

今日の訪問リハビリでの出来事。
利用者の様子がいつもと違った。
脳梗塞後遺症で発症からすでに10年以上経過している。
3日前に服薬内容が変更し、今朝はトイレから立ち上がれなかったという。
副作用かどうかもわからないが、本人は自立心が強く、「夜になれば元通りになると思う」と一点張り。
主治医は大きな病院で週1回の診察。来週はゴールデンウィークのため、万が一に備える必要がある。
そこで、その場でケアマネジャーへ電話連絡をした。
このケアマネさんとは以前からコミュニケーションをよくとっているため、話がスムーズだった。
昔も困難ケースに一緒にとりくみ、頻回に話あった仲だったため、状況把握が早い。
ひとまず報告し、夕方に家族へ確認の連絡を入れてもらうこととし、私は主治医への報告書を書き送信することとした。
スタンダードな対応でしかないが、この件を通して改めて思った。
何人のケアマネと仲がいいか?=セラピストの力量
いや、もちろんどんなケアマネでもいいというわけではないが、まじめにケースマネジメントして、顔の広いケアマネジャーは、地域で活躍していることが多い。
力量によりますけど・・・。
セラピストも
どれだけケアマネの名前を知っているか。
仲良く相談できるケアマネがいるか。
地域で出会って気さくにお話しできるケアマネがいるか。
この数が自分の力量になっている。
私はまだまだ上を目指します。
今年私が勤めるリハビリテーション科の基本方針は、平成30年医療介護同時改定に照準を合わせ、地域における生活期リハ施設として広く認知されることです。
先日介護給付費分科会資料に基づき勉強会を実施した内容の一部をシェアします。
平成28年度の老健において、『定員100人あたりのリハ職総数が5人超では在宅風起立50%超が37.4%であった』
リハビリ職としてはありがたく、これから介護保険領域での需要拡大となるうれしいメッセージです。
しかしながら、老健リハ職は喜ぶだけではなく、みずからのスキル向上を心がけなければなりません。
強化型といっても、ベッドコントロール(相談員の力)のみで在宅復帰率を稼いでいる場合は、現場は改定ごとに制度(回転率や復帰率計算式など)に振り回されることになります。
リハ職が力をもっている施設は本当の在宅強化型施設になっていますが、事務方が力をもち、現場が言いなりの施設では、形ばかりの強化型になっていることが多いのでは・・・。
リハビリ職を増やすことで、質(在宅復帰率など)と量(施設売り上げなど)の双方が高まり、法人からも地域からも求められることが、老健セラピストに必要なことです。
私たちが部分も全体も捉えることができ、最適な提案ができる能力が必要だと考えます。
老健リハビリの実施状況(介護給付費分科会H29.3.13)より
○退所先が「本人の家等」の場合、施設で提供したリハビリテーションの目的は、「ADLの維持、改善 のため」が89.2%であった。
〇退所者に対して、退所前1週間に、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が提供したリハビリテーションの内容は、退所先が「本人の家等」では、「歩行訓練」が 71.5%、「筋力増強訓練」が70.9%であった。
と報告されています。
この内容から何を読み取るかですよね。
・ADLの維持改善が目的としながらも、
・「活動と参加」のリハ提供が少ない!?
・筋力、歩行が大半かよ!?
ということが言いたいのでしょうか?
資料の統計項目からのみだと、このようになってしまうかもしれませんが、実際の現場からすれば、もっと機能練習の中身でも繊細なことやっていると思いますが・・・。
しかし、私たち老健現場のセラピストは、
機能練習とADL維持向上のつながりをしっかりと意識し、
利用者と家族に納得できるような説明とスキルが必要だともいえます。
また、老健にST配置が少ないとはいえ、嚥下面へのアプローチが少ないことが気になります。運動器のリハビリだけではなく、全体性を把握しアプローチできるセラピストが、在宅支援において、これからもっともっと求められると思います。

