アメリカ流貝掘り | 窓越しの備忘録

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忘れないように、今、そして過去を記録

今日はもんちゃんが言うので、

皆で貝掘りに1時間半かけて海まで行ってきた。





ボーイズはもう興奮して走り回っている中、
もんちゃんはウェイターという防水の足先からあるプルオーバー装着。

何故かというと、



干潮で潮がかなりひいたら出てくるサンドバーという

満潮だと海水下のエリアで貝掘りをするためだ。


今日来たのも干潮で潮がかなり引くからで、

同じ様に多くの人が貝掘りにも来ていた。





ここで取っているのはLaser Clamという貝で、

日本ではマテ貝っていうらしい。

取り方もかなりアメリカン。

ガンと呼ばれるメタルの筒を使う。




女の人が持っているのがそれで、

これを貝のサインがあるところに突っ込んで、

持ち上げて取り出した砂に貝が大体いる。


昔はそれ用の長細いシャベルを使ってたけど、

今はガンを使うのが主流になっている。

斯く言うもんちゃんも今はこのガンを使っている。


私はと言うと、貝掘りはしない。

もんちゃんが頑張ってほっている間、

私と犬は浜辺でぶらぶら散歩している。


昔は挑戦したりしたけど、

これって探すのが大変だし、

結構取るのも大変だったりする。

だから犬たちの面倒もあるから、

もんちゃんが取っている間、

犬たちと遊ぶというか歩いている。


久々のビーチはのんびりして気持ちよかった。



今回、車の移動中にもんちゃんと、

色々この先のことを話した。

特に遺言書のことも話したりした。


私達は子供がいないから余計に遺言書が大事だ。

アメリカでは遺言書等がないと、

裁判所に正式な相続人として認めてもらうため、

弁護士を雇って色々する必要がある。

遺言書等があっても弁護士がいるし、

裁判所であれこれあるのが普通。

だから何もないとなると、

それが更に複雑で大変なのがアメリカ。


一応、家とか一部の銀行口座は共同名義だし、

お互いそれぞれの個人口座や個人年金とか、

収入的には独立しているので、

特に経済的な問題がすぐにはない。


然し、大変なのは大変だ。

だから遺言書がある方が、

手続が簡素化されるしスピーディにるから、

お互いのために早めに取り掛かるべきだ。


今回移動中に色々と将来の話をしていて、

もんちゃんが経済的にどうなるか、

結構色々心配していることがわかった。


これは少々驚きでもあった。

何故なら私はSSと州年金と個人年金があり、

もんちゃんもSSと組合年金と個人年金がある。


SSについては私がほぼ上限額に近く、

もんちゃんは自営の時の払込が少なかったから、

これから十年でどこまで持ち直すかだけど、

おそらく私と同じ位になるだろう。


更に、医療保険ももんちゃんはすでに、

組合から退職後は無料で提供されるし、

後七年働いたら私も無料提供となる。


だから老後の経済的な問題は、

家のローンもないからほとんどない。


もんちゃんは子供いないから、

将来的には家を処分して二人で、

どこかに入るしかないからと思っていたらしい。


だから私が例えとして、

エージェンシーから派遣のCNAを雇って、

自宅に日中来てもらう方法があることを話した。

医療関係は医療保険で、

看護婦の派遣等がカバーされる。

それ以外にも色々選択肢はある事を話した。


それらの事を具体的な数字で話したら、

もんちゃんも何だか安心したみたいで、

遺言書も前向きになった様だ。


弟が父親の遺言書を手伝ったりしたから、

自分から聞いてみてると言っていた。

日本に行く前に遺言書を書けると思わないけど、

戻ってきたらいずれにしても取り掛かるつもりだ。



久々の貝掘りは、

その移動中にこうやって色々話せて、

すごく良かったなって思う。



ついでにこれから二人で何したいか話して、

ビーチハウスよりもRVを買う話もした。


私もボーイズと一緒に色々するのに、

その方が楽だから良いかなって思う。


もんちゃんとしてはHuntingに

私とボーイズも一緒に来やすいから、

欲しいみたい。



老後の生活は二人で手探りで、

どうしたらお互いが楽しく暮らせるか、

色々挑戦したりしながら築いていく。

そこには失敗もあるだろうけど、

二人で話し合いながら進むんだと思う。



今回の貝掘りの移動中に、

私達は生活の方向性とか、

何をしとくべきかをじっくり話した。

まだまだ話しすことは尽きないけど、

少なくとも二人で今することを再確認して、

具体的な対応も決められたのは良かった。


ここからどうなるかは、

まだわからないけど、

二人でゆっくりと歩んでいきたい。