人格破壊(17) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(21:25)


未だ対象者らは帰る様子が窺えない・・・・・。


「何やってんだろう・・・?」


「っすねぇ・・・・」


何度も・・・余計なお世話ではあるものの・・・やはり同じ「子を持つ親」として・・・子供達の存在を心配せずにはいられない・・・。


成人前の子供ならまだしも・・・・家に残されているのは思春期の中学生とそれにすら至らない小さな小学生である・・・。


正直・・・・早くこの「調査」を終わりたい。と、思った・・・。


早く・・・次のステップに進まなければ・・・解決に向かわなければ・・・


「何か」が壊れる様な・・・そんな気がした・・・。



(21:35)


やっと・・・男性と対象者の乗った軽自動車がグラウンドを出る・・・。


帰宅方向はおおよそ見当がつく。私は慌てずギリギリまで待って尾行を続行する。



(21:50)


案の定・・・男は自宅付近で対象者を降ろした・・・。


さすがに・・・昨日の様な「キス」は無かったものの、「また会いましょう」的な別れ方が気になる・・。


ご他聞に漏れず・・・私は男の「後」を追う・・・。



(21:58)


男はコンビニエンスストアに再び立ち寄った・・・。


「よし・・・」


私はY君に退店時の撮影を頼むとバッグ型のカメラを持って同じ店内に入店した・・・。


勿論、男が私達の存在に気付く由も無い。


コンビ二内でエロ雑誌を手にやに下がる男の隣に立った私は・・・撮影をしながら男の「腕」に注目した・・・・。


「違う・・・・・」


私がご依頼者に見せられた毛深い・・・太い腕では無い・・・作業服は長袖であるが、雑誌を持ち上げかすかに上がっている袖から見える「腕・手」は間違い無く写真のそれとは違う・・・。


「昨日の男なのか・・・?」


しかし・・・昨夜の男はこの男よりも寧ろ華奢である・・・。


私は未だ状況が掴めず苛立ちを覚えた・・・。



(22:05)


私は男より一足先に車に戻る・・・。


「どうっすか?」


「違う・・・あの男じゃない」


「って事はまだ他にも男がいるって事っすね・・。」


「わからん・・・」



(22:15)


男が退店し、再び軽自動車で走り出した・・・。


いずれ分かる事ではあるが・・・私達は見えない「次の男」に備え、今日中にこの男の自宅を割り出すべく、後を追った・・・・。



(続く)


※また少し仕事が落ち着いたら・・・しっかり書かせて頂きますご迷惑をおかけします