八月の閑話休題です。
2023年8月のテーマ
「熱い勝負を体験できる本」
でおすすめしてまいりました。
熱い戦いが繰り広げられる本はたくさんあります。
以前おすすめしたことがある、金庸さんの武侠小説なんかは今回のテーマにぴったりの作品なんですが、私の読み込みが足りないのと、ジャンプのバトル漫画並みに一つの作品でたくさんのバトルが繰り広げられているので、"これ!"というのを選べず…。
この度は見送りました。
また、「銀河英雄伝説」や「水滸伝」のように、"勢力同士の対立からくる戦争という勝負"も外しました。
好敵手とか手ごわい敵と認め合う個人間の戦いでのチョイスになっています。
いずれにしろ、熱いバトルが繰り広げられる作品というのには心が高揚します。
何が熱いと感じるかには各々の好みが反映されると思いますけれど…。
さて、タイトルの『「ジョジョの奇妙な冒険」で好きなバトルシーン』について書きたいと思います。
今月の記事を書いているときに、バトルといえばJOJOだよねー…なんてついJOJOのアニメ(ほんの一部分ですが)を観てしまったのをきっかけにふと思いついたことを衝動的に書いちゃいます。
「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことのない方には、「なんのこっちゃ?」な話になりますが、すみません。
名勝負は数知れず。
その中から、"好きなバトルシーンを選ぶ"というよりは、この"バトルシーンが記憶に鮮明かつ何回目であろうと読んだときにワクワクする"という理由でパッと思いついたのがこの二つです。
一つ目が、第五部「黄金の風」のフィレンツェ行き列車にて、ミスタ&ブチャラティ VS プロシュート兄貴&ペッシ。
覚悟の強さが勝敗を決める!というのが前面に押し出されたバトルで、敵なんだけど、プロシュートが兄貴分としてペッシを励まし、信頼して後を託す辺りが熱いポイントです。
ペッシというキャラを全然好きではない、むしろ嫌いと言ってもいいのに、このバトルでの急成長がブチャラティを苦しめるところが名勝負と感じるのかなと思います。
二つ目は第三部「スターダストクルセイダーズ」のエジプトでのテーブルゲームバトル、ジョセフ VS ダービー兄 。
ギャンブルで相手を負かし、賭けの代償として魂を奪ってしまうという特殊な能力の敵、ダービー兄に対して、敵の裏をかく心理戦に長けたジョセフが「わしが相手しよう」と出ていくところが、ジョセフファンの私としては胸あつです。
第二部の主人公として数々の強敵に対して心理戦や手品のトリックを駆使して渡り合ってきた彼が、第三部でもその能力を発揮する戦いは他にもありますが(マライア戦とか)、ギャンブル対決だとその長所がすごくストレートに表れていて、対決の行方としてはムニャムニャ…な部分もありますが、私としては大好きなシーンになります。
もしも"JOJOの名勝負ランキング2023"みたいなのがあったら、私のチョイスはベストテン入りするのは難しいかなと思いますが、こういうのを考えるのが楽しかったりもするので、書いちゃいました。ははは。
それでは、来月のテーマとまいりましょう。
2023年9月のテーマ
「月といえば…な本」
でおすすめしたいと思います。
以前に2021年9月のテーマで、
「空を感じる本」
というのをやったことがあります。
なんですかね。
夏休みが終わると、「ああ、早く涼しくならないかなあ」なんて空を見上げてしまうのでしょうか。
思いついたのが"月"でした。
ご興味あれば覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)