別れられない女(29) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています・・・・




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【20:05】


「社長!着いたっすよ!!起きて!!!」


「ふぁ・・・・・」


気がつくと対象者が居住しているアパート付近に到着していた・・・。


「へ??俺寝てたの???」


「っす・・・・車に乗ったと同時に気ぃ失ってたっすよ・・・。」


「あぁ・・・そうなんだ・・・。」


正直疲れはピークに達していた。しかし僅かな睡眠が私を一時的に復活させてくれたのである。


「おっしゃ!今日は決めたろかい!!」


「今日上がんなかったら完全に赤字っすよ!・・・って言うかこれでも赤字だけど・・・」


「・・・・・・・・」


お前はウチの嫁か・・・・・はぁ・・・


「猫の鈴」はまだ対象者の居所を「勤務先」に指していた。


「俺・・・撮影出来る場所あるか探してくるわ。」


「僕も行くっすよ。」


二人は・・・アパート付近で見通しの良いところを探し歩いた・・。


先日は深夜だったお陰もあり、良くは分からなかったが・・・高い塀を挟んでアパートの北側は空地になっている。


「ここっていいよな・・・・でも身を隠す場所がないぞ・・・。」


「いっそ二人でこの塀の根元に隠れてたらどうっすか?」


「それも有りちゃあ有りかもしんねぇケド・・・もしも見つかったらアイツ(対象者)逃げるかもしんねぇからな・・・。」


「っすねぇ・・・・。」


暫し考え込んだ・・・・。


「よし!」


「何すか?」


「カメラ置きっぱなしにしよう。」


「どうやって?」


「ここに出来るだけ目立たない様にカメラを置いて・・・あとは撮影しっ放し・・・。」


「カメラ誰か持っていったらどうするんすか?」


「だからギリギリまで待つんだよ・・・。」


「なる程・・・・。」


当時は・・・・せいぜいこの位の手段しか講じる事の出来ない私達であった・・・。しかし・・・この後更に予想もしない出来事が待っていたとは・・・・ショック


(続く)


※ごめんなさい・・・今日はここまで!