別れられない女(18) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

【04:45】

警察官「ははは・・・・面白いねあんた達・・・」


警察官達二人は・・・一区切り付ける様に・・・少し真面目な態度に戻った様に思えた。


「まぁ・・・事情は分かりました。仕事であれば仕方無いけど・・・用心して下さいね。」


「はい。ありがとうございます・・・。」


警察官はそう告げるとパトカーに乗車し・・・再び巡回へと出て行った・・・。


「社長~・・・・・信じらんねぇ~・・・・」


H空手家が恨めしそうに・・・私に絡んでくる。


「まぁいいじゃないの・・・・警官達も面白がってたし・・・。」


私はいつもの「笑って誤魔化す」作戦でその場を凌いだ・・・。


「まぁそんな事より・・・・どうやって対象者住居を割り出すかだな・・・。」


「・・・・・ったく・・・すぐそうやって誤魔化すんすから・・・・」


笑いとは正反対に・・・時間的な状況もあり、一見・・今日中の割り出しは無理に思えた・・・。


「おい、Y君・・・警官行ったよな・・・」


「あぁ・・・・行ったと思うっすよ・・・。」


「もっかいアパート行ってみっか・・・。」


「仕方無いっすね・・・・。」


そう言うと・・・・二人は再びアパートに向かった・・・。


【04:55】


季節は晩秋である為、周囲は完全な闇であった・・・二人は再度袋小路のアパート敷地内にいる。


「おい!Y君・・・何でもいいから対象者の手掛かりを探そう。」


私はY君に小声でそう告げた・・・。


「了解・・・」


私達はアパートの住民に気付かれぬ様、周辺を物色し始めた・・・・。


こんな時間である・・・誰かに見られれば本当に通報されかねない・・・・・。気分は殆ど「ドロボー」である。


少しづつ遠くで・・・・恐らくは新聞を配るバイクであろう音が聞こえていた・・・。


「あんまり新聞配達とは会いたくないな・・。」そう感じていた・・・。


現場は袋小路の中の小さなアパートメントである・・・居住している住民の数もたかが知れているだろう・・・。


そんな所で・・・・大の男二人がコソコソやっている姿は明らかに怪しい・・・。


そう考えているうちにY君も私の耳元で囁いた・・・。


「新聞配達来ますよ・・・・一旦離れましょうか・・・」


「そうだな・・・・・。」


私は小さく頷いた。


その時・・・


「んっ?」


私はアパートのポストの下に少し大きめのダンボールが置いてある事に気付いた。


来た時には真っ暗闇であった為気付かなかったが・・・少し目が慣れてきた為の発見であった・・・。


「おい!Y君!!これ持っていこう!!」


そう言うと私はそのダンボール箱を抱えその場を離れる事にした・・・。


(続く)※今日はゴメンなさいここまで~・・・


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