
住宅街の一角の集合店舗棟に、
シックで落ち着いた雰囲気のこの店はある。
少し前に、と或るTV番組で紹介されていて、
もしかして・・・ と行ってみたら、
見事に期待通り!最高レベルの満足を得た。
今日は2回目の訪問。
『ビーフ・カレー(大)』 を。
面白い提供スタイルである。
ルーがポットで別提供されるのはフツーだが、
この店では、ライスも別ボウルでの提供。
皿には2口分位の “サンプル・ライス”が載る。
曰く、フレンチ・スタイル。
ピリッと効いたエスプリが心地良い。
さて、と昂ぶる心を静めて、じっくりとひと口。
やっぱり、これは凄い。。凄過ぎる。
あらゆるエッセンスが、ギュッと凝縮された、
深遠なコク、明快なエッジと存在感。
官能的にとろける、クリーミーなまろやかさ。
そして、全体を貫いている志の高い香気!
欧風カレーに求めていることが、
ただひとつの不足もなく、完全に網羅され、
ただひとつの疑問も抱かせない。
正統の重み漂う、その品の良さ。
ただひたすらに無心になれる、極上の逸品だ。
昔、東京の某有名ホテルで、
これは・・・ と唸った欧風カレーがあったが、
この店は間違いなくそのレベルといっていい。
落ち着いた環境の中、
最高の技術をもって、心静かに構えている。
その “たたずまい”の見事さ。
その “スピリット”も、まさに「極上」である。



(その“スピリット”も 「極上」)

四川6訪目。数か月ぶりである。
白を基調とした、スッキリとシンプルな店内。
上品な Mood Music が静かに流れる。
壁に、かの陳建民と店主のツー・ショット写真。
『スープなしたんたん麺』 を超激辛で。
痛いほどに美しい、鮮烈なオレンジのタレ。
余すところなく発揮し尽くされた、ゴマの実力。
超高域で炸裂する、至高の激辛世界。
低加水の香ばしい細麺、ほぼストレート。
高々と盛りあげられた、そぼろ肉入ネギの山。
これらを、よく混ぜていただく。
ねっとりと重厚なのに、白刃の如き斬れ味で、
クリーミーなのに、香り高く・風味際立つ。
タレの魅力、麺の魅力、
ネギの清涼感、そぼろ肉のワン・ポイント、
これらが、見事な相乗的融合を見せながらも、
其々の個性の輪郭もまた、同時に明瞭である。
嗚呼、やっぱり このクオリティ!
この上のない、分厚い満足がココロを満たす。
宝石の如き、極めて稀少な技術店である。
(宝石の如き技術店)

あの “インベーダー” が放射する、
あの、強力な電磁波を浴びたくなって、2訪目。
今日は行列はなく、すぐに着席。
前回感動した “醤油” をもう一度 とも思ったが、
今回は “味噌” を試してみよう。
『味噌ラーメン』 + チャーシュー を、
麺ふつう・味濃いめ・背脂多め・ネギ多め・
七味唐辛子あり・チャー脂身タイプでオーダー。
「味噌は太麺なので」 と麺固めは却下。
さて、到着したそれは、
矢張りこの店らしい “ダイレクト・パンチ” の顔。
よし これだっ!と、勢い込む初口。
ん? なんだ この麺は。
前回感動した醤油の細麺とは、
全てが対照的、やや平打ちがかった多加水麺。
太麺というほどの太さでもない。
茹で過ぎなのか、元々なのかは知らないが、
コシがユルく、くたびれ果てた食感。
味も香りも全くない。これは <最悪> だ。
味噌のエッジが際立つ、明快系スープ、
白胡麻を一面にまぶして、香ばしさをプラス。
とろける食感の、薄削ぎクリーミー・チャー、
どっさりと載せられた、青ネギの山、等々。
全ての要素が “ダイレクト(直接的)” で
丼の中で、ゴツゴツと音を立ててぶつかり合う。
と、麺以外については相変らずイイ感じなのに、
この麺だけで、印象が <最悪> である。
お客様が、“固め” を頼んでいるのだから、
四の五の言わずに、固めで出せば良いのだ。
お客様の意向を封じて、マズイものを強制する。
どんな自信があるのか知らないが、
まったく、とんでもない <勘違い> である。
どれほどのものか、と期待させておいて、
結果がこれでは、救いようがない。
繰り返すが、味噌の印象は <最悪> である。
(勘違いしているインベーダー)







