乗り物酔いのメカニズムがわかったから、今までよりも効果が高い
酔い止め薬を作れるかも、というニュース。
私は子供の頃は乗り物酔いがひどかったものの
二十歳を過ぎて一切なくなったタイプなのですが
ガーナに行くルートだとある場所で必ず胃がフワッと
浮くポイントがありまして、そこから飛行機酔いに
悩まされます。
エチオピア、ターキッシュ、エミレーツ全部一緒。
酔ってからも映画二本分くらいは乗ってる時間があるので
マジつらいんですよね。
10年くらい前にターキッシュに初乗りした時は
夫も一緒で久しぶりの長時間の飛行機移動ということもあり
酔い止めを飲んで乗ったのですが、本当に意識不明に近いくらいの
眠気にひたすら襲われまして、夫が一緒だったからよかったものの
一人旅でこの状態は確実にヤバいということで
そこからは酔いにひたすら耐えるしかありませんでした。
で、数本乗った後耐えるのにも嫌気が差してきて
ひとりでガーナから日本に帰る便では酔い止めを久しぶりに
飲もうかなとガーナの薬局に買いに行ったわけ。
飛行機酔いの薬が欲しい、と店員さんに言うも通じない。
夫が説明しても通じない。
乗り物に乗ると気持ちが悪くなるんですよ、っていうの通じない。
困った店員さん、電話で不在らしい薬剤師?に連絡しました。
で、出てきたのがこれ。
ドンペリドンという吐き気止めというか胃腸薬っぽい薬のようです。
箱から一シート取り出して、チョキチョキとハサミで切って
何にも書かれていないビニール袋に入れられたのを渡され
「一日三回一錠ずつよ」だけ言われて買ってきました。
1錠1セディ。今のレートだと1錠2~3セディに上がっているかも。
ちなみに用法とか全然教えてくれないんで薬の名前でググって
初めて胃腸薬らしいことも知りました。
でね、試しに飲んでみたんだけど、これがびっくりするくらい
効くんだわ。乗り物酔いナニソレ?って感じ。
私の場合、副作用としてズーンって感じの頭痛があるんだけど
ズキズキするわけじゃないから頭ちょっと重いな~くらいで
全然耐えられる。逆に服用して20分くらいたつとズーンってくるんで
ああ効いてきたんだなってわかってわかりやすい(前向き)。
眠気はまったくありません。
今まで酔い止め飲んできたけどもしかしてアプローチ方法が
間違っていて胃腸薬を飲むべきだったのかもしれない。
でも胃腸が弱いタイプなので胃腸薬常用者に近いんだけど
日本のそれってそこまで強いのないよね。
だからやっぱりこの薬がよかったのかもしれない。
何はともあれ突破口が見つかってよかったなと思いました。
ここからちょっと脱線ね。
夫の世代だと薬剤師は儲かる職業みたいなイメージがあって
というのも、ガーナで薬局を開きたい場合は薬剤師をひとり
置かねばならない、という決まりがあり
雇った薬剤師側から車が欲しいだの家の家賃を払えだの
色々要求があって雇用側からするとそりゃ高くつくんですって。
夫のおじさんはそういう薬局を持っていて、同様の要求に
疲れ果て、自分の子供達を小さい頃から薬局に常駐させて
薬剤師の仕事を覚えさせたんだそう。丁稚奉公みたいなもん。
それで大学行かせて薬剤師の免許を取らせ店を任せて
めでたしめでたしとなったそうな。
今も同じスタイルかどうかは知らないけど、もしそうなら
そりゃ儲かる職業にカウントされますよね。
あと冒頭でエチオピア、ターキッシュ、エミレーツでガーナ行ったって
言いましたけど、ガーナ行きの飛行機って値段の差が
そのまま中国人や黒人の民度の差になるなと感じました。
エミレーツにお金出せる層は欧米の生活にそこそこ慣れていたり
中国でもいい暮らし層なんだろうなって雰囲気で
すんごいトイレが汚いとかそういうのないんですよね。
エチオピアが一番やばい。
飛行機って快適さはお金で得る物なんだよなあっていうのが
わかりやすい形でわかる場所だよなといつも思います。