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(皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
こちらも合わせてお願い致します・・・・・)
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【第4の男】
【氏名】 N
【年齢】 29歳
【職業】 無職
【家族】 父母と同居
これが先日対象者が接触した男性であった・・・。
ここで改めて・・・・昨夜迄、対象者が接触・若しくは関係を結んだ男性を整理してみる・・・。
正直、整理しないと混乱する様な事態は・・・私の長い探偵生活でも稀である。
【氏名】K
【年齢】29歳
【職業】対象者と同一勤務先
【役職】主任
【家族】妻・子2人
【氏名】 M
【年齢】 59歳
【職業】 D大学グラウンド管理人
【家族】 母(83歳)と二人暮らし
【氏名】 S(恐らくは写真の男性)
【年齢】55歳
【職業】会社役員
【家族】妻・子(1人)
・・・・・・・・・・全て年齢・職業他、類似する点や共通点等は見受けられない。
可能性として「出会い系」は否定出来ないであろう・・・。あくまで推測ではあるが、やはり一番近い同勤務先の主任Kとはじめに肉体関係を持ったであろう事は誰にでも分かるだろう・・・。
「本命」はいるのか・・・・それとも全て「横一線」なのか・・・・。
それとも「第5」「第6」の男性が現れるのか・・・
色んな面に於いて頭の痛い案件に間違いは無かった・・・。
何れにせよ1週間の延長を命じられた訳である。残された期間、出来る限りの証拠を積み重ねる以外無い・・・・。
「お疲れっす!」
「ああ、おはよう・・・。」
「この間の男・・・・ありゃプー太郎(無職)だったらしいっすね!」
「あぁ・・・・・見事にね・・・。」
「しかし・・・対象者も良くやるっすよね・・・1週間で4人っすか・・・」
「見れば見るほど・・・・そんな風には見えないっすケドねぇ・・・」
「そうだな・・・本当にこの仕事してると・・・人は見かけに依らずって言葉がしみじみ分かるよ。」
「っすねぇ・・・・・・。あ!ところで社長!!」
「何?」
「俺ずっと・・・・出会い系のサイトを研究してたっすよ・・。そしたらね・・・」
私はガバッと椅子から身を乗り出した!
「なんだよ!対象者らしきのがいたの??」
「いや・・・・サイトも星の数程あってっすねぇ・・・・似た様な人妻は沢山居たっス・・・」
「なんだよ・・・・期待持たせんなよ・・・」
「いや!しかし・・・このサイトは・・・」
「なんだよ!」
「なかなか良かったっす!綺麗な人妻に会えたっすよ」
「ふうん・・・・・・・ん!!?」
「何だよ!!お前・・・・人妻と会ってしたな!!」
(勝ち誇った様に)「いやいや・・・そんな事は・・・ないっすよ・・」
「馬鹿野郎!!・・・・・・彼女に言いつけよう!!」
「ちょ・・・・ちょっと待って下さいよ!!誰も行ったとは言ってないじゃないすか!!」
「いやいや・・・・オメーの顔見てるとすぐ分かるよ!顔が真実語ってるもん。」
「ちょ・・・・マジで・・・勘弁して下さいよ・・・・」
「ふふふふ・・・・・馬鹿め・・・・・調子に乗りおったな・・・」
「何すか!その目は!!」
「そうねぇ・・・・・この調査終わったら・・・・焼肉で手を打つかい・・」
「・・・・・・・・・仕方ないっすね・・・・」
「ふふふふ・・・・・」
そんな他愛も無い会話をスタッフと楽しみつつ・・・・残り1週間、調査にかける鋭気を養うのであった・・・。
(続く)
※いつも短くてゴメンなさい