「再会教習」に行ってきました | おとやんのブログ

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バイクの楽しさとは、重力と遠心力の狭間に身をあずける心地よさと見付けたり。

 私が普通自動二輪の教習を受けた八幡自動車学校には「再会教習」という制度があり、卒業から一年間は無料で一度だけ教習を受けることができます。

私は2017年の12月に卒業したのでもうすぐ無料で教習を受けることができる権利が消滅してしまうではないか!、ということに先日気がついて慌てて11月の再会教習の日程を確認。

11月は10日と24日とのことだったので善は急げと11月10日に予約しました。

 

 当日、12時に懐かしの二輪の教習事務所へ。

 

教習時代にお世話になった教官に文字通り再会して、教習開始。再会教習は一般との教習とは別個に行われるようでしかも当日の受講者は私一人だったため、教官もコースも貸切状態。

懐かしのCB400SuperFourでコースを2~3周ウォームアップ走行して教習開始。

メニューが決まっているわけではないので、アクセルワークと車体コントロールに関わる「スラローム」、隘路の低速走行に関わる「S字」と「クランク」を集中的に練習。

 

「S字」はもともと苦手意識はそれほどなかったのでスムーズにクリア。

 

「クランク」はどちらかというと苦手だったのが、今回走ってみると自分でも驚くほどスムーズに通過できたのでびっくり。視野が広くなったというか、落ち着いて先を見ながら車体をコントロールできるようになっていました。GSX-S150に乗り始めて5000km余り、色々と考えて工夫しながら乗ってきたことで少しずつではあるものの上達しているのだナ、と実感できました。

 

「スラローム」は最苦手種目で、一年ぶりに走ってもやはりスムーズというわけにはいかず。

ここは教官に改めてコツを教えてもらいました。

 ・腕だけで(ハンドルだけで)コントロールしようとするとうまくいかない。体重移動をうまく使うこと。

 ・アクセルには遊びがあるので遊びを埋めた上で開閉するとギクシャクしにくくなる。

 ・視線を少し先に向けてスピードとコースのイメージをしながら走る。

といったあたり。

教官もおっしゃっていたように「クチで言うのは簡単だけど、実際にできるようになるには練習あるのみ」で、何度もトライ。

完璧には程遠いものの、限られた時間の中で今後につながるようなそれなりの感覚は掴めたかな、という感じでした。

少なくとも、教えてもらったことを考えながら走れる、先の先くらいのパイロンを意識しながら走れるくらいの心の余裕ができたということは僅かながら1年前よりは進歩しているということでしょう。

 

最後は低速での車体コントロール力向上メニューとして、教官オススメの「ハンドルフルロック クルクル走行」。文字通り、ハンドルを左右どちらかにフルロックした状態で低速で円を描きながら走るというもの。文章で書くと簡単そうですが、これが相当難しい。

アクセル開度と半クラッチの程度は一定、状態を外に出すリーンアウトの体勢でバランスを取るのですが、アクセルとクラッチの調整がうまくいかず失速して転倒、の繰り返し。

教習装備のCB400SFは200kgを超える重さなので転倒させると起こすのに苦労します。

結局、1周360°は回ることができず、30°程度止まりでしたが、これは自分の車両で安全な場所を見つけて練習してみたい項目です。

教習車と違って自分の車両には先日取り付けたスライダー以外は充分なガードが無いのであまり転倒したくはないのですが...。

 

 教習所のコースで練習できる得難い機会もあっという間にすぎてしまいましたが、最後に「再会教習修了証」をいただきました。

 

校長先生いわく、再会教習を受講するような卒業生はそもそも安全意識が高く、事故を起こす事例は極めて少ないとのこと。

この日教えていただいたことを意識しながら今後も安全運転スキルの向上に努めよう、と改めて思った次第です。

 

教習所からの帰途、愛機GSX-S150に乗るとやけに小さく軽く感じました。やはりCB400SFの重厚さに比べるとGSX-S150は軽くて扱いやすいのだなと今更ながら感じました。