今月のタイトルフォトに登場している京都電気鉄道の車両たち。
右の7枚窓の初期型と左の9枚窓の後期型2両の計3両。
Oゲージスケール(1/45) ディスプレイ車両たち
これらの3両はオークションで順次入手した同じシリーズの別ロットの製品で、箱のデザインは異なるが、どの製品にも「京都市電」や「N電」の表記があるけど京都市電塗色ではない。但し製品は未塗装パーツなので自由に塗色できる。
これらの、かつて市販されていた製品は京都電気鉄道から買収され京都市電となり、吹き曝しだった運転席に前面窓を取り付け「N電」と呼ばれた9枚窓車両の京都電気鉄道時代の後期型である。
走行も可能な製品で、車台から下の走行系はロットによっては樹脂製ではなく金属製パーツになっている物もある。
福田静二氏提供
では1両の7枚窓初期型車両は?と言うと…
伏見チンチン電車の会に協力要請をされたのを契機に、昔のことで資料の乏しい初期型車両の参考資料とするため後期型車両をオークションで落札し窓2枚分カットして改造したもので、その改造時の画像は全く撮影していなかった。
厳密には車幅など初期型と後期型では異なるがスルー
同封の組立説明書もそれぞれで少し異なる
組立説明書が4つ有るのは、今回もう1両7枚窓の初期型車両を増車しようと入手したもので、これには外箱はなかった。
9枚窓から7枚窓に窓を2枚分減らすだけの簡単そうに思えるが…
パーツによってはカットする部分が限定される。
どれも端部をカットしては組立時に端面が成り立たないので、中央部が必要な上屋根と車台パーツは前後部から各々窓1枚分カット。
下屋根は特に問題はないので中央部を窓2枚分カットで対応。
側面や明り取り窓は中間の任意の窓2枚分をカットで対応。
左から、上屋根と明り取り窓 ・ 下屋根 ・ 車台 ・ 側面
以上の手順で今回は過程を撮影しながら改造に着手予定だが、すでに去年秋からの放置状態で…