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こちらも合わせてお願い致します・・・・・)
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現在、貴重なコメント・プチメを下さる皆様にご返事や御礼を出す時間が無く、大変ご迷惑をおかけしております・・・・。時間はかかりますが必ず御礼申し上げたいと思っておりますので・・・もう暫くお待ち下さい
by梅木 栄二
【本編】
「昨夜のベ○ツの男」
【氏名】 S
【年齢】55歳
【職業】会社役員
【家族】妻・子(1人)
その時間・・・私とY君は事務所に居た・・・。
「ところで・・・・なんでおめ~昨日勝手に帰んだよ!!」
「ちゃんとメールしたじゃないっすか!!もう・・・自分昨日は彼女とデートの約束だったんすよ!ちゃんと事前に社長に言ってたじゃないっすか!!なのに・・・それ忘れてんの社長っすよ!!」
「・・・・・だったっけ・・・?」
「・・・ったく・・いつもそんな調子なんすから・・・おかげでこっちはねぇ、昨夜家に戻ったら彼女もう居なくって「馬鹿」って置き手紙してあったんすよ!!!もしも彼女にフラれたら社長のせいっすからね!!」
「・・・・そうなの・・・・ゴメンなさい・・・」
「大体・・・自分が奥さんや子供さんから相手にされてないからって・・僕まで巻き込まないで下さいよ・・・」
「あ!!・・・おめぇ・・・言ってはいけない事を!!なんだよおめぇだって結局彼女と会ったところでどうせ・・・」
「・・・どうせ何すか?」
「変態S○Xするダケだろっっっ!!」
「あ~!!社長僕達を馬鹿にしてるっすね!!それも立派な(愛の形)なんすよ!!」
「バカヤロウ!!変態に愛の形もへったくれもあるかいっっっ!!」
「ふっ・・・・相手にされない一家の主も寂しいっすねぇ・・・」
「な・・・ななな・・・何ぃ・・・・」
そんな他愛も無い会話の途中、電話は鳴った。
「OTSでございます!」
「あ・・・梅木さんですか・・・Tです。」
正直・・・「来た!!」と思った・・・。
「Tさん、いつもお世話になります・・・。」
「あのう・・・今日、調査代金をお持ちしようと思って・・・」
「そんなに慌てなくていいですよ・・・ご都合の良い時に・・」
「いえ・・・どうしても状況が聞きたくて・・・」
「・・・・・・・・・」
正直・・・これ以上誤魔化し様が無いと思った・・・。
「しかし・・・今帰省されてるんですか?」
「はい。今日・明日と有給を取ってきました・・・。今後の打ち合わせも今のうちにしておこうと思って・・・」
もはやこれ以上話を先延ばしするのはご依頼者T氏の手前難しいと判断した私は・・・
「分かりました・・・しかし・・・本日も一応私はTさんの件で調査に出ようと思っていたのですが・・」
「はぁ・・・しかし私も時間が限られていまして・・・」
「そうですよね。大変失礼致しました・・・今日は何時頃?」
「家内が帰宅するまでには・・・帰りたいので午後3時頃いいですか・・・?」
「分かりました・・・お待ちしております」
「ただ・・・報告書はまだになりますが宜しいですか?」
「ええ・・・分かってます。」
「わかりました・・・それでは・・・」
私は電話を置いた。
「Tさんすか?」
「あぁ・・・」
「難しいっすねぇ・・・」
「あぁ・・・・まだ全容解明って訳じゃないしな・・・・」
私は時計に目をやった・・・・・・
「はぁ?」
時計の針は午後2時30分を指していた・・・・
「おい!!午後3時って・・・・あと30分しかないじゃないか!!・・・・おいおい・・心の準備ってぇモノが・・・・」
「じゃ!!ちょっと早めっすケド僕現場に行ってるっす!!」
「あ!!てめ~汚ぇぞ!!俺一人置いていく気かい!!」
「もうこの現場は僕一人で大丈夫っすよ!安心して下さい」
「ふざけんな馬鹿ヤロ~!!」
「お疲れっす!!」
・・・一人残された事務所内に・・・不穏な空気が立ち込めてきた・・
(続く)※いつも短くてスミマセン・・・・