰ったものである可能性は高いと思える。しかし、プレゼントして貰ったものならば忘れていく筈は無いだろう。謎は深まるばかりで・・・・。

 

「まぁ、いいや。ひー、続きをお願い。」

「うん。」

 

そう告げるとひーはまたクローゼットの中をゴソゴソとモグラの様に捜索し始めた。パソコンを預かり車に積んでしまった私は、他にする事も無く、ひーの動きを目で追っていた。

 

「あの・・・他にはのぞみさんがよく使われていた部屋とかはありませんか。」

 

手持ち無沙汰になってしまった私は、再度お母様に尋ねる。しかし、返事は「特に思い当たらない」と答えられただけだった。

 

この場をひーに任せ、一度ご自宅の外に出た私は外部スタッフのハタさんに電話を掛ける。

 

「お疲れ様でーす。」

 

彼は別にパソコンショップを行う傍ら、私には難しい壊れたハードディスクの復元や、既に消去されたデータの復元をやってもらっている。

 

「お疲れ様です。1台、復元して欲しいPCがあるんですが。」

「了解しましたー!社長、何時頃事務所にいらっしゃいます?」

「1時間以内には帰りますよ。」

「分かりましたぁ。伺いまーす!」

 

ものの数十秒もしないうちに電話は切れる。私が連絡をする時はこの手の依頼だと分かっているので話は早い。何が出るのかは分からないが、消去されたゴミ箱の中のデータは莫大な量になる事もあるので必要か不必要かを判断するだけでも結構な時間がかかってしまう。他に何も出なければ今日の所はここで一旦引き上げようと決めた。

 

もう一度門を通り抜け「お邪魔します」と断って階段を上がる。ドアを開くと捜索を終えたひーが洋服を丁寧にたたんでいる所だった。

 

「ダメか?」

「うん、なにもでてこないよ。」

「そっか・・・・分かった。悪いけど片付けを頼むぞ。」

「うん。」

 

そう伝え、再びお母様と立ち話を始める。

 

「お母様、今日はのぞみさんのパソコンと・・・誰の物かは分かりませんがこの指輪、持って帰る訳にもいかないので写真だけ撮らせて下さい。そしてこれは元にあった場所にかえしておきます。」

「はい、お願いします。」

「念の為に伺いますが、お若いのぞみさんの事です。今までにこの様なアクセサリーを身に着けていらした事は?」

「いえ・・・・こんな不良っぽい物は今まで見た事がありません。」

 

そう言われ、振り返ってクローゼットの中にチラリと視線を移したが、確かに趣向が違い過ぎる。どちらかと言えば地味な洋服の数々だった。

 

「分かりました。それともうひとつ。ご両親共にご自宅を空ける時間は多いですか。」

「そうですね・・・週に2度、私がお昼からお菓子作りの教室に行きますのでその時間は誰も家にはおりません。」

「それは何曜日でしょう。」

「火曜日と木曜日です。」

「大体何時間くらいご自宅を空けられますか。」

「夕方の4時頃までです・・・。」

「そうですか。分かりました。」

 

火曜日と木曜日の午後から2,3時間程度近くで張り込みをしようと決めた。もしもこの指輪が彼女にとって大切なものならば一時帰宅して持っていかないとも限らない。それだけでは無く、他の荷物の搬出の可能性だってまだ残されている。

 

勿論、それを依頼者に内緒で敢行する事は出来ないので、ひとつずつ丁寧に説明を続けた。

 

(続く)

 

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相談を受けた翌日の昼過ぎに、私とひーは2人、中谷のぞみの自宅を訪問する。

 

対象者であるのぞみさんの部屋を見せてもらう為だ。ひーを連れていった理由はひとつ。対象者は若い女性である為に、いくら行方不明だといってもいいオジサンな私が隅から隅まで見るのは憚られる。勿論、場合によっては下着の入った箪笥まで開ける可能性だってある。そんなプライバシーの濃い部分はひーの担当だった。

 

「お待ちしていました。どうぞ・・・・。」

 

出迎えたお母様に促され、自宅の中に入る。熊本市をほんの少し東の方向に外れた郊外に中谷家はあった。7.80坪はあるだろう。少し広めの敷地によく手入れされた白い壁の洋風2階建ての建物だった。

 

「お邪魔します。」

「どうぞ散らかってますが・・・。」

 

謙遜だと思う。庭といい、自宅といい、また室内といい、慌てて片付けたのとは訳が違い、普段からちゃんと整理整頓や管理されているのが良くわかる。強いて言えば、少し出来過ぎなくらいに。

 

階段を上がり、すぐ右側に彼女の部屋はあった。突き当りにももうひとつ部屋のドアがあるが、ここは1年ほど前に結婚し、独立したのぞみさんの兄の部屋だったらしい。

 

「失礼します・・・。」

 

勿論、お母さんにも立ち会ってもらい捜索に入る。ドアを開けると6畳ほどの部屋にはシングルのベッドがひとつとパソコンデスクがひとつ。小さな観葉植物が飾られてあるが主を失ったお陰か、少し元気が無いようにも見える。

 

「あの・・・お母様」

「はい、何でしょう。」

「のぞみさんがいなくなってから今日までの間、部屋の中は何か探されてみましたか?」

「いえ・・・最近、のぞみが部屋の中に入るのを極端に嫌がっていましたので・・・今の所触ってはいません。」

「なるほど・・・出来るだけ現状の回復には努めますがあちこち開けてみても構いませんか。」

「はい、宜しくお願いします・・・。」

 

そんな他愛も無い会話でも最近ののぞみさんとお母様の力関係がなんとなく分かる気がする。

 

「ではすみません・・・お母様、立ち合いをお願いしますね。」

「はい・・・・。」

「じゃ、ひーはクローゼットの中な。何かあれば私に声を掛けて。洋服とか、下着とか、大切なものだからくれぐれも傷を付けないように。」

「うん、わかったよ。」

 

そんな会話と共に捜索は始まる。私はすぐにゴミ箱の中を見たが、中には何も入ってはいない。

 

「お母様、ゴミ箱の中は。」

 

するとお母様は慌てて何かを思い出した様に答える。

 

「あ、すみません。中は必ずゴミ出しの日に捨てる習慣があるもので・・・いなくなった当日に捨ててしまいました。」

「中に何か入ってはいませんでしたか。」

「特には気付きませんでした。」

「分かりました・・・。」

 

ゴミは意外に情報の宝庫なのだが処分されてしまったのなら仕方が無い。私は次にパソコンの電源を入れる。デスクトップ型だったので家出には荷物になるだろうし、こんな物運び出せば両親だって気付きかねない。だから置いていったのかも知れない。

 

待っている間、ひーの方に視線を移す。開かれたクローゼットの中にキチンと整頓された衣類が並んでいたが、ほんの2,3着分、隙間が空いているのが見える。きっと最小限必要な衣類だけを持っていった感じなのだろうと考えた。

 

「ひー、何かあるか。」

「今の所は・・・なんもないよ。」

「そっか、分かった。」

 

そんな会話を交わしているうちにパソコンが起動し初期画面が目に入る。何の変哲も無い、ごく当たり前の画面・・・。

 

「あら・・・。」

 

お母様が小さな声を上げた。

 

「画面が・・・前とは違う様な気がします・・・。」

 

そんな小さな違和感だった。

 

「失礼します。」

 

私はそう言うとマウスをクリックする。パスワードも何も無しに画面は簡単に開いた。

 

「やっぱり・・・・。」

 

丁寧に中身を見ていくが全くの空であり、中には何も残っちゃいない。これは逆に以前パソコンの中に「手掛かりらしきもの」が入っていた可能性を示している様に思える。

 

「あの・・・お母様。」

「はい。」

「このパソコンを暫くお借りしても?」

「はぁ・・・それは構いませんが・・・。」

「ゴミ箱の中まで綺麗に消去してあります。もしかしたら・・・保証は出来ませんが中身を復元出来れば何か手掛かりがあるかも知れないです。」

「そうなんですね・・・・。」

 

お母様の承諾を得たので線を抜き、そのまま外に停めてあった車に積み込んだ。パソコンの無くなったのぞみさんの部屋は益々殺風景になってしまう。

 

再び階段を上がってのぞみさんの部屋に入る。中ではひーがクローゼットの中に半分身体を突っ込んだ状態で捜索を続けていた。ひーを手伝いたい気持ちもあったが、如何せん女性の衣類と下着なので仕事とはいえ手は出せない。そんな時、ひーが私に話しかけた。

 

「しゃちょう。」

「何??」

「これ・・・・。」

 

ひーはそう言うとジャケットのポケットから指輪を取り出して見せた。なんだかよく分からないくすんだ色をした女性の物とは到底思えないシルバー色のゴツイ指輪。

 

「なんだこれ??」

「クロムハーツの指輪だよ多分。」

「それ何??」

「クロムハーツってブランド。しゃちょうしらないの??」

「なんだそれ食べ物??」

「しゃちょうばかだね。」

「・・・・・。」

 

無知な私にはそれが一体何を意味するのか・・全く想像は出来なかった。

 

(続く)

 

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今年はいつもと少し事情が違っていて、気温は初夏のそれらしく、高く推移しているのだが、毎日の様に雨が降り続けるばかりで、いつ明けるとも目途の立たない梅雨に、鬱陶しい日々が続いていた。

 

勿論、天気が悪いのは大なり小なり私達の調査にも影響している。特に歩いて尾行をする場合に、カメラや他の道具を所持した上に傘をさすのは何とも具合が悪い。勿論、雨の降り方にもよるが長時間機材が雨に濡れ続けてしまえば故障してしまう可能性だってある。傘をさしたままの撮影となるともっとやりにくい。

 

車に乗っている時も同様に不便は続く。いくら繁華街とはいえ、張り込んでいる車がずっとワイパーなんてかけていれば不自然だし、ワイパーを止めれば途端に見づらくなってしまう。可能な限り周囲に目立たない様にとエンジンなんかを止めてしまえば瞬く間に車内の温度は上がり、車の内外の気温差で窓は曇ってしまう。

 

「やだなぁ・・・。」

 

どこにもぶつけようの無い愚痴を吐き出しながら、私はひーと2人で街中にいた。夜の繁華街はそんな私達の事情とは全く関係なく、傘をさした人々がごった返していて結構な賑わいを見せていた。

 

「次に店から出て来たらひーが行けよ。」

「えー!雨がすごいからおれ、いきたくないよ。」

「ふざけんな。さっき俺が行ったじゃねぇか!」

「・・・だって・・・。」

「だっても勝手もあるか!次はお前だ!!」

 

誰だって雨の中、繁華街で遊んでいる対象者を追って尾行する事は辛い。それが分かっているだけにそんな他愛も無い会話でストレスを吐き出しながら私達は調査を続けるのだ。一見、ふざけている様にも見えるがどんな辛い仕事もちょっとしたおふざけが無いと上手くはこなせない。

 

小さな通りに面した雑居ビルの中、4階のバーに対象者は入っている。中谷のぞみ、25歳。つい最近結婚したらしいが、その相手を両親は知らないし、厳密には結婚したか否かも不確かだ。相談の時には大切に育てた愛娘が家を飛び出し、見知らぬ男性と誰の承諾も受けぬまま婚姻したかも知れない事実だけが残った後だった。

 

ワイパーで時折拭う雨粒を見ているとその時の両親の苦悶の表情を思い出してしまう・・・・。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「娘が家を飛び出してしまいまして・・・・。」

「なるほど。そうなんですね・・・。」

 

5月も既に半月が過ぎ、竹下の件が終わった直後に、中谷のぞみのご両親は事務所を訪れた。竹下の不始末をK先生に押し付けてしまったにも関わらず、快く引き受けて戴いたK先生には本当に感謝しかない。

 

そんなタイミングで時を同じくして先生から中谷さんご夫婦の紹介だった。

 

いつも不思議に思うのだが、K先生は民事や刑事事件ばかりでなく、災害復興で苦しむ人達の為にも尽力されている。抱えている案件だけでも相当数だろうに、ボランティアと言っても差し支えない分野にまで顔を出されるばかりか、新聞へのコラム寄稿まで請け負われている姿には感服を通り越して不思議でしかない。

 

もしかしたら先生にはクローンか何かがいて、実は先生と同じ姿形、頭脳を持った人が3人くらい存在するのではないかとさえも思ってしまう。

 

 

 

「それで娘さんを探すのですね。」

 

そう言うとご両親は顔を見合わせ困惑の表情を浮かべた。

 

「それもそうなのですが・・・。」

「??」

「実は・・・娘は誰かと結婚したみたいなんです。」

「結婚!?」

 

あまりに突飛な話に驚いてしまう。しかもその相手を知らない様子に。

 

「あの・・・結婚の事実はどこでお知りになったんですか。」

「娘から手紙が届きました。これ・・・・。」

 

両親はそう言って1枚の封筒を差し出した。

 

「失礼。ちょっと拝見します。」

 

そう言いながら封筒の中から便箋を取り出すと、ほんの1枚だけに書き記されたメッセージには両親を驚かせるには余りある内容だった。

 

お父さんお母さんへ

 

私は今までお父さんとお母さんの言う事だけを忠実に守りここまで生きてきました。でも、もう私も子供ではありませんし、立派に生活出来るだけのスキルと経済力は身に付けたつもりです。いつまでも私の事を子ども扱いする事に少し前から違和感を覚え、耐えられなくなってしまいました。

 

私は家を出ます。そして好きになった大切な人と結婚します。私は元気に生きていきますのでどうか探さないで下さい。お願いします。

 

のぞみ

 

暫く言葉を失った。この便箋を見る限り、この平穏そうな御家族のどこに問題があったのか何も分からない。これじゃあ、まるで「遅れてきた反抗期」だ。

 

「あの・・・のぞみさんのお仕事は?」

「以前は普通の会社に勤めていましたが、それも私達の知らない間に退職してしまったみたいで・・・。」

「と、言う事は?」

「今は何をしているのかも分かりません。」

「・・・・・・。」

 

雲を掴む様な話。それで困り果てたご両親はK先生に相談し、まずは居所を、と、私に相談が回ってきた訳だ。もっとも、先生がその気になれば探し出す事は可能だろう。しかし、成人した女性がいくら両親に内緒とはいえ転居した人間を勝手に探す事は、場合によっては問題がある。

 

「あの・・・ご自宅の中の荷物なんかはそのままですか。それとも。」

「ほんの少しの洋服と携帯電話、後は娘の預金通帳が無くなったくらいです。」

「そうですか・・・・。」

 

なかなかレアな案件だ。まずはご両親の了解を得た上で、ご自宅を少し調べるしか無いだろう。そう考えた。

 

「あの・・・まずは残されたご自宅の中を少し調べさせて欲しいのですが大丈夫でしょうか。」

「はい。構いません。」

 

ご両親の表情に精気は無く、かなり悩み続けたのだろう。頬はこけて目は虚ろだ。縋る様な気持ちでここにいらした気持ちは痛い程よく分かる・・・・。

 

(続く)

 

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「働かざるもの」が終わりました。

 

ちょっと長すぎた感じは否めません。気が付けば61話。そして恐ろしい程にいつものグダグダ( ノД`)シクシク…

 

最初はとにかく「堕ちて行く男」の姿を書きたかっただけなのですが、世間の常識を超えて無茶苦茶する人を書くのは想像以上に難しいし、そんな男が堕ちて行く様を見ているとついつい無駄な感情移入してしまい・・・・気が付けばいつもの様に首を突っ込むヘンテコな展開になってしまっています(´;ω;`)ウッ…

 

仕事柄、何度もそんな「堕ちて行く人」を見てきました。男女に関わらず。

 

人は生きる事を諦めたり放り投げたりした時、際限なく堕ちていく事はそう難しい事ではありません。なぜならただ、流れに身を任せればいいだけだから。反面、その流れに逆らって何とかもがき苦しみ、這い上がろうとするのは何とも辛いし、難しいものです。

 

誰かや何かを批判する意図は全くありませんし、あくまで私一個人の感覚でしか無いのですが、現代は人に対して必要以上に「優しい」と感じる事が多いように思います。

 

「無理しなくていいんだよ。」

「行きたくなけりゃ行かなくてもいいんだよ。」

「やりたくなけりゃやらなくてもいいんだよ。」

 

確かにそうだと思います。しかし反面、そこから先の人生には誰も責任を取ってもくれません。勿論、そんな言葉で気持ちが軽くなって前に進める人がいるのかも知れないし、人に与える影響は実に様々です。

 

しかし、どこまで逃げようが避けようが最後は全て「自分」でしかない。

 

「寄り添う」という言葉は非常に響きがいい。しかし、それも実は簡単な事では無いと思います。

 

案件を終える度に自分に何が出来たか何が出来なかったか自問自答ばかりが続いていきます。そして自分自身の無力さを思い知らされる事も多々あります。

 

やればやるほど、人を助けたり寄り添ったりする事なんて自分の「思い上がり」でしかないのかとさえも考えてしまいます。でも、そんな事を葛藤しながら続けていくしか出来ない自分がいる事も確かです。

 

しまいにゃ何を書いてるのか訳がわからなくなる始末(´;ω;`)ウゥゥ

 

こんな仕事をしていると、様々な人間模様を見てしまいますが、人の不幸は見ていて気持ちの良いものではありません。なので作中も結局強引に出しゃばってしまいました。

 

あの「竹下夫妻」がその後どうなったかは・・・皆様のご想像にお任せします。

 

次をまた書きます。どうぞ読んでやって下さいm(__)m

 

 

梅木 栄二

 

 

 

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                        代表取締役   梅木 栄二

「梅木さん・・・・。」

「何?」

「お金・・・ありました。」

 

竹下は小声で如何にもバツが悪そうに呟いた。まさか自身が取り上げられた50万が返却されるなんて思ってもみなかったのだろう。封筒を握った手が小刻みに震えている。

 

「分かった。」

 

そう手短に返事をすると確かめる様に赤坂に告げた。

 

「これで全て決着だ。あんたも約束を破ったんだ、文句は無いな。」

 

納得のいく表情では無かったが、赤坂は不貞腐れた様にひと言言い放った。

 

「分かったよ。もう2度と来るんじゃねぇぞ。」

 

胸に差し込んでいる携帯電話で私と赤坂のやり取りは全て音声記録されている。この後何かが起こるとも思えないが念の為だった。

 

「赤坂さん。」

 

始めてさん付けで問いかけた。彼は面食らった様な顔で見た。

 

「どんな訳があってこんな事をしているか聞きもしないが・・・もう少し奥さんの事大切にしてやんなよ。」

 

大きなお世話だと思ったが、思わず言ってしまう。実際に姿を見る事無く話を終えたが竹下の話ではそれなりの美しい人なのだろう。そんな奥さんを大切にするどころか恐喝の道具に使うなんて無粋な真似は是非ともやめて欲しいと思ったからに過ぎない。

 

「・・・・分かった。」

 

返ってきた赤坂の返事もまた、意外なものだった。どこかしら自分の中にも悪い事を行っている自覚はあったのだろう。見た目は悪そうなヤツだったが、サングラスの奥の瞳はそうでは無かった様に思う。出来る事なら限りなく犯罪に近い危なげな行為は金輪際やめて自分の本業に精を出して欲しい。

 

私と竹下はそんな彼に見送られる事も無く、赤坂の家を後にした。家を出て少し歩くとYくんが運転する車が見えた。

 

「っす!」

「お待たせ。」

「アニキ・・・(泣)。」←(ナニコレ(-_-;))

 

私は助手席に乗り込み大きく息を吐いた。

 

「何とか赤坂がお金返してくれたよ。」

「だったんすか・・・。」

「はい、アイツ梅木さんにビビッてましたよ!」

 

竹下がそう言った瞬間、私も思わずムッときたが、それよりも早くYくんが反応した。

 

「調子に乗るんじゃ無いっす!」

「ひッ!!」

 

思わず竹下の顔が強張った。

 

「まさかそのお金でまたスロットしようって考えたんじゃないっすよね。」

「い・・・いや・・・そんな事は・・・。」

「じゃあ何に使うっすか?」

「そ・・・それは・・・。」

 

握り締めた封筒を見つめながら竹下は言葉に詰まる。なかなか懲りる事の無い竹下に、Yくんが説教するのも見ものだと思った私は黙っている事にした。

 

「そのお金は元々無かったお金っす。」

「はい・・・。」

「社長、今からどうするっすか?」

 

不意にYくんが話を振った。

 

「あ、あぁ・・・・。」

 

返答に困る。気持ち的にはこのままK先生に相談に行きたい所だが、約束は来週になっている。とりあえず今日は心配している奥さんの所に帰すしかないだろう。

 

「さぁ、竹下さん。おうちに帰りますか。」

「えっ・・・。」

「きっと奥さん待ってますよ。」

「でも・・・・。」

 

竹下は戸惑う。今更ながらだが、後悔の念が襲ってきたのだろう。見届けなければまたどこかで車中泊でもしてしまいそうな勢いだ。Yくんの愛あるお説教もひと段落ついた事だし、さすがに私達もこれ以上彼に寄り添っている時間も無い。

 

「私には見えます。奥さんが心配して待っている姿が・・・。」←(最後まで頑張る)

「そ・・・そうなんですか・・・。」

「はい。家に帰ってちゃんと全てを明らかにした上で、今後どうするか真剣に話し合ってみて下さい。さすれば道は拓ける・・・・かも知れない。」←(ちょっと弱気)

「でも・・・・・。」

「熊本市中央区にK先生という弁護士がいらっしゃいます。あなたの借金問題はそこで真摯に相談すれば解決に向かうでしょう。」

「・・・・・・・。」

「あのね、竹下さん。」

「はい。」

「働かざる者食うべからずって言葉を知っていますか。」

「はぁ、まぁ・・・・・。」

「赤坂を見て下さい。今回証拠は何も無かったが少なからず奥さんと結託してあなたから金銭をせしめていたからこそ何とか返金に応じてくれただけです。」

「・・・・・・。」

「もしもそんな邪な考えじゃなく、本当にたまたま帰宅してあなたと奥さんの行為を目撃しただけだったら・・・とてもじゃ無いがこんな結果にはなっていません。」

「・・・・・・・はい。」

「彼らも、あなたと同じ様にちゃんと働いて得たお金じゃないからこんな程度の結果になってしまう訳です。言いたくは無いけど竹下さん、あなただって形は違うが本質はそう変わらない。違いますか?」

「・・・・・・・・・。」

「これ以上は何も言いませんよ。私がK先生には相談の予約を入れておいたので場合によっては奥さんと一緒に相談されて下さい。これだけは約束して欲しい。」

 

すると竹下は小さく「はい。」と返事をした。

 

「ではアニキと竹下さんは竹下さんの車で家まで帰って下さい。私は後ろをついてきます。」

「誰がアニキっすか(#^ω^)」

「ア・二・キ💛」

 

そう言って私達は分乗して竹下の住む団地に向かう。同時に私は竹下の奥さんに電話を入れた。

 

「はい、竹下です。」

「梅木です。こんにちは。」

「お世話になります・・・。」

「御主人、もうすぐ帰りますよ。」

「すみません・・・大変お世話になりました。」

 

そう言っている彼女の声は涙声だった。

 

「奥様。」

「はい。」

「確かにご主人は帰ってきますが・・・それは同時に厄介事がひとつ増える事なんです。言い難いけど。」

「分かっています。」

「娘さんにとっても大切な事なんです。だからお互いに目を逸らさずじっくり話し合って欲しい。」

「はい。お約束します。」

「それと・・・今回の事で私達の存在は一切知らなかった事にして下さいね。それだけはお願いします。」

「でも・・・それじゃあ・・・。」

「それでいいんです。あ、借金の件はK先生って弁護士の先生に相談予約を入れています。来週の月曜日必ずそこにご夫婦で行って下さい。」

「そこまで・・・・。」

「では、私達の仕事はここで終わりです。後はご夫婦でしっかり。」

「ご迷惑をおかけしました・・・・。」

「絶対に内緒で。」

 

そう言い残し電話を切った。

 

団地の敷地で車を停め、竹下が部屋に入る様子を見届けて帰る頃には辺りもすっかり暗くなっていた。気が付けばまだ少し早めの虫の鳴き声が聞こえている。

 

「さぁ、帰ろうアニキ。」

「あんたバカにしてんすか!」

 

中年のバカ2人、ゲラゲラ笑いながら帰路を急いだ。この後会社で再び正座させられるとも知らずに。

 

(終わり)※長い間お読み下さりありがとうございました。次も頑張りますので是非読んでやって下さい。

 

 

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「そ・・・それは・・・。」

 

赤坂が即座に否定しなかった一瞬の隙を突いてすぐに畳み掛ける。

 

「取ったんだな!」

 

すると赤坂は苦悶の表情を浮かべながら返事した。

 

「と・・・取ったんじゃねぇよ。ソイツが・・・。」

「あんた正気か!?50万からの大金、自ら進んで払うヤツがどこにいるんだよ!!」

 

わざと近所の耳に入りかねない大声でそう叫んだ。

 

「お・・おい、ちょっと待て!」

 

慌てた赤坂は周囲に視線を泳がせながら言った。

 

「どうすんだ。話をするのかしないのか。」

「分かった。分かったから上がれ。」

 

赤坂は門を開ける。言われるがまま私は赤坂の後ろをついていく。そして竹下も。

 

立派な庭園の見える縁側に通され、そこで話をする事になった私と赤坂だったが、一向に竹下が手を出したという奥さんの姿は見えない。やはり後ろめたさがあるのかも知れないと思えた。

 

「赤坂さん、あんたコイツ(竹下)の会社に電話を入れたね。」

 

開口一番そう尋ねたが赤坂は肯定も否定もしない。黙秘だった。黙って何も言わなければ問い詰めようが無いとでも思っているのだろう。なので有無を言わさずに勝手に話を進める。

 

「そもそも竹下が50万支払った時点で奥さんとの事については話が終わっていた筈だ。と、言う事は赤坂さん、あんたが会社に電話して迷惑料よこせって言った事は一体何の迷惑についてなんだ?コイツはその電話のお陰で会社を懲戒解雇されたんだ。」

 

懲戒解雇と聞いて赤坂が目を見開きギョッとする。そこまでは予想もしていなかったとでも言うのだろうか。

 

「確かに、あんたの奥さんに手を出そうとした非については言い訳は出来ないよな。しかし、あんたのやった事も大きくルールに反するんじゃないのか。」

「・・・・・・・・。」

「そして二言目には警察か金かと連呼したらしいな。そんな二者択一おかしくねぇのかい。」

「・・・・・・・・。」

 

赤坂の心情は顔色を見れば分かる。口にこそ出さないし、無論断定も出来ないが、これは明らかな「美人局まがい」だろう。もしかしたら他にも被害者がいるのかも知れない。

 

「まぁ、いい。コイツが払った50万は返してもらう。」

 

そう言い切ったら赤坂の表情に明らかな怒りが浮かんだ。

 

「おい、ちょっと待てよ。そりゃおかしいだろ。何で俺が金を返さないといけないんだ。」

 

赤坂がそう言い放ったので思わず上げ足を取る。

 

「と、いう事は50万受け取った事は認めるんだな。」

 

赤坂の顔色が紅潮した。領収書のある金では無い。黙っていれば50万受け取った事実さえも誰も立証は出来ないだろう。それを自ら進んで認めてくれた格好になる。キジも鳴かずば・・・だ。

 

「返す気がないならそれでいいよ。ただ、コイツも借金してあんたに払ったんだ。しかもあんたの余計な電話のお陰で会社も自業自得とはいえ解雇された。もう自己破産でもしてやり直すしかないんだよ。」

「それは俺の知った事じゃ・・・。」

「あぁ、確かにな。だけどこの後、弁護士事務所に行ってあんたの件も含めて相談するつもりだ。場合によっては・・・。」

「場合によっては何だ・・・・。」

「一度解決したものを2重に賠償しろと会社を脅したんだ。事と次第ではあんたを訴える事になるかも知れないね。」

 

そこまで言うと赤坂の表情は暗く沈む。今まではきっと上手くやっていたのだろう。しかし、こんな事を続けていけばいつかは誰かにやられる日が来る。やられるだけならいいが、本当に恐喝の事実で警察に逮捕でもされようものなら目も当てられない。

 

勿論、私の言った事なんて所詮素人の戯言だ。実際にこんな事で竹下が解雇された会社が動く事でも無いだろうし、訴訟に発展するとも思えない。そして勿論、私がどうこう判断出来る範疇でも無い。全てはただの「出任せ」に過ぎなかった。

 

縁側から立派な庭園を見ると、大きな岩の間から生い茂る木々が立派に手入れされている。本業では無いにせよ、赤坂の技術も大したものだと思わず感心してしまう。

 

無論、そんな庭の手入れに関してだって素人だからその程度の事しか分からない。しかし、そんな技術を持っているにも関わらずこんなチンピラ染みた事をして金銭を得ているなんて勿体無さ過ぎる。この庭園の様にもっと自分の人生も大切にして欲しい。そう思った。

 

「それから・・・・。」

 

そう言うと赤坂は更にギョッとして私を見た。

 

「少し調べさせて貰ったけど、ここはあんたの家じゃないだろう。」

「・・・・・・。」

「あんた次第じゃ家主に迷惑がかかるぞ。」

「・・・・・。」

 

そう言って暗に家賃の滞納を仄めかした。動揺で赤くなったり青くなったり、いちいち赤坂の顔色は忙しなく変化する。強気でいる時はいいが、ひとたび自信を無くすと動揺が止まらない。そんな程度の覚悟で、こんな馬鹿げた事をやってはいけないのだ。そしてそこまで言うと赤坂は立ち上がってズカズカと奥の部屋に入っていく。内心、大男がいきなり「がばっ」と立ち上がったのでちょっとだけびっくりした(´;ω;`)ウッ…

 

「ほらよ。」

 

赤坂の最後の意地だったのか。帰ってきた彼は封筒をテーブルの上に放り投げる。手に持った瞬間、厚みで50万入っている事は容易に想像出来た。しかし・・・。

 

「一応検めさせてもらうぞ。」

 

私はそう言ってその封筒を後ろに立っていた竹下に渡す。一瞬、竹下は驚いたが、震える手で1枚1枚中身の紙幣を数えた。

 

(続く)※次回で終わります。多分(´;ω;`)ウゥゥ

 

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いつも弊社の書き物を読んで下さる皆様、誠にありがとうございます。

 

本日は社内で最近新しく入られた方に映像の編集をやって戴いています。私よりも年長者で経験も豊富な方なので、飲み込みも早く、仕事がすごく出来る方です(^▽^)/正直、かなり助かります。

 

しかし、人様に何かを教える事が苦手な私(´;ω;`)ウゥゥ教える方が訳分かんなくて最悪です( ノД`)シクシク…

 

なぜ、私は人様に何かを教えるとなるといつもこうなのでしょうか・・・。恐らくは大半を「感覚」でしか捉えられず「理論」で考え、説明する事が出来ないからかも知れません。

 

早い話が「バ●」逆さにひっくり返すと動物になります( ´艸`)

 

ってか(-_-;)教える方がしどろもどろとは一体どういう事なのでしょうか・・・。

 

ずっと以前から知っている方で、信用出来る方ですので個人情報を扱う上でも非常に助かります。誰にでも調査した映像を見せる訳にはいきませんから。

 

昨年の暮れ、ひょんな事からご縁があって弊社で働いて戴く運びとなりました。仲間が増えるというのは嬉しい反面、責任も大きくなるので身が引き締まる思いです。この勢いで引き締まって痩せて欲しいと思いましたがちょびっと太っちゃいました(´;ω;`)ウゥゥ

 

事務所の中で1人になり、集中しないとお話の続きが書きにくいので今日は仕事に集中したいと思います。本当にごめんなさい( TДT)ゴメンヨー

 

いつかお話の中に登場される日が来るかも知れません。その時は( `・∀・´)ノヨロシクお願いします。

 

(また明日)

 

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途中でYくん、竹下の2人と合流し1台の車で赤坂の家へと向かう。

 

一体何があったのか( ,,`・ω・´)ンンン?竹下はすっかりYくんの「愛あるお説教」に心酔してしまったみたいで(-_-;)Yくんを見る目が違う。それに何故かYくんの事を「アニキ💛」と呼んでいるし(-_-;)・・・・。

 

もはや馬鹿馬鹿し過ぎて理由を聞く気にもなれなかったが、とにかく赤坂某の家へ向かう。

 

「あそこです。」

 

竹下が恐る恐る指差した向こうには、さっき見て来た白石さんのお宅より更に大きく感じる和風建築の豪邸が建っていた。塀の上からチラリと見える樹木はキチンと手入れされていて、赤坂某が自分で手を掛けたのだろうと思えた。確かに、自分が懸命に手入れして愛着が湧く気持ちが理解出来ない訳では無いが、だからといって家賃を踏み倒していい理由にはならない。ずっとそんな事を考えていた。

 

「さぁ、行こうか。」

 

私と竹下が車を降りる。Yくんも加わって3人になれば不要に相手を警戒させるだけだし、何より気の短いYくんなんか連れて行ったら「混ぜるな危険」以外の何物でも無い。まとまる話もまとまらなくなってしまう(´;ω;`)ウゥゥ

 

そんな訳で竹下1人を連れて家の前まで来たのだが・・・どうにも竹下が怯えて一歩が進まない。

 

「竹下さん、怖いのは分かりますけど・・・このままじゃ何も解決は出来ませんよ。私も一緒だから・・・。」

 

そう言って諭すが竹下は身体を震わせるばかりでずっと下を向いている。困り果てた私だって勿論怖い。竹下の怯えようを見れば尚更だ(´;ω;`)ウゥゥしかし、コイツがいなけりゃ「何しに来たの?」とでも言われかねないではないか。

 

半ば無理矢理引き摺る様に門前まで竹下を引っ張ってきた私は更に無理矢理インターフォンを押した。彼の顔は土気色に変化して、とてもじゃないが生きた人間の顔には見えなかった。

 

「はい・・・・。」

 

女性の声がした。多分、当事者である奥さんだろうと思った私は少し大きめの声でマイクに向かって言う。

 

「恐れ入ります!梅木と申しますが御主人は御在宅ですかぁ!」

 

すると女性は不思議そうな声で答える。

 

「梅木様・・・・どちら様でしょうか・・・。」

 

知らない人間だと警戒心を露わにした女性に向かって無理矢理竹下を引っ張り出し、モニターに向かって顔を見せた。

 

「あの・・・竹下さんと一緒に来ました!」

 

そう言うが早いか奥さんは驚いた様子で「少しお待ち下さい」と言ってインターフォンを切った。恐らくは旦那を呼びにでも行ったのだろう。動揺した様子がハッキリと伝わってきたのだ。

 

きっと赤坂某が血相変えて表まで出て来ると踏んでいた私は少し身構えていたが、結果は驚くべきものだった。

 

「お前誰だ!!」

 

何故かインターフォン越しの返事。拍子抜けしたと同時に勝負あったと確信出来た。予想と裏腹の展開に何故だか竹下に対して少し立腹してしまった私は眉根を顰め、竹下の背中を軽く叩いた。

 

「あ、私ですか?梅木と申します。」

「だからどこの梅木だ!!」

「いや・・・どこのって言われても・・・私は私だし・・・ブツブツ・・・。」

「何の用だ!!」

「あ、これは失礼しました。竹下さんの件でお話があって伺いましたぁ。」

「竹下ぁ!?俺は竹下に用なんてねぇぞ!!」

 

ここまで言われて正直「カチン!!」と来た。思わず口調が荒くなってしまう。

 

「そっちに用は無くてもこっちにはあるんだけどな・・・・。」

 

赤坂の勢いが止まった。

 

「そもそも会社に脅しかけといて用が無いって?そりゃおかしいだろう。」

「・・・・・・・・。」

「帰れと言うなら帰るがコイツ(竹下)から内緒にする代わりにって50万あんた受け取ったんだよな。」

「・・・・し・・・知らねぇ・・・。」

「分かった!ならいいよ。このまま警察に行って恐喝の被害届出すわ。」

 

そう言って身を翻した。モニターから私と竹下の顔が消えた(筈)ので慌てたのかほんの少し歩くと玄関をガラリと開け赤坂某が叫んだ。

 

「ちょっと待て!!」

 

そう声が聞こえたので後ろを振り返った。初めて見る赤坂の姿だった。

 

確かにデカいが下田さん程じゃないし、厳つい恰好はしているが薄いサングラスの下の目はクリクリして可愛い。目つきだけで言うならYくんの方が1万倍ヤバい。多少緊張して怖い思いした分損した・・・・と思うと拍子抜けは「怒り」に変わる。それが人間の感情だ。

 

そもそもいきなり奥さんとの「不貞未遂」現場に厳つい格好でズカズカ乗り込んで来られたもんだから相当動揺したのだろう。そこで凄まれれば相手を良く見もせずに頭の中は「怖い」という先入観だけに囚われてしまう。そうなってしまえば小さなネズミもカピバラくらいには見えてしまうものなのかも知れない。

 

こちらからは姿の見えないモニター越しに思い切り「ハッタリ」を効かせた効果で、相手を飲み込んめたので私から見える赤坂はまるで小さなネズミに見えた( ´艸`)

 

「・・・用は無いって言ったかと思えば待てって・・・一体どっちなんだよ・・・。」

 

振り返り様そう告げる。完全に赤坂を飲み込んだ以上、もう何の緊張も無い。そう言いながら竹下を見たが竹下も少し驚いていたようだった。そりゃそうだ。あんなに怖いと思っていた相手が小さくなっていれば当然のリアクションだろう。

 

庭の中を見渡したが奥さんの姿は見当たらない。余程バツが悪いのか。

 

私は赤坂の方に向かって歩く。赤坂が身構えた様な「動揺」を見せたのが分かった。典型的な「弱い者には強い」ヤツの態度だった。だから余計に腹が立った。

 

「赤坂さん・・・・あんた竹下から50万脅し取ったんだって?」

「・・・・・・・・。」

 

最初はそんな事微塵も考えはしなかったが、行き掛けの駄賃とばかりにそう呟いた。

 

(続く)

 

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