人と自分で不安になるポイントが違うらしい | オタントニオのブログ

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趣味は車、レース観戦、ラノベ、アニメ、小説、ゲームなど。発達障害当事者で、当初ADHDだと思われていたが後になって「特定不能の広汎性発達障害」と判明。

前回、ポリアンナ症候群について書いた。

 

それ以来、以下のような本を読んで、どういう対話が好ましいとされているのかを学んでいた。

 

組織を変える5つの対話―対話を通じてアジャイルな組織文化を創る - Douglas-Squirrel

発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本 - 吉濱ツトム

 

その過程で気づいたのは、俺は不安になるポイントが独特らしい、ということだ。

 

たとえば、仕事で自分の考えを述べて静かになっても、俺はあまり不安になってなかった

なぜなら、無言は同意と同じようなものだし、自分の発言にやましいことも一切なかったからだ。

専門外のことなら自信がないかもしれないが、専門のことなら自信がある。

自信があってもたまに間違うことはあるけど、こうすればよかったなと思うこともあるが、それでいちいち落ち込んだりはせず、次に活かすことだけ考える。
たぶん、より責任の大きい仕事をすればより不安になるだろうし、相手が雇用主なら不安になるという見方もあるだろう。

けど、同僚に話す程度なら俺はめっちゃ安心して自分の考えを発言することができる。

なのに、自分が発言して静まり返ると不安になるという話はよく聞く。

別にアナタ、やましいこと言ってないのに、みたいに思うが、自分と人とは感じ方が違うものだ。

俺の軸を人に押し付けてもしょうがない。

ステップアップする度に能天気にやれちゃう俺のようなタイプは少なくなってきた気がする。

共感はできなくても、人は静かになると不安になるんだと一般論として理解はすべきなんじゃないかと思えてきた。

俺が不安になってないのなら、そこが俺の強みであって前へ前へ出るべきだ、みたいにも思う。

まぁポリアンナ症候群疑っているのでフィルターを外せば俺も実は不安になったり緊張したりするのかもしれないが。

 

一方で、周りの人が平気っぽいのに俺が不安になることもある。

人の使う言葉にゼロイチの表現があるとき、俺は不安になる

よくあるのが、できてない、イケてない、面白くないみたいな言い方だ。

不安というか、今まで積み上げてきたものや現状の良い面を無視して言っているように聞こえてきて、内心穏やかじゃない。

それが全否定ではないとわかっているが、否定形で来られると、その人が一体どのレベルを期待しているのかを見失う。

なので、探ろうとしたくなる。

俺自身は、できてないみたいな言い方ではなく、今も十分いいんだけどもっとこうなったら…みたいな言い方を好む。

たぶん俺は根っから現状の良い面に満足してその先のワクワクを追い求めたい派なのである。

現状に不満を抱いてなんとかしなきゃの思いで先に進む人とは、思考やモチベーションが違っている。

違うのはいいとして、俺にわからない表現を使われると不安なので探りを入れたくなるのだ。

それを自己防衛だと受け取られるのは心外である。

ただわからないことを今後一緒に取り組む上で不安ポイントだから確認しているだけで、否定されたくないとかではないのに。

 

GPT-4に問いかけると以下の回答を得た。

極端な表現の言葉を聞くと不安になるのは、人間が自然と感じる感情反応の一つです。その背景にはいくつかの理由がありますよ。

1. 否定的なフィードバックへの敏感さ: 人間は社会的な生き物で、他人からの評価やフィードバックに敏感です。極端な否定的な言葉は、自己の価値や能力に対する直接的な脅威と捉えられることがあり、これが不安や自己疑念を引き起こす原因になります。

2. 予測不可能性とコントロールの欠如: 「できてない」「面白くない」といった表現は、具体的な改善点や解決策が示されない場合が多く、そのために何をどう改善すればいいのかわからなくなります。これが不確実性を高め、コントロールの欠如感を感じさせることで、不安を引き起こすことがあります。

3. 否定的なバイアス: 人は良いことよりも悪いことに重きを置く傾向があります(これを否定的なバイアスと呼びます)。そのため、肯定的なフィードバックよりも、否定的なフィードバックが心に残りやすく、それが不安やストレスの源になることがあります。

4. 自己同一性の脅威: 極端な表現は、自分自身のアイデンティティーに対する脅威として捉えられることがあります。特に自己評価がその分野に強く依存している場合、否定的な評価は自己価値感の低下を引き起こし、それが不安や落ち込みの原因となり得ます。

これらの感情反応は非常に自然なものですが、極端な表現に対処する方法を学ぶことで、その影響を和らげることができます。例えば、否定的なフィードバックを具体的な改善の機会と捉える、自己肯定感を高める練習をする、リラクゼーションテクニックを使って不安を管理する、といった方法があります。また、周囲のサポートを求めることも大切です。

俺が感じるのは2なんだろうな〜と思った。3もあるかもしれない。

1や4は俺自身は重要じゃないつもりでいるけど、潜在意識はわからないから何とも言えない。

 

でも、まぁいいかと。仕事で周りが違うタイプの人ばかりな時期もよくあったし今もあるけど、俺ももう37歳の大人、そんなことはとっくに受け入れて蓋をして美味しいものを食べれば傷つかずにやっていける。

俺にASDという診断が出ているので、今日書き出したものは多数派の思考ではないのだろうが、俺の感じ方は変えられないので、自分から多様性に理解を努めていこうと思う。

ただ、対話の本を読むと俺の感じ方と違う会話例が結構あって難しいな〜とは思った。