前回までのテーマ:珈琲の記事
カプチーノ、カフェモカ、キャラメルマキアートといったシアトル系コーヒーやイタリアンバールの進出によって日本人のコーヒー文化、とくにカフェは様変わりしましたね。 ファストフードのハンバーガーチェーンもプレミアムなコーヒーを提供するようになり、美味しいコーヒーを飲みたいという欲求は老若男女を問わず浸透してきました。 気がつけば、日本のコーヒー豆の消費量は世界第三位。 でも、家で飲むコーヒーは意外と昔のままだったり、コーヒーメーカーやエスプレッソマシーンや使い捨てのドリップパックなどの手軽に飲めるもので済ましていたりはませんか? コーヒー豆の選択にしても、未だに「ブラジル」とか「コロンビア」といった国名や地域名だったり、「モカ」(積出港)という漠然とした銘柄だったり・・(笑)。 今やスイーツはしっかりと日本人のライフスタイルに定着して、家に居ながらにして美味しいスイーツが楽しめるのに、共にいただくコーヒーが手抜きではせっかくのスイーツタイムもだいなしです。
BRDのB(珈琲豆)。の世界の美味しいコーヒー豆の標準は「スペシャリティコーヒー」。 いつ、どこの国の、どこの地方の、何という農園の誰が栽培したのか? ワインの銘柄を選ぶがごとく、コーヒーも産地や生産者で選ぶ時代になっているのです。 そして、そんなスペシャリティーコーヒーの健全化と生産者の発展のために全米や欧州では90年代後半(日本にスタバが初上陸し流行りだしたコロ)にスペシャリティーコーヒー協会が設立され、その後続々と生産国でも様々な品評会やコンクールが催されています。 代表的な品評会がカップオブエクセレンス 。こうしたコンクールですぐれた評価をくだされたコーヒー豆はオークションで高値で取引されるため、生産者も競って高品質で美味しいコーヒー豆を生産、提供してくれるのです。 生産者が限定されているので、当然とその銘柄のコーヒー豆の生産量には限度があり流通量は限られます。 今回仕入れることが出来ても、次回は市場にあるとは限りません。 そして自然の恵みのなせる業なので、同じ生産者でも来年は美味しいものとは限りません。 美味しいコーヒー豆は先ほどもいったワインのそれとおなじように、まさに一期一会!! これからは、「ブラジル」だったら「どこの地方」のどんな「農園の誰」が作ったのか?そんな基準で珈琲豆を選び、美味しく楽しく家でもコーヒータイムを満喫しましょう! 番長の自家焙煎する珈琲豆は「味」もさることながら、珈琲豆の生産者のストーリーやポリシーに重点をおいて、世界各地のスペシャリティコーヒー豆をセレクトしていきます。ご期待を!! 次回のテーマ:珈琲の記事は番長がセレクトしたコーヒー豆の「銘柄」についてお話します。 |