別れられない女(34) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています・・・・




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「っ・・・・・たく・・・・」


「ほんと・・・・怪我でもしたらどうすんの」


冷たい言葉の・・・集中砲火。


自分が創った会社なのに・・・・いつも「針のムシロ」に座っているのは何故か私・・・。


その場の状況と言ってしまえばそれまでだが・・・・


ほんのすこ~しダケ


立会いという形の介入に私は後悔していた・・・。


別に「正義の味方」を気取っている訳でも無いし・・・・


今までもこんな事は山ほどある。


しかし・・・・


妻Rを含めたスタッフの心労を考えると・・・


若干仕方の無い事でもある。


「僕は嫌っすよ。行かないっすから・・・・。」


「ほんと・・・Yさんは行く必要ないですよ。この人が勝手に決めたことだから・・・。」


「そんなぁ・・・・だって仕方ないじゃん。Kさんまた殴られるかもしんないだろぅ・・・・。」


「必要以上に夫婦間の事に介入しないの!」


「は・・・・はひ!


お陰で・・・・喉はカラカラ・・・声までうわずっている。


しかし・・・・・


本当は皆分かっているのである。


私が一度言い出したら聞かない事を・・・・


自分で言うのもなんだが・・・・


私は相当「我侭」である。すんまそん


何故なら・・・・


このまま皆が「絶対反対」の運動を展開すると・・・


ほんの1年に1回位であるが・・・・・


私の必殺の「伝家の宝刀」


五月蝿い!うるさい!!ウルサ~イ!!!」


が炸裂するからである・・・・。


自慢じゃないがこの「伝家の宝刀」


子供がデパートで


「オモチャ買って~!!!」


と地面に突っ伏して泣いているのより性質が悪い・・・


更に言い換えれば・・・


大の大人が・・・


「いやだいやだ!!ホテル(ラブホはぁとはいんなきゃいやだ~!!!」


と女性を車の助手席に乗せたまま駄々をこねる様なものである←自分でもよくわからん・・


兎に角・・・・・


この話し合いは社内に於いて


「絶対に気を抜かない。怪我をしない。」


という必要最低限の事を確認する儀式の様なものである。


「はぁ・・・・・・・↓


「なんすかねぇ・・・・トボトボ


一通りの「愚痴」を溢した後・・・・・


妻Rは帰宅しHHKY君(必殺変態空手家Y君)は事務所に残った・・・。


「んで・・・いつ行くんすか?」


「一応今夜は仕事無いから・・・・」


「残業代つくんすか?」


「え・・・・サービス残業じゃないの・・・?」


「お疲れっした~・・・・!!」


「あ!ちょっと待ってよ!!わかったよ!!!何がいいの???」


「そうすねぇ・・・・」


「・・・・・・・・・・」


「危険手当がつくっすからね・・・・」


「・・・・・・・・・・」


「クラブCLUBへGO!1回(メシ付き)で勘弁しときましょう。」


「・・・・・・・・・・」


Y君に支払う報酬の方が余程危険であるじゅる・・


泣く泣くううっ...私はKさんに連絡を取った。


「こんばんわ梅木です。」


「すみません・・・御無理ばかり言って・・・。」


「早速ですが今夜行きたいと思いますが・・・」


「分かりました・・・私はどうしたら良いですか?」


「お迎えには上がります。Kさん足(交通手段)無いでしょう・・・」


「すみません・・・宜しくお願いします。」


「では21:00過ぎ頃迎えに行きますよ・・・。後程。」


そういい残し私は携帯を切った。


今でも忘れはしない・・・珍しく仕事の入っていない金曜日の夜だった・・・


まさに・・・


「決戦の金曜日」である。なんか聞いたぞ?



(続く)