滋賀県は彦根市にあります、国宝 彦根城
へ行ってきました(^_^)/
彦根城には、国宝が2件あります。
↑彦根城の入口にある、彦根城博物館では、例年ゴールデンウィークの時期に、国宝 風俗図屏風(彦根屏風)の展示を行っています。
たまたま展示の最終日に訪問したので、拝見することができました😊
訪問するまでわからなかったのですが、文化財の展示だけでなく、彦根城の表御殿の復元や、立派な能舞台などもあって、ゆっくり見て回ると小一時間はかかりそうです。
↑国宝 風俗図屏風(彦根屏風)は、最初の展示室で、単独で展示されていました。専用展示室って感じですね~
↑なになに?フラッシュや三脚を使用しての撮影はダメと……
通常の写真撮影📷はOK👌だ!
これは、嬉しい誤算でした。
では、レポートします。
・国宝 風俗図屏風(彦根屏風)
江戸時代前期(17世紀)の作。
高さ1m弱の六曲一隻の屏風で、9人の男女の姿+犬が、金箔を背景に描かれています。
さて、この屏風、ひとつの屏風の中に、①②の屋外と③〜⑥の屋内両方の場面が描かれています。
江戸時代前期に描かれたもので、それは人物の髪型からわかります。今で云うなら、最先端のファッション誌のグラビアですね。
まずは、屋外場面から見ていきましょう(^_^)
↑右手には、遊女とその見習いの少女"禿(かむろ)"がいます。左手には、如何にも"傾奇者"って感じの若い男性と、犬🐶を散歩させている女性。
↑"禿"の赤い着物のデザインは、稲妻⚡みたいでモダンですね~
遊女は髪をおろしているので、今日はオフの日なのかな?
↑遊女と若衆の、視線が合ってるところにも注目。これはナンパか?!
↑若衆の、刀に寄りかかる奇妙なポーズ。「俺って、イケてるゼッ!」
↑犬にリードを付けて、散歩させているのも最先端ですね。
さて、現代人の我々から見ると、なんだか、男女ともに見慣れない髪型ですよね。これは、この屏風が江戸時代前期の様子を描いているためです。
我々が時代劇や浮世絵でよく見る髪型は、江戸時代後期からのものです。(島田結いとかね)
変わってここからは、室内の様子。
非常に緻密に描かれています。髪の毛、うなじの後れ毛などは単眼鏡で見てください。まるで本物、実際の髪の毛のようですよ(^o^)
毎年、ゴールデンウィークあたりで、必ず展示されているので、彦根城訪問を兼ねて、見に行くのも良いですね(^_^)
それ以外にも"井伊の赤備え"や、
↑立派な、能舞台。
復元された、表御殿も見どころです。
あぁ、そうそう……