京都電氣鐵道後期型精密模型 其ノ七 | レールは、こころをつなぐ道。

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日本の旅は、列車です。(JR-G 2004)

普段は梅小路公園の市電展示室(土日祝開室)に展示されていて、伏見チンチン電車の会が保守管理している京都電気鉄道後期型車両の 8.4分の1大型精密模型。

 

 

■ 補修

2018年春 梅小路市電展示室から復活に向けて持ち帰った時、屋根部一面に退色や経年劣化による色ムラはあったが清掃程度で対応。

補修が必要だったのは、数カ所の塗装の点状剥落部分のタッチペン補修と、それ以外の大きな補修は…

 

側面2か所の縦桟剥れ

 

補修後

 

運転手側のひさし接合部の剥れ

 

段差が無い様に接着・パテ埋め補修後、ひさし付近を再塗装

 

■ 線路

 

整備を行い動く様になったので試運転をする線路が欲しくなり、不要になった角型カーテンレールを運搬作業に使用していたベニヤ板に取り付けた仮の線路で初走行。

 

自走する様になって再び梅小路公園市電展示室に戻ってきた日。

路盤は洗い張り用板で幅が広く厚くて重かったが、ここでの静態展示用線路は別にあり、まだ持ち出し走行など考えてもいない時期。

 

その後、市電展示室や伏見区役所でのイベント走行などでこの線路に問題がなかったので、半年後に長さ90cm×4枚の3m60cmの路盤を製作した。

市電展示室での通常のイベント走行ではこの長さが限度で、電車の全長が1m20cmと全体の三分の一を占めるため走行できるのは2m40cm程度となる。

レールは固定ではなくスライドできるので、運転時のレール継ぎ目は路盤継ぎ目と45cmずらして段差をできにくくして、路盤の連結は黒色の蝶番掛金で連結。

 

軽量コンパクトで、持ち運びも簡単になった。

 

その1年後、2019年12月の「上京区電車物語」イベントからは4枚増の全長7m20cmとなり、走行可能距離は2.5倍の6mとなった。

 

「ありがとう!こども文化会館」

 

今後の線路に関しては…

5インチゲージは人が乗車できる最小の鉄道模型のため、強度などの関係からも、市販の線路は高額で重量もある。

費用以外にも曲線レールを入れた楕円形エンドレスにすると奥行も必要となり、車重も有るので観客の安全性も考慮すると更にスペースを確保する必要が有り、そのような状況は当面ないと予測でき、この線路での往復運転が続くものと思われる。

 

 

■ 運搬装置

イベント時などの電車の運搬装置。

 

電車はバッテリー無しで約30㎏有り、サイズも大きく、二人で抱えて運ぶのも大変なので、ほぼ廃材利用で、車輪がきっちり固定できる切込みを入れた専用担架を製作しキャスターも取り付けた。

担架状に抱えての運搬以外に、平面が続く場合ロープで引っ張っていたが進行方向が安定しないので、廃材を利用して蝶番掛金で脱着可能な引手を製作、進行方向が安定して楽に運搬できる様になったので、落下事故など無い様に担架方式での運搬はしなくなった。

 

引手を取り外せば、専用台車に載せたまま車にも乗せられるので運搬作業は大変簡単になった。

 

以上で伏見チンチン電車の会が保守管理している京都電気鉄道後期型車両の 8.4分の1大型精密模型の解説は終わりです。

 

 

この大型精密模型のイベントなどでの運転機会が有れば伏見チンチン電車の会のFacebookでお知らせします。

 

長らくのご乗車お疲れ様でした。

2022/05/08 追加のポール回し改造へつづく