多分!続く・・№7(ドキドキ初ライブ) | 僕が死ぬ日・・生まれる日

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僕が死んで・・生まれる日までの記録

8月に出版される原稿を書き上げると私は直ぐに次回作の構想を練り始める。

なんとも忙しい生活である。本当はこんなはずでは無かった。もっと、ゆっくりと時間が流れる生活を望んでいたのに。

山梨に行こう!それは今の私にとってしごく当たり前のように浮かんだ発想であった。

一度、まいのコンサートを見てみたい。そんな思いから私はまいのブログをチェックして彼女達のコンサート日程を調べた。

7月7日に七夕コンサートがある事を確認すると私はその日に合わせて自分の予定を調節して3泊4日の取材旅行に出発した。

山梨に着いたのは6日の午後4時頃であった。私は予約していたビジネスホテルにチェックインをすませるとまるで死んだように深い眠りについた。

孤独になりたいと願っていた。誰にも干渉されない生活を、そんな生活を望んでいた。

次の日の朝、フロントの係りの人間に話しかける。

「この辺に穴蔵と言うライブハウスはありませんか?」と

そんな私の言葉に彼は笑顔で「存じませんがお調べいたしましょうか?」と呟く。

彼に住所を告げると意外にもホテルからそんなに離れた場所ではなく歩いても行けるような距離であった。

「タクシーをお呼びしましょうか?」

彼は電話帳を見つめそう言った。

「地図を頂けませんか?時間はあるので散歩しながら歩いて行きます!」

数日前に私はまいのブログからその日のライブのチケットを予約していた。

何でも一応は営業ノルマがあるらしく丁重な御礼のメールと予約番号がまいか届いたのは昨日の朝の事で実は来ないのではないかとヒヤヒヤしていた。

12時30分開演だそうだ!私は遅い朝食を済ませると10時ごろにホテルを出る。

そして初めての山梨の町並みを楽しみようにゆっくりと歩き出した。

ライブ会場の穴蔵に到着したのは12時を少しまわった頃であった。

ライブハウスの前にはもう既に数人の若者達がたむろって居た。

私のイメージのアイドルのファンと言うのはパッピに鉢巻!紙袋!みたいなイメージがあったのだがどうやら、私のそんなイメージは10年ほど遅れているようで、その場に居た若者たちはその辺に居る普通の若者となんら変わりも無く普通の若者であった。

ただ、20人も居るアイドルグループである。自然とお目当ての女性のファン同士で固まりが出来るらしい。

私は取材がてら彼らの会話に耳を済ませる。

どうやら一番、大きな輪は乙女委員会のリーダーの「りさ」のファンの集団らしい。

趣味の悪い手作りのうちわに品の無いピラピラが付いていて「りさ LOVE」と書いてあるのを見るとなんとなく落ち着くのはなぜだろう?

「ご入場開始のお時間です!教室にお入りください!」係りの人間らしい男がそう呟いた。