色づく街 (村田) | 押川雲太朗の万事いいかげん

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漫画家 押川雲太朗のブログ。日々の何でもない事や、たまに仕事の告知など、書いていきます

ちょっと前なら覚えちゃいるが、半年前だとちとわからねえな。

 

なんていわれるまでもなく、

ひと月前にも、なにしていたのかわかりません。

 

ども、村田です。

 

台風なども来たりして、まだ夏だったような気もしますが、

いつのまにか上着が欲しい外出時。

 

いったい夏と秋の区切りはどこになってしまったのでしょうか?

 

誰しもが疑問に思う永遠の命題ですが、

 

ズバリ、いうわよ!

 

「おでんを食べたくなった時」から、秋なのです。

 

白秋を迎えた私にも、季節としての秋がやってきました。

 

「おでん、食べたいな」

 

しかし! です。

お鍋の中から、食べたいものをちょいちょいと好きなだけツツくのが

おでんの、だいご味。

いろいろな具材を炊き込んでおかなければなりません。

いざ、ウチの鍋でおでんを炊くことになれば、

それは、私とおでんとの、どちらかが倒れるまで続く

デスマッチになることは火を見るように明らかです。

 

私がいかにふらふらと暮らしているかは別として、

おでんにはまだまだ負けるわけにはいきません。

 

人間だもの。

 

しかしまた、

でんは急げ、ともいいますので、

秋になったその日から、お鍋がコトコトといい音をたてるようになりました。

 

ちくわに、丸天、はんぺん、ちくわ、ごぼう天。

 

安かったので、ちくわはダブルで入れてしまいました。

 

しばらく続くであろう、おでんとのランデブー、鍋もさみしくなっちゃいけないよな。

 

閉店間際のスーパーに煮込み足す具材を物色しに行った時のことです。

 

魚屋さんから、

「おまけおまけ、おまけだよ~!」

との声が。

 

今度とおまけは出てこないともいいますので、

興味本位でのぞきに行ったところ!

 

「アンコウ鍋セット」が3つで1000円の閉店特売が!!

 

その夜から、ちくわの隣にあんこうの切り身と白ネギがはいることになりました。

 

はたして、これは「おでん」といっても良いのかな。

 

悩みが増えた秋の夜長です。