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「デフレの正体」の後日談

インフォービジュアル研究所 
なんでも図解プロジエクト ベストセラー本を図解する 2の番外編
「デフレの正体」の後日談


 ひょんな切っ掛けで、栃木県のU市のO通り商店街に関わるようになった。きっかけはサンサーラの仕事の1つである公共施設向けのLED照明の販売がある。O通り商店街が、国の補助を受けて古くなったアーケードの改修をするのだが、その際の照明のLED化で、うちがお仕事をいただいた。
 そんなお仕事の過程で、うちのLED事業の担当者の西脇君が、「いやあ、うちは、単なる照明屋じゃなくて、ながく東京の下町で地域活性化事業のコンサルや、情報誌の発行をやってきたんですよ」と話すと、じゃあ一度、そんな話を聞かせてくれとなって、わたしの出番となった。
 先日、O通り商店街の理事長をたずねた。その折りに、手ぶらもなんなので、「O通り商店街、次の10年のために」と題する、簡単な提案書を作って持っていった。
 はなしはここからで、その提案書の冒頭の、商店街を取り巻く現状、というとこで、「デフレの正体」のデータを使わせてもらった。
 この提案書は、簡単に言うと、街中居住政策の推進のひとつの具体策として、商店街を高齢者が安心して、便利に暮らせる街に造り変えることを提案している。
 幸い、この提案に理事長のオヤジさんも賛同してくれて、じゃあ、このテーマで商店街の人々で勉強会をやろうということになった。ただ、講師が来て、話聞くだけじゃなんの役にもたたん。第一なんのことか、俺たち爺さん婆さんにはわからん。その点、わたしは商店街の人間の気持ちがわかる、そうほめられた。そりゃそうだ、下町の商店街と、情報誌で15年つき合ってるんだもの、当然。
 それに続いて理事長の爺さんが言う。
「それに比べて、5回も呼んだのに、まったく役に立たなかったコンサルがいたなあ、なんと言ったっけ、そう藻谷、藻谷っていったな」
 え、やばい、わたし、その藻谷氏のデータ使ってるんですけど。データの下にその出典も明記しているのに、もしかして、理事長、それ宴曲なわたしへの皮肉??
 そう思ったが、どうもそうでないらしい。
「自分で全国を3000回ってとか言ったって、そんなこと、俺たちとはなんの関係もないよ。俺たちがどうするかってことの、ヒントにもならん」
 うーん。わたしは、ほっとする反面、考えこんでしまった。藻谷氏のセミナーですら、地域の人々の関心を引かないんだ、と。5回も呼んでいながら、藻谷氏の本の、最も簡単なカ所も読まれていない。
 地域活性化のセミナーの難しさと同時に、コンサルという仕事が、地域では、本音の部分でどんな評価を受けているのか、厳しい現実を知らされた。
 10月の後半、2回ほど開かれる、わたしのセミナー、どうなることやら。

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