初めに・・ | 僕が死ぬ日・・生まれる日

僕が死ぬ日・・生まれる日

僕が死んで・・生まれる日までの記録

恋のチャンスは突然に・・・


なんて事がよく言われるけれど、そんな話は10代や20代の人間の話であって・・


男も30歳を越えてしまうと恋のチャンスどころか女性と出会うチャンスさえ殆ど有無に近い状態になる。


私の名前は坂本誠と言う、年は今年で35歳。ある貿易会社で営業をしてる。


忙しかったから・・自分がこの年まで結婚が出来なかったのをそんな理由で言い訳をするつもりは無い。


結婚と言う物にあまり興味が無かったのだ。


別に10代や20代の頃には付き合うだけの女なら不自由した記憶は無い。


ただ、一人の女と一生、生きて行く自信が私には無かったのかもしれない。


人間には「モテ期」と言う時期がある事をご存知だろうか?


人間には人生の中か何度か、もの凄く女性に不自由しない時期がある。


大抵の男はそんな時期に適当な相手を見つけ生涯の幸せなんて物を手に入れる。


ただ、結婚や家庭を持つと言う事が本当に幸せなのかと言う疑問は残る。


私から言わせれば、結婚や家庭を持つと言う事はただの自己満足の安心感でしか無いと思うからだ。


世間体を気にする人間の唯の自己満足の安心感・・


そして、運が良いのか悪いのか?その時期に相手を見つけられなかった男は長い一人旅に出る。


そして、あれだけあった、「出会い」と言うチャンスが突然に消えてしまった事に戸惑いを見せ・・


そして、当たり前のように居た女性が突然、消えた事に焦りを感じるのだ。


「別れましょう・・・」


私が最後にそう言われたのは今から、6年前の事だと思う。


多分、あの女が私の「モテ期」の最後の女であったに違い無い。


それが証拠にあの女と別れた途端に全ての出会いと女が消えた・・


そして29歳から6年間、私にはまったくと言って良いほど女性の気配が無い。


でも、出会いが無いのなら無い方が良いのかもしれない。


苦しみを産む出会いなら最初から無い方が良い・・


ただ、これも世の中の何とも不思議なことなのだ・・


「モテ期」の良い時期が過ぎると何とも暗雲が立ち込めたような恋ばかりが訪れるようになるからだ・・


こんな事を偉そうに言っている私もそんな暗雲の中に放り込まれた男の一人である。


この話は私のそんな恋の話である。


しばしのお付き合い・・お願いいたします。