コーヒーを「豆」と思っている人って沢山いるのでは?
実は番長も数年前まで、そう思っていました。

「豆」(bean)というのはマメ科植物の種子や果実のことをいい、コーヒーはアカネ科コヒア属の常緑樹の種子であり、「豆」とはまったく異なるものなのです。
ただコーヒーの種子の形状が「豆」に似ているから、コーヒー豆と俗称で通っているのです。

そのコーヒーの花は一般的に開花後3~4日で散ってしまい、ジャスミンのような魅惑的なアロマで白く可憐ではかない花。
コーヒーの果実はコーヒーチェリーと呼ばれ、最初は緑色で固いが、8~9ヶ月かけてアメリカンチェリーみたいに赤く熟す。
この中にある種子が、いわゆるコーヒー豆と呼ばれるものなのです。
そして、その種子「コーヒー豆」はそのままではコーヒーとして飲むことは出来ません。
生豆として精製され、それを焙煎して初めて我々が飲むコーヒーの風味が出るのです。


生豆は「グリーンビーンズ」とよばれ、見た目小石のようで青臭いままだが、焙煎された「ローストビーンズ」になってはじめて、艶やかで芳醇なコーヒーとして覚醒する。

すなわち、焙煎とはコーヒー豆をメタモルフォーゼさせる業なのです。

本日のメタモルフォーゼは雪の白さとコントラストを楽しむかのようなシティロースト。




どう、番長の自家焙煎珈琲、飲んでみたい??