多分!続く・・№29(夢は所詮は夢である) | 僕が死ぬ日・・生まれる日

僕が死ぬ日・・生まれる日

僕が死んで・・生まれる日までの記録

過ぎ去った時間は元には戻らない。

君のあの笑顔も・・

君のあの悲しげな顔も・・

君は今でも覚えているかい?

あの雄大な北の大地の景色を

君が変わっても僕は決して変わりはしない

僕は何時までも君を愛している。

今夜も何処かの星の下で・・

何時も君を抱きしめている。

今夜も何処かの星の下で・・

君の心を抱きしめている。


過ぎ去った時間は元には戻らない

でも僕達の想い出は永遠に消える事は無いだろう

夜行列車の窓から寂しげに顔を覗かせる君の顔を

僕は何時までも忘れない。

何時でも戻って来いよ!

そんな言葉を言うのがやっとだったあの頃・・

きっと僕は今よりも全然、子供だったに違いない。

今夜も何処かの星の下で・・

君の幸せを祈っている

今夜も何処かの星の下で・・

君の笑顔を夢見ている


何時か君が傷つきボロボロになって帰って来ても

この町は絶対に変わらずに君を優しく包み込んでくれるだろ

もしも、この街が変わって君を拒絶しても僕の思いは変わらない。

僕は君は永遠に抱きしめると誓ったのだから

だから安心して帰っておいでよ!

今夜も何処かの星の下で君の帰りを待っている。

だって僕は君の居場所だから・・・



Kenさんおめでとうございます!私、この詩を読んで泣いてしまいました!遠く離れた恋人への想いを詩にされたのですが?でも、失礼かと思いますがこの詩を読んでその相手の方は涙を流しながらこう言うだろうと思います!

「帰れないよ!だって夢の途中だもの」と、きっと涙をいっぱい瞳に溜めながら・・

この詩を書いた北海道在住のKenがあの安藤君であることは直ぐに解った。そしてその相手が誰なのかも。まいがブログで書いた最後の言葉が私の頭の中から消える事は無かった。

「帰れないよ!だって夢の途中だもの・・」

それはきっと、まいの安藤君へのメッセージだったに違いない。

安藤君の詩はB面に使われるそうだ。ならば、メインは??

さらに一週間後、まいのブログかまた更新される。

「デビュー曲が決定しました!」そんな題名の記事。


な・・なんと!あの有名な小説家のベッキー先生がまいの為に詩を書き下ろしてくれたのよ!まい!チョ~びっくりなんですけど!


そんな書き出しで始まったまいのブログ、そんな記事を読んで私のあの変てこな詩がデビュー曲に採用された事を知った。

「ロックが静かに流れる夜・・」

何ともベタベタな題名だ!やはり私には作詞の才能は無いらしい。そんなブログを読んでいると私の携帯が急に鳴る。

「どうも!加藤です!先生!覚えてらっしゃいますか?」

加藤?はて?誰だっけ??

「乙女委員会のプロデューサーの加藤です!」

「ああ・・加藤さん!お久しぶりです!何か??」

「ええ・・ご連絡が遅くなって申し訳無いのですがまいのデビュー曲の歌詞に是非、先生のお書きになった「ロックが静かに流れる夜・・」を使わせて頂きたいのですが!」

思わず使わせもなにも、もう発表してるじゃん!なんて思わず突っ込みたくなる

「それで正式なご契約を結びたいのですが・・どうでしょう!一度、山梨にお越し頂けませんか?もう直ぐ曲も完成いたしますので!」

「ああ・・こんな私でもまいちゃんのお役に立てるのならお伺いしましょう!」

こうして私の作詞家デビューが決まった。しかし、売れる見込みは99%無いのだが!

TV委員会のデビュー曲はアップテンポの私の曲とKenのバラードの2曲になった。

私が山梨に行った1ヶ月後にまい達のデビュー曲の発表の単独ミニライブが開催された。

「ベッキー先生!お久しぶりです!」

ライブ会場で久々に安藤君と会う。

「君だろKenって!」

そう私が彼に言うと彼は照れくさそうに笑った。

「凄く心に響く言葉だったよ!」

そう私が彼に言うと彼は少しだけ暗い顔をして呟いた。

「でも夢には思いは敵わないようです!」と