三の丸尚蔵館のレポートの途中ですが、ニュース速報的にレポートを1つ挟みます(^o^)
奈良県は橿原市にあります、橿原考古学研究所附属博物館
へ行ってきました(^_^)/
現在こちらでは、
「富雄丸山古墳の蛇行剣
-クリーニング作業が明らかにした巨大鉄剣のすがた-」
と、銘打って、最近ニュースでも頻繁に取り上げられている"富雄丸山古墳"の「蛇行剣」を一般公開しています。
写真撮影は可能📷でしたので、写真付きでレポートします。
富雄丸山古墳は、奈良市西部にある古墳で、当初は「直径86mの円墳」と報告されましたが、その後。その後「北東側に造り出しが付く」ことが確認され、今では直径110m前後に復元できる3段築成の国内最大の円墳であることが判明しましています。
では、見ていきましょう。
これが「蛇行剣🐍」だっ!
ドーン!
全長285cm。東アジア最大だそうです。
刀身部分だけでも、237cmあるんですよ。
↑レントゲン写真の方が、わかりやすいですね。
↑柄(つか)の部分。剣の"持ち手"です。柄は木製なので、大半が腐って無くなってるんです。塗られていた漆のみが残っているような状態です。なんせ、1600年前のものですからね~
↑同じくレントゲン写真。
↑刀身は、ウネウネ。
↑ウネってます🐍
↑ウネウネ🐍
↑そして先端。さらにその先に"石突(いしづき)"が備わっています!
(緑のものは、保持のためのシリコン樹脂)
↑この部分が、この「蛇行剣🐍」のスゴいところ!
↑そして"石突(いしづき)"。鞘(さや )の先端が、こうなってるんですよ。
↑同レントゲン写真。
↑鞘の先端(鞘尻/さやじり)に、こんなのが付いてんですよ。
"石突"は、剣を鞘ごと地面に立てた時に、鞘が傷まない様にするためのものなんですけど。変わったデザインですね~
1年間かけてクリーニングして、この状態なのは、鞘ごと埋まっていたからです。金属部分のみだと、もっとキレイだったんでしょうけど、"柄"や"鞘"にも価値がありますから、残しておきたいですよね~
「蛇行剣🐍」はこの後、薬品を浸透させる処理に入ります。
4/7(日)までの公開です。
お近くの方は、ぜひ。(^_^)/~~