札幌市民にも楽しみにしている人が多い北海道大学の大学祭「北大祭」。

2025年は、6月6日(金)から6月8日(日)まで開催されました。

 

今年は、ちょっと出遅れて、最終日の午後にようやく北大祭に到着。

雨が降ったり、晴れ間が出たり、秋のような目まぐるしいお天気でしたが、盛況ぶりは例年通り!

 

 

昨年↑同様、200店もの模擬店が並ぶ北大のメインストリートで、北大祭グルメを楽しみに参戦。

 

 

最初に目に留まったのは、「クマ研」こと、「北大ヒグマ研究グループ」。

模擬店「ヒグマ亭」に隣接してヒグマについての展示ブースがあり、本物のヒグマの毛皮とツメがドーンと置かれ、大人も子どもも興味津々で人だかりができていました。

 

何より、ツメの大きさに驚愕。

実は少し前、NHKのローカル番組で「北大クマ研物語 〜ヒグマ研究にかける若者たち〜」が放映され、とても興味深い内容でした。

 

1970年に発足した研究グループで、代々受け継がれてきたフィールドワークを含む研究の蓄積により、日本のヒグマ研究に大きく貢献しているグループだそう。

 

初っ端から興味津々な体験をしました。

 

 

そしてこちらも個人的に興味がある木工関連の模擬店、木材工学研究室が出店する「アトリエもっこう」です。

 

 

木フェチのため、こんなポップを見てしまっては、もうこの場から離れることができなくなりました。

 

写真はニセアカシアやハリギリを加工し、木目を生かしたキノコ型キーホルダーを製作したものです。

かわいらしいフォルムと木目がかわいすぎる。

 

さらにスゴイ作品としては、寄木細工のペンダントやピアス、イヤリングが......。

 

とてもきれいです。

が、第一印象で、ニセアカシアのキノコキーホルダーを購入しました。

 

 

実はこの日、北大グルメを当てにして、昼食を食べずに出かけました。

木の下にでも座って、とりあえず手軽な何かを食べよう!と模擬店「とん汁ど~じょ~」のおにぎりをゲット(2個入り250円)。

 

香り豊かな具を香ばしくご飯と一緒に炊き上げたおにぎりは、食欲をそそるおいしさ。

オープン以来、ランチタイムには売り切れ寸前になるほど人気だったそう。

 

そして写真↑は、「プリンティーラテ」(400円)。

とっても美味しいほどよい甘さのティーラテにプリントッピングのドリンクは、台湾で現在人気のドリンクだそう。

 

これも美味しかった!

 

でも、驚いたのは、模擬店名にもちょっと表れていますが、「土壌愛好会」という北海道の土壌を研究するチームの出店!ということで、なんと「プリンティーラテ」のプリン→ミルク→ティーで形成される層は、北海道静内町の土壌を模しているのだそう!

 

美味しさの裏側に知性が見え隠れするメニューと知り、さらに魅了されました。

 

 

そして、おそらく、北大祭で最も人気があるといってもよいのではないでしょうか。

「IFF」(International Food Festival)の国際色豊かな料理の数々!

 

写真は「ウズベキスタン」が販売する「パエリア」(700円)。

当初、「ソムサ」を食べたかったのですが、うっかりしていたらSOLD OUT!

 

そこで大きなエビに魅かれてパエリアを。

 

 

エビのダシがしっかりお米に利いていて、さらに個人的には塩味がちょうどよく、とても美味しい!

 

直接、詳しい話を聞くことができなかったので、あくまで個人の想像ですが、ウズベキスタンでは、「プロフ」(ピラフの原型)と呼ばれるお米料理が国民食のようで、写真のような大鍋で作るので、国では肉を使うと思いますが、プロフと見立てた(?)パエリアを提供していたのかもしれません。

 

それにしても、売り切れと聞くと、やはりどうしても食べたくなったウズベク「ソムサ」。

インドの「サモサ」と見かけは一緒だったので、余計に食べ比べたくなったのでした。

来年に持ち越します。

 

 

こちらは、「Mama Africa」(ベナン)。

「クスクス」(500円)などもあり、食べてみたかったのですが、こちらもお腹がいっぱいで来年に持ち越し。

 

「Mama Africa」は、みんなおそろいのカラフルなエプロンがとても美しかった!

 

 

そして、こちらもいただきました。

「バングラディシュ」の「チキンシャワルマ」(600円)。

 

実物は、この2倍近い長さでびっくり。

チキンと野菜、マヨネーズソースのラップサンドで、ほどよい

酸味のマヨソースが食欲をそそりました。

 

 

「楡陵祭」の模擬店でみつけた北海道士幌町「シーベリーソーダ」(400円)。

こちら、以前にも飲んだことがあり、酸味がたまらない味なのですが、士幌高校の生徒さんが商品化に携わったドリンクです。

 

 

これが、スパイス香る「チキンシャワルマ」との相性が抜群!

一緒に販売して欲しいほど。

 

スパイス料理全般にはシーベリーソーダは合うと思いました。

 

ひたすら食べて歩いて、を繰り返した北大祭。

昨年断念した「IFF」グルメが食べられて大満足です。

 

ちなみに、最終日は、15時くらいになると売り切れ商品が出てくるので、お目当ての模擬店がある場合は、行列の待ち時間も見越し、午前中に行くことをお勧めします。

 

詳細は、北大祭の公式サイトをチェックしてみてください。

 

 

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