地道なコツコツとした執念深い観察と考察が報われるラストに思わず叫んでしまった絵本

ゴールデンウィークに
小学生の娘とふたりで
ふらりと隣町へドライブに行きました。




隣町は1時間に１本の御殿場線というJRの駅（谷峨駅）がふもとにある山の町です。

その山をどんどん登って行くと、

三保ダムというダムがあります。

そのダムのほとりに丹沢湖レストハウスという昔からあるレストランがあります。

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何を隠そう、このレストランの娘が

わたしの高校時代の親友で。

レストランの上階が自宅で、泊まりに行ったこともありました。

よくぞまあ、こんな山奥から毎日通っていたよなあ。

しかも、吹奏楽部で朝練もあって、

そしていっつも美味しそうなお弁当を作ってもらってた。

だってレストランの娘だから。

お弁当に缶詰のチェリーが色どりとしていつも入ってて。

すんごく羨ましかった。美味しそうで。

しかも作ってるのはお父さん。

だってレストランのコックさんだからね。

だから彼女のお弁当に入っていたような

ハンバーグ定食と

唐揚げ定食を頼みました。

美味しかった〜。


彼女のお母様もわたしのことを覚えていてくださって。。。

ひっきりなしにお客さんが来てて
すごく忙しそうでした。

今度は

わかさぎフライ定食食べたい

三保ダムカレーを頼んでる人が多かったなー

そのあと、もっともっと山の上の方まで行きました。

西丹沢ビジターセンターという県がやっている施設があって

そこから登山客が山のぼりをするのですが

私たちは、登山客じゃないので、登山道の入り口までちょろっと行ってみました。

石を積んだり

苔を愛でたり

藤づるにぶら下がったり

そのあと、ビジターセンターのトイレを娘が借りている間に

自然系の絵本がたくさんあったのでパラっと見てましたら

すんごい好きな絵本に出会いました。

思わず最後「うわ！」と叫んでしまったほど。







これです。

モグラの生活
文・写真： 飯島 正広
出版社： 福音館書店









 モグラってね。

盛り上がった土は見たことあるけど

モグラそのものを見たことはなくて。

だからすごく興味があって。

この飯島 正広さんは、ものすごい執念で（笑）

モグラの生態に迫っていくのね。

人間はいろんなことを知っているようで

実はよくわからないこともたくさんあって。

でも、わかっていることの一つ一つは

地道なコツコツとした執念深い観察と考察によって

明らかにされてきたもので。



すごいんですよ。

モグラの雪隠、

モグラが排泄をする場所に生えるキノコがあるそうで。

そのキノコがある場所を掘るとモグラの巣があるそうです。



モグラの巣は見つけることができても、

モグラがどうやって子育てしているかは

全然、わからなかったんだって。



人の体の中を調べるカメラをモグラの巣に入れて

初めてモグラの赤ちゃんをカメラにおさめた

その写真を見たときに



「うわ！」と叫んでしまいましたよ。



このコツコツと積み重ねてきた執念深い観察が

ついに実った！

モグラの赤ちゃん！

見たことないでしょう？



ぜひ、この絵本を手にとって見てほしいです。

山北町、隣町だけど、あんまり来たことなかったけど

いいところだなあ。







樹齢2000年の杉とか。

ちっちゃくわたしがいるのわかります？

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