Ben Haper

the passion
「右の頬をぶたれたなら 左の頬を差し出しなさい…」
劇中には出てこなかったけど
彼がこんなニュアンスの言葉を残したと
聖書は云う
この言葉が本当なら、信仰者は何をもって
今日に至るまでの過ちを説明するのだろう
そして何をもって信仰という業をあらわすのだろう
すべてがすべて、完璧な人などいなくて当然
ただ、宗教が生み出すものにはどんなカタチであれ血が伴う
揺ぎ無い結果は歴史上否定することの出来ない事実
それにしても 創始者の思想と信仰者の理解が
これほどまでに相違しているであろうと察するに容易いこともないだろう
歴史は物を云わずしてこう語る
所詮は人 自分にとって都合の悪いことは
排除するようにできている
日常における機械の活躍や
システムのオートメーション化
純粋に利便性を追求する人たちの一方で
何かしら不可解な思惑を企む人たちがいるのも否めない
あの日ゴルゴタの丘で 彼は
本当のところ何を祈ったのだろう
無宗教のボクが 知りたいこと
鍍金であれ
毎晩声が聴きたくなるわけじゃない
メールが来なくても寂しくない
毎日会いたいわけじゃない
一緒にいないと不安になるわけじゃない
誰といるとか気にならない
面倒くさいわけじゃない
鬱陶しいわけじゃない
うるさく言われるわけじゃない
胸を押しつぶしたみたいに痛くなることもない
別に一緒にいて嫌なわけじゃないし
ずっとずっと一緒にいたい
毎晩手料理が食べたい
子供は野球チームが作れるくらい欲しい
おばあちゃんになっても毎日Hするんだとか
本当に心から愛してあなたのためなら死ねるだとか
自分がおかしくなるくらいに
めっちゃくちゃ好きになってしまったわけじゃないし
アナタともこんなスタンスで付き合うことができれば
良かったのに
アナタとならこんなスタンスで付き合った方が良かったかも
知れないのに
こんなことが平気でアタマに浮かぶようになったんだ
こんな人になったんだ
嘗て想像し得なかった
インフルエンザぢゃないよ。
クチでして
運命は自分で切り開くもの
て、オカンがよく言ってた
過去は消せないもので
良いことであっても、例え悪いことであっても
未来は自分で創りだしていくもの
そして今 自分が創りだしているものは 間違いなく悪いもの
自然から与えられた貴重な時間を 燻る事で
言わば垂れ流している状態
未来で
「あれはあれで良かった」
と言う自分が見える
でもそれはあくまでも未来の話
今、例えそれを予感したとしても
このままじゃただの予感で終わってしまう
「あれはあれで良かった」と話せる未来を創っていかないと
ここまでわかってて こんなに現状を把握できてて
それやのに怖くて 何かに脅えてて 勇気が無くて
また自分を甘やかして一日を放り投げてしまう
小さな一歩が積み重なること 知ってるのに
踏み出すことも 足を上げることすら放棄したり
そうやって自分を甘やかした結果どうなるかわかってるのに
それでも動かずに地団駄を踏んで 酒を飲んだり 女と寝たり
一瞬の快楽に身を委ねることで なんとか誤魔化してる
動けないんじゃなくて動かない
せめてそう位置付けしないと目的までもが崩れ去りそうで
涙が流れてくれたらいいのに
涙が流れてくれたら哀しいと気付くのに
涙が流れてくれたら大声で辛いと叫べるのに
涙が出てきてくれるだけで ただ泣いていることができるのに
それさえも許されへん
今はこの苦しみの中から何かを学び取らんとあかん
おやすみ
明るい葬式計画(・・・偶然
前に書いた通りおばあちゃんの急逝で
週末ゎ急遽帰阪していたわけです。
新大阪に着いた私ゎ次男と長女に迎えられました。
「音さんセレブみたぃなってんなぁ~」
長女(H3生まれ)のわけのわからない言葉を受けながら式場まで車で赴きました。
着いて最初に見たのは棺の前のおじいちゃんでした。
「わざわざすまんのぉ。ありがとな。早よ顔見てあげてや」
お線香をあげ、手を合わせて棺の観音開きを開けました。
しばらく、じっとおぱあちゃんの顔を見ていました。
観音開きを閉じ、おじいちゃんに一言
「信じられへんゎ。フツーに家行ったらいてそうやし。
何が何やよぉわからんゎ」
実家に戻り、次男と「ごっつええ感じ」のビデオを見ていると
次男ゎすぐにイビキをかき寝てしまいました。
「…相変わらずやな」
次男ゎ食事中にも寝ます。
また、終業後に地下鉄のドア横に立ったまま寝てしまい、
鉄の手すり(縦)の頂点に額をぶつけて流血した事もあります。
よくある話です。(んな話あるかぃな。)仕方なく音人も寝ました。
式場に着いた途端に音人ゎ背中に痛烈な痛みを感じ、
その場に倒れてしまいました。痛くて息ができませんでした。
次男ゎびっくりして最初唖然としていましたが、
背中をさすってくれながらこう言いました。
「東京でなんか悪い事しとんちゃうかぁ~…」
お通夜が始まりました。
席につくと特有と言うか、音楽が流れ出しました。
悲しい感じのアレです。
しかし音人のアタマの中にゎ悲しい感じのアレゎでて来ず、
その代わりに志村けんさんが出てきました。
喪服を着て、眼鏡をかけて、
白髪のズラをかぶって泣いているコントの画です。
必死で笑いをこらえました。
そうしている内にお坊さんの登場です。
ものすごく健康的にぶくぶく太っていました。
更にすごかった事がありました。お経です。
初めて聞いたあのお経、紛れもなく唄でした。
文字でしか表せないのが悔やまれますが、間違いなく唄でした。
しかも驚く事にかなりのテクニシャンでした。
内容が多少マニアックですけど…もちろん
マイナースケールなのですか、
ワンフレーズの締めを#9thの音でくくったりするという、
ホラー映画でも見ているかの離れ業でした。(唄の時点で離れてるけど)
もう思いっきり歯を食いしばる他ありませんでした。
吹き出し度ゎ志村けんどころの騒ぎでゎなく、
鶴ちゃんのおでん以上でした。
その日の夕飯ゎお寿司でした。母親が
「HRちゃんとこ電話してあげれば?暇やったらおいでって」
と言うことでHR廃人姫の3人家族と、わざわざお線香を
あげに来てくれた中学からの親友にぃさんと
池田家で式場の二階が埋まりました。
そこから姫が主役の食事会が始まりました。
しばらくすると父親が
「音の唄聴きたいなぁ~、おばあちゃんも聴きたい言うとるでぇ~」
と、きました。何故でしょうか、朝、実家をでるときに
音人ゎ車にギターを積んでいました。
お通夜待ちの時間も弾いていました。(この時点で充分おかしい)
仕方なくギターを手に「涙そうそう」を唄うと
姫ゎものすごくキョトンとしてました。
次に父親の曲のイントロを弾き始めると
「おぃお~ぃ!」
という感じで嬉しそうに父親がリアクションしました。
歌詞ゎうるおぼえでしたが、父親ゎ楽しそうに唄いました。
そこからゎもぅ、久しぶりに次男の曲でハモったり、
にぃさん、廃人、次男、音人とで「悲しい色やね」を合唱(?)したり
夜中まで唄い続けました。
明くる日、すべての内容が終わり、帰り際に次男が
「『こんな明るい葬式初めてや…』て式場の人言うてたで」
と言いました。
音人もこんなお葬式ゎ生まれて初めてでした。
地域によってわ大往生をお祝いするそうです。
おばあちゃんも87歳だった上に、
生きてる事で精神的苦痛を
ともなっていた部分も少なからずあったので
時期的にそれほど悔やまれることもなかったことと思います。
息子、孫の唄が聴けて喜んでくれていると思います。
ただひとつ、トロントに住む三男だけが帰って来られなかった事が
三男からすると本当に可哀想だと思いました。
音人ゎそれだけが心残りでした。
あらー
ケーサツから電話ありました。
