人格破壊(28) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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【第4の男】


【氏名】 N


【年齢】 29歳


【職業】 無職


【家族】 父母と同居


これが先日対象者が接触した男性であった・・・。


ここで改めて・・・・昨夜迄、対象者が接触・若しくは関係を結んだ男性を整理してみる・・・。


正直、整理しないと混乱する様な事態は・・・私の長い探偵生活でも稀である。



【氏名】K


【年齢】29歳


【職業】対象者と同一勤務先


【役職】主任


【家族】妻・子2人



【氏名】 M


【年齢】 59歳


【職業】 D大学グラウンド管理人


【家族】 母(83歳)と二人暮らし



【氏名】 S(恐らくは写真の男性)


【年齢】55歳


【職業】会社役員


【家族】妻・子(1人)



・・・・・・・・・・全て年齢・職業他、類似する点や共通点等は見受けられない。


可能性として「出会い系」は否定出来ないであろう・・・。あくまで推測ではあるが、やはり一番近い同勤務先の主任Kとはじめに肉体関係を持ったであろう事は誰にでも分かるだろう・・・。


「本命」はいるのか・・・・それとも全て「横一線」なのか・・・・。


それとも「第5」「第6」の男性が現れるのか・・・


色んな面に於いて頭の痛い案件に間違いは無かった・・・。


何れにせよ1週間の延長を命じられた訳である。残された期間、出来る限りの証拠を積み重ねる以外無い・・・・。


「お疲れっす!」


「ああ、おはよう・・・。」


「この間の男・・・・ありゃプー太郎(無職)だったらしいっすね!」


「あぁ・・・・・見事にね・・・。」


「しかし・・・対象者も良くやるっすよね・・・1週間で4人っすか・・・」


「見れば見るほど・・・・そんな風には見えないっすケドねぇ・・・」


「そうだな・・・本当にこの仕事してると・・・人は見かけに依らずって言葉がしみじみ分かるよ。」


「っすねぇ・・・・・・。あ!ところで社長!!」


「何?」


「俺ずっと・・・・出会い系のサイトを研究してたっすよ・・。そしたらね・・・」


私はガバッと椅子から身を乗り出した!


「なんだよ!対象者らしきのがいたの??」


「いや・・・・サイトも星の数程あってっすねぇ・・・・似た様な人妻は沢山居たっス・・・」


「なんだよ・・・・期待持たせんなよ・・・」


「いや!しかし・・・このサイトは・・・」


「なんだよ!」


「なかなか良かったっす!綺麗な人妻に会えたっすよはぁと


「ふうん・・・・・・・ん!!?」


「何だよ!!お前・・・・人妻と会ってはぁとしたな!!」


(勝ち誇った様に)「いやいや・・・そんな事は・・・ないっすよ・・はぁと


「馬鹿野郎!!・・・・・・彼女に言いつけよう!!」


「ちょ・・・・ちょっと待って下さいよ!!誰も行ったとは言ってないじゃないすか!!」


「いやいや・・・・オメーの顔見てるとすぐ分かるよ!顔が真実語ってるもん。」


「ちょ・・・・マジで・・・勘弁して下さいよ・・・・ううっ...


「ふふふふ・・・・・馬鹿め・・・・・調子に乗りおったな・・・悪魔


「何すか!その目は!!」


「そうねぇ・・・・・この調査終わったら・・・・焼肉で手を打つかい・・」


「・・・・・・・・・仕方ないっすね・・・・」


「ふふふふ・・・・・」


そんな他愛も無い会話をスタッフと楽しみつつ・・・・残り1週間、調査にかける鋭気を養うのであった・・・。


(続く)


※いつも短くてゴメンなさいna