O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba -6ページ目

西表島/由布島→石垣→本島→

もうバックグラウンドとか全然わかんないけど、
沖縄のこと悪く言ったのならそれはもうあんまりその本が好きじゃなくなってしまったりする。
本がどれだけおもしろかろうが、だ。



竹富島で三線の心地良い水牛に揺られたその次の日にもうだ。
さっきの今だ。


世界一不安定な三線と水牛、そして猫のいる西表島へ。


海を水牛で渡って由布島まで。

西表島ではトレッキングもカヌーもやった。
もうこんなアウトドアなアクティビティは一生やらない。
とても楽しかったのだけれど、
サーフィンとかスキーとかと同じで、
一回だけ体験できさえすればもう一生やらなくっていいやつだ。


そして本島、那覇へ移動してライブをしました。


2年ぶりのライブ。
今までで一番落ち着いてやれた。
自分にとって勝手にプレッシャーにしていて自分の首を閉めていたもの、
あのどろっとした何かを客観的に見て、
そしてそれもかわいかったのだけれど、
その何かあの変なそわそわした感じ、
それが懐かしかった。
そして愛しい。


ちさ、ありがとう。


W-D4もますますかっこ良くなっていました。

ほんと、みんな素敵でした。
音楽のそれほどに苦しくて愛しくて恍惚を誘うあの力をほんの少し思い出しました。
でももう行かなきゃ、だ、また。


あいかわらずのおどろおどろしさ。




スペードの3/朝井リョウ

桐島より断然おもしろかった。
この人のこの細かくてシンプルなのにものすごい普遍性のある叙事的な表現、
どうしようもない葛藤やなんかの描き方、
気持ち悪いのに気持ち良い最後、
今年の上半期間違いなく第一位の本でした。
おもしろかったおもしろかったおもしろかったーーーー!!!!!
一生本だけ読んでいたい。


春から夏、やがて冬/歌野晶午

やっぱりまた読んでしまった。
暗いくせに。
どうせまた暗いだけなくせに。
だのにやめられない。
誰か救ってあげて。

石垣島、竹富島

私ほどの日本史に造詣の深い女ともなれば、
慰霊の日は石垣島へ。



などと言うことは無い。

沖縄でライブをするのにせっかくなので、
まだ上陸していなかった石垣島に寄ることにした。

私はまだ漂流している。
ふらふらしてる。


お勧めされた通り、
ガイドブックの言う通り、
川平湾に行ってサンセットビーチに寄って、
るるぶに載っているスイーツを食べて、
カチャーシーの踊れるお店でご飯を食べた。
それからシュノーケリングもして、
竹富島で水牛に乗って、
オリオンビールを飲んでる。

ゆるい。

もう帰りたくない。


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誘拐症候群/貫井徳郎
地下の鳩/西加奈子
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貫井徳郎は、慟哭に引き続いて、救いが無かった。
もう暗くなっちゃうからこの人のやつ読みたくない!
って思うけどまたフラって手にとってしまうのかも知れない。
びっくり!と言う類のものではなかったけれど、
じわじわ謎が解かれていって、
不必要なものはそのまま無駄な説明がされないまま、でそれで全然良い。
何でもかんでも説明して要らない。

西加奈子はずっと気になっていた。
アメトークでも名前が出ていた。
周防町周辺のミナミの街、私はアメ村界隈のもっと北には明るいのだけれど、
この辺は何度か飲みに行ったぐらい、
ベティのマヨネーズがおもしろかった、そのくらい、
だけれど大阪を知らない人よりはずっとその土地の描写を頭で描くのは簡単だった。
おもしろかった、それはそうだ、おもしろくないわけがない。
もう若くも無いし何かを変える勇気なんてない、
それが正解かどうかもわからない、
どこに帰るべきなのかも、
誰かに必要とされてるわけでもない、
そんな地下に迷い込んでしまった鳩、
そんな八方ふさがりの大人たち。
現状に満足できている人なんて実はほとんど居ないんじゃないか、
そんなことを改めて思いやる。

郷愁の

むかしむかし、
一緒にステージに立っていたゆたちゃんと言うサックス吹きがいた。
うちはSKAバンドだったから。
で、久しぶりに会ったゆたちゃんはやっぱりガラケーだった。
パソコンやっと買ったって言いながら全然使ってなさそうだった。
しかもメールアドレス、未だにボーダフォンだし。
LINEはやってないって言われた。
FacebookもTwitterもブログもやってないしmixiもしてなかった。
でもゆたちゃんはやっぱり最高だった。

あんな辛くてどうしようもないいやでいやでたまらなかった、
OverSkaDrives時代を乗り越えられたのは、ゆたちゃんのおかげだった。
その後O.S.D.になって本当にすごい経験をできたのは、そのおかげだった。

こうして何年離れていても久しぶりに会って何もかも話せる人がいるって、
本当幸せなことなんじゃないか実は。

ひんやりする(!)素材のかわいいやつまでくれた。
見たこと無いくらいかわいいものがあのお店は売っている。
私みたいなのが入ったらいけないんじゃないかっていっつもびびってる。


ロートレック荘事件/筒井康隆
とてもクラシックなミステリーなのかと思ったらそれほど古くなくて、
1990年に刊行された割には昭和の華麗なるニオイがぷんぷんした。
「そうだわ」「ってなもんだぜ」
みたいな。
そんな言葉遣いする人いなかっただろ絶対、ってそっちの方が気になって、
最後のびっくりポイントではそりゃあびっくりしたけどさ。
あと最後のネタばらしにわざわざ何頁何行目、みたいな解説まであって、
ますます昭和か!明治か!って思った。
そろそろ私の言葉遣いや服装だって昭和か!クラシックか!
ってきっと思われているんだけどさ。

絶望ノート/歌野晶午
読み進めるのが一番辛いのがイジメの描写。
それがずっと続くもんだからすごく嫌だった。
謎が解決されてもちっともスッキリしなかった。
なのに朝方意識を失うまで読み進めてしまった。