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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
こちらを見て頂ければお話の見方もきっと変わるはず!
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「っ・・・・・たく・・・・」
「ほんと・・・・怪我でもしたらどうすんの」
冷たい言葉の・・・集中砲火。
自分が創った会社なのに・・・・いつも「針のムシロ」に座っているのは何故か私・・・。
その場の状況と言ってしまえばそれまでだが・・・・
ほんのすこ~しダケ
立会いという形の介入に私は後悔していた・・・。
別に「正義の味方」を気取っている訳でも無いし・・・・
今までもこんな事は山ほどある。
しかし・・・・
妻Rを含めたスタッフの心労を考えると・・・
若干仕方の無い事でもある。
「僕は嫌っすよ。行かないっすから・・・・。」
「ほんと・・・Yさんは行く必要ないですよ。この人が勝手に決めたことだから・・・。」
「そんなぁ・・・・だって仕方ないじゃん。Kさんまた殴られるかもしんないだろぅ・・・・。」
「必要以上に夫婦間の事に介入しないの!」
「は・・・・はひ!」
お陰で・・・・喉はカラカラ・・・声までうわずっている。
しかし・・・・・
本当は皆分かっているのである。
私が一度言い出したら聞かない事を・・・・
自分で言うのもなんだが・・・・
私は相当「我侭」である。
何故なら・・・・
このまま皆が「絶対反対」の運動を展開すると・・・
ほんの1年に1回位であるが・・・・・
私の必殺の「伝家の宝刀」
「五月蝿い!うるさい!!ウルサ~イ!!!」
が炸裂するからである・・・・。
自慢じゃないがこの「伝家の宝刀」
子供がデパートで
「オモチャ買って~!!!」
と地面に突っ伏して泣いているのより性質が悪い・・・
更に言い換えれば・・・
大の大人が・・・
「いやだいやだ!!ホテル(ラブホ)はいんなきゃいやだ~!!!」
と女性を車の助手席に乗せたまま駄々をこねる様なものである←自分でもよくわからん・・
兎に角・・・・・
この話し合いは社内に於いて
「絶対に気を抜かない。怪我をしない。」
という必要最低限の事を確認する儀式の様なものである。
「はぁ・・・・・・・」
「なんすかねぇ・・・・」
一通りの「愚痴」を溢した後・・・・・
妻Rは帰宅しHHKY君(必殺変態空手家Y君)は事務所に残った・・・。
「んで・・・いつ行くんすか?」
「一応今夜は仕事無いから・・・・」
「残業代つくんすか?」
「え・・・・サービス残業じゃないの・・・?」
「お疲れっした~・・・・!!」
「あ!ちょっと待ってよ!!わかったよ!!!何がいいの???」
「そうすねぇ・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「危険手当がつくっすからね・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「クラブ1回(メシ付き)で勘弁しときましょう。」
「・・・・・・・・・・」
Y君に支払う報酬の方が余程危険である
泣く泣く私はKさんに連絡を取った。
「こんばんわ梅木です。」
「すみません・・・御無理ばかり言って・・・。」
「早速ですが今夜行きたいと思いますが・・・」
「分かりました・・・私はどうしたら良いですか?」
「お迎えには上がります。Kさん足(交通手段)無いでしょう・・・」
「すみません・・・宜しくお願いします。」
「では21:00過ぎ頃迎えに行きますよ・・・。後程。」
そういい残し私は携帯を切った。
今でも忘れはしない・・・珍しく仕事の入っていない金曜日の夜だった・・・
まさに・・・
「決戦の金曜日」である。なんか聞いたぞ?
(続く)