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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
【20:05】
「社長!着いたっすよ!!起きて!!!」
「ふぁ・・・・・」
気がつくと対象者が居住しているアパート付近に到着していた・・・。
「へ??俺寝てたの???」
「っす・・・・車に乗ったと同時に気ぃ失ってたっすよ・・・。」
「あぁ・・・そうなんだ・・・。」
正直疲れはピークに達していた。しかし僅かな睡眠が私を一時的に復活させてくれたのである。
「おっしゃ!今日は決めたろかい!!」
「今日上がんなかったら完全に赤字っすよ!・・・って言うかこれでも赤字だけど・・・」
「・・・・・・・・」
お前はウチの嫁か・・・・・
「猫の鈴」はまだ対象者の居所を「勤務先」に指していた。
「俺・・・撮影出来る場所あるか探してくるわ。」
「僕も行くっすよ。」
二人は・・・アパート付近で見通しの良いところを探し歩いた・・。
先日は深夜だったお陰もあり、良くは分からなかったが・・・高い塀を挟んでアパートの北側は空地になっている。
「ここっていいよな・・・・でも身を隠す場所がないぞ・・・。」
「いっそ二人でこの塀の根元に隠れてたらどうっすか?」
「それも有りちゃあ有りかもしんねぇケド・・・もしも見つかったらアイツ(対象者)逃げるかもしんねぇからな・・・。」
「っすねぇ・・・・。」
暫し考え込んだ・・・・。
「よし!」
「何すか?」
「カメラ置きっぱなしにしよう。」
「どうやって?」
「ここに出来るだけ目立たない様にカメラを置いて・・・あとは撮影しっ放し・・・。」
「カメラ誰か持っていったらどうするんすか?」
「だからギリギリまで待つんだよ・・・。」
「なる程・・・・。」
当時は・・・・せいぜいこの位の手段しか講じる事の出来ない私達であった・・・。しかし・・・この後更に予想もしない出来事が待っていたとは・・・・
(続く)
※ごめんなさい・・・今日はここまで!