わざわざ注射としたのはセフェム系の場合「同世代」でも内服と注射でちょっと違ってくる部分があるためです。
まぁグダグタいうのが私の良くない癖なのでシンプルに行きましょう！
概説で書いた通り、第2世代は中間の世代。
GPCとGNRに効きます。ホントはそれだけなんですが、
ただ、実は第2世代の中でもセファマイシン系に属する抗菌薬はGPCとGNRに加えて嫌気性菌にも効くのです。
つーわけで、第2世代は2つ薬剤を覚えていただきます。嫌気性菌に効くやつと効かないやつ。
嫌気性菌に効かないやつ
(スペクトラム:GPC＋GNR)
一般名:セフォチアム(CTM)
商品名:セフォチアム、パンスポリンなど
嫌気性菌に効くやつ
(スペクトラム:GPC＋GNR＋嫌気性菌)
一般名:セフメタゾール(CMZ)
商品名:セフメタゾール、セフメタゾンなど
なんかセフメタゾールが出てくると、セフメタきたーーーー！って思いませんか？あまりにもよく使いますもんね。
GNRと嫌気性菌に効くので腸内細菌によって引き起こされる感染症、例えば胆管炎や細菌性腸炎や尿路感染症にも効きますし、GPCと嫌気性菌をカバーしてるので誤嚥性肺炎に使っても間違いではありません。便利ですね〜😁