子どもに質問されたらどうするか? 「年ってなに?」 | 絵本読み聞かせ講師・上甲知子「絵本で子育て講座」出前します【小田原 湘南 横浜 静岡】

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絵本の読み聞かせを味方につけると子育てはもっと楽しくなります
「読み聞かせなんてめんどくさい」という方も、簡単に楽しくできるときだけ続けられる「絵本で子育て」をお伝えします

 

 

「年ってなに?」

 

と質問されました。

 

当時6歳、年長さんだった

長男たろうに。

 









12月、年末でしたね。

 

年をとる、とか

年を越す、とか

どうやら、1年、という概念がわからないみたいなのです。

 

 

 

 

「1年って時間の単位なの」と言うと

 

 

 

「単位ってなに?」

 

と聞かれました。

 

 

・・・・うーん汗

 

 

 

「たろうは、6月に生まれたでしょ。

 

6月から、7月、8、9、10、11、12、1、2、3、4、5月で

また次の6月がくるでしょ。

 

そしたら、たろうの誕生日がきて、1歳になるでしょ。

 

生まれてから6回、6月がきたから

6歳なの。

 

6年経ったってことなの。」

 

 

 

・・・

 

 

 

 

難しい。

 

子どもにわかりやすく説明するのって

難しい。

 

 

 

たろうは、初めての子どもだから

わたしは真面目に

あーでもない、

こーでもない

と答えようと四苦八苦してました。

 

 

 

3番目になると

だんだんめんどくさくなって

 

 

「なんでだろうね」

 

「なんだろうね」

 

安易に答えない、ってこと

頻繁にありました。

(雑!)

 

 

 

 

でも

こうして言葉にして質問をしてくれるようになると

何をわからなくて

何を知ってて

何に疑問を持っているか

ってことを

親であるわたしが

知ることができるようになる

 

 

 

そのことが

おもしろいなあって

思ってました。

 

 

 

なんで

20年近く昔のこんな

たろうの一言を

わたしが今、

ここに書いているか、というと

 

保育園の連絡帳に書いていたからなんですよね。

 

 

 

 

我が子のこんな一言を

事細かに

先生に書き記していたんですよね。

(年長のときの担任はおっちゃん(園長)先生だった)

 







 

 

 

「知る」

「知りたい」ってことは

本来、喜びに結びついているもの。

 

 

 

 

だけど

「知る」を

強制されたり

競争したり

比較されたり

するようになると

途端に

つまらなくなる

気がします。

 

それを

絵本を使って

やっちゃったりすると

わたしは

残念だな〜と

悔しく思います。

 

 

 

 

知る喜びを伴って

絵本を読む

のは有り

だと思います。

 

そのあたりは

似ているようで

全然、違うと思うんですよ。

 

 

 

 

そして

すぐに答えが見つからなくてもいい、と思うんです。

 

 

 

あ。

 

あのときの

あれは

これか!

 

って

数年後に気づいたり。

 

数十年後に気づいたり。

 

 

 

 

「知りたい」

と思う前から

親が絵本で

教え込もうとするのは

ただただ

ヤボ

だと思います。

 

 

 

 

でもまあ、

子どもの「知りたい」という気持ちには

うまいこと

寄り添えたらいいな、という希望はあります。

理想です。

 

でも、日々は雑に過ぎてゆきます。

偉そーなことは何も言えません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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