東京芸大コレクションで「国宝 絵因果経」を見る | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

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2023年12月現在の国宝の総数1,137件。そのうち、美術工芸品906件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

9/29東博 本館東洋館の後、東京芸術大学美術館へ行ってきました(^_^)/
東京芸大のキャンパスに入って、すぐ右手にあるのが、東京芸術大学美術館です。
こちらで、毎年秋に開催される「芸大コレクション展」、この中で東京芸大が所有する、国宝 絵因果経が展示されます。
東博から歩いて5分程なので、昨年も見に行っています。
で、今年も行きました。
館内は、撮影禁止。
さっそくレポートします(^_^)/


・国宝 絵因果経 巻第四下

国宝の展示は、この1件のみです。
天平・奈良時代の作です。
国宝の絵因果経は全部で3件あって、他の2件は、上品蓮台寺のものと、醍醐寺のものです。私は3件とも見ています。
巻子形式で1.5mほど展示されています。
画面構成は上下に分けられていて、上に絵が書いてあり、下に漢文でストーリーが書かれています。"絵因果経"は、本来"過去現在絵因果経"という名前で、釈迦の出家前から悟りを得た後までのお話しを綴ったものです。なので、漢文が読めればその場面の意味するところがわかるので、楽しめるんですが……

東京芸大美術館では、解説のキャプションすら無いんですよねー(>_<)
いっつも無いんです。
だから、何が描いてあるのかさっぱりわかりません(`Δ´)/
もうちょっとなんとかして欲しいものです……

さて、9/29の展示は、どの場面だったかと云うと……
ここから↑
↑ここまで。
が展示されていました。
全体の1/5ほどではないでしょうか?
釈迦を含めた登場人物が、かわいらしく、奇跡譚を描いているので見ていて楽しいです。
絵の具の剥落も少なく、天平・奈良時代のものなのに状態がすごく良いです(^o^)

芸大コレクション展 2020」10/25までです。

この後は、永青文庫へ向かいます(^_^)/~~