僕が死ぬ日・・生まれる日 -47ページ目

僕が死ぬ日・・生まれる日

僕が死んで・・生まれる日までの記録

と・・友美!なんでお前がここに居る??


硬直してる私に今日子は不機嫌そうに言った


「何よ!どうしたの?あんた栞ちゃんの事、知ってるの?」と


栞??この子は栞と言うのか?


「い・・いや・・知り合いによく似てるものだから・・

今日子!あの子をこの席に呼ぶ事は出来るか?」


「え~~っ!何、あんた言い出すのよ!

あなたは私のお客でしょうが!」


そう怒ったように今日子が言った


「い・・いや!違うんだ!なんか、木村が好きな女に興味があってな!

別に君からあの子に乗り換えようと思ってるんじゃないよ!

少し話をしてみたいんだ!」


ドキドキしていた・・


しかし、よくみると友美ではない。


そう確信できたから今日子にそう言ったのだ。


そうだ・・栞は友美が20代の頃にそっくりなのだ。


私と出会った頃の友美がそこに居た。


「ちょっと待ってね!そろそろあの客が帰りそうだから・・

帰ったら呼んであげるから・・」


それから10分程して私の席に栞が現れる。


今日子が嫌みったらしく私に言った。


「席・・外した方が良いのかしら?」と


「い・・いや!別に・・・構わない・・」


私の隣に腰掛けた栞の顔をマジマジと見つめる。


見れば見るほど友美に似ている。


出会ったばかりの頃の若い友美に・・


「あら、こちら初めてよね!初めまして!栞です!

今日子さんのお客様ですよね!

何度か木村さんとご一緒にいらしてますよね?」


「ええ・・何度か・・」


「うわ~嬉しい!私も呼んでくれるなんて!

失礼ですがお名前は??」


「えっ・・さ・・坂本と申します!よろしく!」


栞は笑いながら自分の名刺を私に差し出す。


そんな光景を今日子は不満そうに見つめていた。


「別に指名した訳じゃ無いわよ!

ただ、あんたに少し興味があるらしいだけ!

ほら、!三上さんが来たわよ!

どうせ・・あんたを指名でしょ!」


そう今日子が栞に言うと


「あら・・忙しい!売れっ子は辛いわ!」


そう嫌みったらしく今日子を見つめる。


そう言いながら栞は席を立った。


栞が嬉しそうにその三上と呼ばれる客に近づいて行く・・


すると今日子が私の足にそっと手を添え呟く・・


「浮気したら絶対に許さないからね!」と


私はいつの間にかこの女の男になっていた・・・


そんな気は無いのに・・・


「何??説明して!!何で栞ちゃんを呼んだのよ!」


「えっ・・いや・・実は私の妻にそっくりでね!」


そんな言葉に少しだけ今日子の顔色が変わった・・


「そ・・そうなんだ!だったら、あなたの奥さんって結構、美人なのね!」と


「えっ??そうかな?そうでも・・」


「あの子、うちの№1なのよ!それもダントツの・・

まぁ~木村さんが相当、入れあげてるって事もあるけど・・

きっと、寝てるね!あの女と・・あの人・・」


あの人・・


そう木村を呼んだ今日子の顔がなんとなく寂しい女の顔であった。


そう・・寂しい・・女の顔・・


ふと、時計を見ると11時を回っていた。


「わ・・悪い!終電の時間だからそろそろ帰るよ!」


そう言って席を立とうとすると今日子が私の袖をつかみながら呟く


「同伴もしてくれたんだからアフターも付き合ってよ!

これもポイントになるのよ!

私、子供が居るじゃない!

だから、アフターポイントをなかなかつけれないのよ!

お願い!12時まで居て!別にアフターは付き合わなくって良いから!」


12時・・


思わず蒲田から下井草までのタクシー代を計算してしまった。


最悪・・カプセルホテルにでも泊まればよい!


それに始発までなら5時間もブラブラすれば・・


「解ったよ!付き合う・・」


そんな私の言葉に今日子は嬉しそうに微笑んだ。


きっと、多くの男がこんな女の笑顔に騙されるに違いない。




もしかしたら今日子は木村が好きなのか??


なら何で私に近づいたのだ??


売り上げのためなのか??それとも何か私に隠しているのか??


いや・・そんな事を考える事が間違っているのか??


それに別に今日子が誰を好きでいようが私には関係が無い!


嫌いな相手でも売り上げのために見せるのが夜の女なのだから・・



女関係の話をまったく誰にも話さない私と違い木村は昔から私に何でも話してくれた。


美香との事もそうだが当時、付き合っていた大勢の女も殆ど知っている。


「隠し事は親友にはしない!」


そう木村に言われた事があった。


きっと、それはだからお前も俺に何でも話せと言う意味だと思う。


しかし、当時の私は決して他人に自慢げに話せる恋愛をしていなかったので・・


私は仲間の中では女に不自由してる哀れな男であった。


美香に依頼をされた後に何気なく木村に聞いてみる。


「お前・・最近、女の方はどうなのよ?」と


木村は少し驚いた顔をしながら呟く


「飲み屋の女はチョロチョロな・・」と


その中に今日子が含まれているのでは?


そんなしょうも無い疑いが頭を過ぎる。


「そうか!まぁ~程ほどにな!お前も人の親なんだから・・」


そう私が言うと少しだけ気に障ったのか・・


「お前に言われたくね~~よ!」と木村は言った。


きっと、こいつは今日子を俺の関係に感づいている・・


そう思わない方が不思議であった。


それは私の勝手な想像なのかもしれないが・・


それから数日後、また今日子から連絡が来た。


「で??何時来るのよ?店に・・」と


私は正直、あまりこの女と会いたくなかった。


友美は私を口には出さないが疑っている・・


そう感じていたからだ。


自分は浮気をしてそ知らぬ顔をしてるくせに・・


旦那の浮気は許せないとでも言いたいのか??


「ああ・・最近、忙しくてな!夜も遅いんだ・・」


そんな私の言葉に


「嘘!今夜・・来てよ!待ってるから・・」


一方的に今日子はそう言って電話を切った。


私は例の暗号を木村にメールした。


今夜はお前と会うことになってる・・


木村から暗号の返事が来たのは数秒後の事であった。


その日の夜、私は蒲田の繁華街を歩いていた。


なぜなら今日子から再び、メールが届いたからだ。


「同伴してよ!蒲田の改札に6時に待ち合わせね!」


同伴??なんとも我侭な女である。


そしてその我侭を受け入れてしまう自分は??


きっと、この女に少なからず、何かを期待しているのかもしれない。


友美が持っていない何か不思議な妖艶な魅力を持ったこの女に・・


私の右手をしっかりつかみながら私の横を夜の蝶が舞っている・・・


すれ違うサラリーマン達が羨ましそうに私を見つめ・・


今日子の体のラインを助平そうに舐めるように見つめた・・


「焼肉!行きたい!焼肉!!」


「えっ???焼肉かよ!」


「そう!最近、肉・・食べてないのよ!肉・・」


なんとなく意味深な言葉に少しだけドキドキする・・・


蒲田には焼肉屋が多い。朝鮮系の住人が多く住んでいる事も関係してるのだろうか?


焼肉を食べて今日子の店に着いたのは7時を少しだけ過ぎた頃であった。


なんか・・俺・・変わったな?


そうグラスを傾けながらそう思っていた。


今までこんな飲み屋に一人で来る事なんか無かったのに・・


そして何時の間にタバコに火を女につけてもらう事にも違和感が無くなっている自分・・


もしかしたら私はこんな世界が好きだったのかもしれない。


夢を売る商売なんだ!お水は・・


私はこんな世界に夢なんてある訳が無いと思っていた。


そしてこんな店に金を湯水のように使っている男を軽蔑していた。


しかし、最近、そんな男たちの気持ちが少しだけ解る気がする。


夢ではない・・ここに存在してるのは・・


この世界に存在してるのは孤独からの開放・・なのかもしれない。


男たちは大金を使いながらこの世界で孤独では無い自分を買っているのかもしれない。


「最近、木村は来るの??」


そう私がポツリと呟くと一瞬、今日子がギックとした。


体が一瞬、硬直したのがわかる。


「な・・何で?いきなりそんな事を聞くの?」


「い・・いや・・なんとなく・・」


「もしかして社長と私との事をやいてるの??

それなら、大丈夫!社長のお気に入りはあの子だから・・」


そう今日子が指差した方向に一人の女が接客をしていた。


私は思わず彼女を見てお驚きの声を上げた・・


「と・・友美・・・何でお前がここに居るんだ!」と


私のさらなる苦しみの序曲であった。


人生は辛すぎて私の手には負えない・・

何時も私の小説を読んで頂きありがとうございます。

私は基本的にPCでしかブログを見ないのですが昨日、久々に携帯で見てびっくり!


携帯での観覧がもの凄く見づらくなっているようです!

多分、原因は最近、忙しく直接、記事を書いているのではなく他で書いたのをコピーして貼り付けているのが

原因だと思います。


基本的には最近は自宅で書くようにしてるのでしばらく携帯の読者様にはご不便をおかけするかもしれません

なんとも・・何か良い方法を探します!


そんな悪環境の中、何時も読んで頂いてる携帯読者の皆様に心よりお礼を申しあげます!


ありがとうございます!


今後、私なりに一生懸命に書かせて頂きますのでよろしくお願いします!


でも画面に2行しか出ないなんて・・


ごめんね!読みにくくって(涙)